パッチのテストと承認
Patch Manager Plusを使用すると、欠落パッチの特定から必要なコンピューターへのパッチの適用まで、パッチの適用プロセスを自動化できます。ネットワーク全体に展開する前に、少数のコンピューターで重要なパッチをテストしたい場合があると思います。Patch Manager Plusではパッチをテストするためのテストグループを作成できます。
パッチ承認プロセスは、Patch Manager Plusウェブコンソール -> パッチ管理 -> 設定 -> 承認設定から実行できます。選択できるモードは以下の通りです：:
自動的にすべてのパッチを承認
すべてのパッチは自動的に承認されます。つまり、承認済みパッチは自動パッチ配布を使用して展開されます。特定のパッチの配布を無視したい場合は、 手動でパッチを拒否する必要があります。
パッチのテストと承認
この機能を使用すると、承認前にパッチをテストするためのテストグループを作成できます。プラットフォームごとに別々にテストグループを作成する必要があります。テストが効率的になるように、OSすべてのメジャーバージョンを含むテストグループを作成することをお勧めします。パッチがテストグループに正常に配布されたら、手動で承認するだけでなく、承認プロセス自体を自動化できます。パッチ配布が失敗した場合、パッチは承認されません。パッチが承認されないと、それらのパッチは自動パッチ配布タスクを使って配布されません。配布を実行するには、それらを手動で配布するか承認できます。
テスト済みパッチを手動で承認
パッチをテストした後、テストしたパッチを手動で承認できます。テストグループをクリックして、正常にテストされ承認待ちのパッチの詳細を表示できます。これらのパッチは「未承認」とマークされます。配布を自動化する必要がある場合は、それらを手動で選択して承認する必要があります。承認されていない場合は、手動で配布する必要があります。
テスト済みパッチを自動的に承認
パッチがテストグループに正常に配布されたら、パッチが承認されるまでの日数を設定できます。これにより、その間にパッチを配布した後のパッチの安定性を確認できます。これらのパッチが承認されると、それらは自動パッチタスクで利用可能になり、ネットワーク全体に配布されます。この承認待ち時間はオプションです。
「自動承認」を「テストして承認」に変更
承認設定を「自動承認」から「テストして承認」に変更する場合は、パッチをテストするためのテストグループを作成する必要があります。テストプロセスは上記と同じです。パッチがテストされたら、手動または自動のどちらでパッチを承認するかを選択できます。
「テストして承認」を「自動承認」に変更
作成したすべてのテストグループが削除されます。すべてのパッチはデフォルトで承認されます。