安全でスムーズなActive Directoryの移行

製品概要資料ダウンロード Active Directory ID管理

企業の統合・再編に伴うActive Directory移行の課題とは?

企業の統合や組織編成が発生した際、業務負荷が高くなる部門は人事や法務だけではありません。システム部門にも多大な負荷が発生します。特に、ITインフラの中核をなすActive Directory(AD)を運用している場合は、「いかにスムーズにADの移行を行うか」という難題に直面します。

AD環境の構成情報やオブジェクトを適切かつスピーディーに移行できないと、従業員の業務を止めてしまうリスクさえあります。しかし、アクセス権の設定やグループ構造の複雑さを踏まえると、手作業での移行は限界があり、人為的ミスによる深刻なトラブルを招きかねません。

業務遅延やデータ損失のリスクを回避するためには、複雑なプロセスを自動化し、安全かつ確実にAD移行を実行できるツールの活用が望ましいでしょう。

ADManager Plus:Active Directory移行ツールとしての機能

Active Directory管理ツール「ADManager Plus」は、ユーザー管理の自動化やレポート生成に加え、安全かつ正確なAD移行を支援する機能を備えています。ADManager Plusを活用すれば、AD環境のドメインやフォレスト間で、ユーザーやグループ、連絡先、GPOの移行をスムーズかつ安全に実施できます。

Windows標準のAD移行ツールとして「ADMT」が提供されていますが、操作が難解でエラーの切り分けも簡単ではなく、専門知識が求められます。ADManager Plusは、ADMTの機能を最大限に活用しながら、複雑な操作を排除したGUIで迅速かつ容易なAD移行を支援します。オブジェクトの属性やグループの所属関係、さらに複雑なセキュリティ設定まで、元の状態を完全に維持したまま移行できます。大量のオブジェクトを移行する場合であっても、システムパフォーマンスやディレクトリの健全性に影響が及ぶ心配はありません。

AD移行機能は、以下のような情報を安全かつ確実に移行します。

  • オブジェクト名:名称の重複を避けながら、アカウント名やグループ名を移行
  • OU(組織単位):複雑なOUもそのまま再現
  • アクセス権:ユーザーやグループだけでなく、権限設定も合わせて移行
  • パスワード情報:移行後の環境でのパスワードの継続利用などを事前設定可能

ADManager PlusでAD移行を行うメリット

  • 権限と設定を維持した安全な移行により、移行後もユーザーの業務を止めない
  • 名称重複などをスムーズに処理し、効率的な移行を実現
  • 属性情報も漏らさず、データの完全性を維持
  • ADのパフォーマンスを落とさず、大量のオブジェクトを移行できる
  • 専門知識が不要なUIで、移行作業は誰でも担当可能
  • バックアップ機能も備えており、万全のリカバリー体制

ADManager Plusが対応している主なADオブジェクト

ユーザーの移行

ユーザー移行時に、所属グループやSID履歴、アクセス権をセットで継承。移行直後から、ユーザーは以前と変わらない権限で業務を継続できます。

ユーザーの移行

グループの移行

グループ内の所属ユーザーだけでなく、複雑なグループ同士の階層構造(メンバーシップ)も丸ごと移行。移行後の再構成の手間をゼロにします。

グループの移行

コンピューターの移行

各種プロパティを保持したままコンピューターオブジェクトも一括移行。PCを1台ずつ再設定する手間を完全に省略し、新ドメインへのスムーズな参加を短時間で実現します。

コンピューターの移行

連絡先の移行

メール宛先として利用される連絡先オブジェクトを、属性とともに新環境へ引き継ぎます。

連絡先の移行

GPOの移行

GPOもスムーズに移行可能。ACL(アクセス制御リスト)を保持したまま移行するか、移行テーブルを用いて新環境用に設定を書き換えるかを選択できます。

GPOの移行

ADManager PlusでAD移行を実施する際の推奨事項

AD移行は、システムの基盤に変更を加える重要なプロジェクトです。ADManager Plusを活用する場合、スムーズに移行を完遂するためには、以下のような推奨事項をお役立てください。

既存環境の見直し

移行は、現在の環境を見直す絶好の機会です。放置されているアカウントの削除や、バラつきのある属性情報の統一を事前に行うことで、エラーやリスクを未然に回避できます。

事前バックアップの実施

ADManager Plusには、バックアップ機能が備わっています。問題発生時にデータを復元できるよう、オブジェクトのバックアップを取りましょう。

フォレスト間の移行は、ADMTのインストールが必要

異なるフォレスト間での移行は、セキュリティ境界を越える高度な処理を必要とするため、Windows標準の「ADMT(Active Directory Migration Tool)」と連携する必要があります。