行と列を追加

ManageEngine Analytics Plusのテーブルのデータと列がExcel等のスプレッドシートで行うように簡単に操作できます。データ行および列を追加、修正、削除できます。この章では、これらの機能の使用方法について詳細に説明します。

メモ:これらのオプションは、管理者からレポートを共有されていて、かつ書込み権限があるユーザーにのみ有効になります。権限についての詳細は、「Sharing and Collaboration」を参照してください。

行をテーブルに追加

テーブルの作成後、行をテーブルに動的に簡単に追加できます。

  • ワークスペースのエクスプローラータブから、行を追加する先のテーブルを選択します。
  • ツールバーの[追加]をクリックして、[行を追加]オプションを選択するか、テーブルのいずれかのセルを右クリックして、[追加]>[行を追加]オプションを選択します。
  • カーソルがテーブルの下部行に自動的に移動します。
  • Excel等のスプレッドシートに行うように行に適切な値を入力します。セル間(左から右に)[タブ]キーまたは左右矢印キーを使って移動できます。
  • データ入力が完了したら、ツールバーの[保存]をクリックします。

上記の[行を追加]オプションを使う代わりに、テーブルの終端に移動して、行数セルに*で示された行に新しい行コンテンツの追加を開始することもできます。

ヒント:セルにデータを入力するには、値をそのまま入力するか、F2 キーを押す、または該当セルをダブルクリックして、編集モードにします。これは、スプレッドシートのデータ入力方法と同様です。

行の修正

  • 既存行のデータを修正するには、F2キーを押すか、編集モードにするセルをダブルクリックして、必要な値を入力します。
  • ツールバーの[保存]をクリックして、変更内容を保存します。

行の削除

ManageEngine Analytics Plusテーブルから、1つ以上の行の削除が可能です。このセクションでは、テーブルから1行または複数の連続行を削除する方法を説明します。

テーブルから行を削除するには:

  • 行ヘッダーをクリックして行を選択するか、削除する行からいずれかのセルを選択します。
  • ツールバーの[削除]>[行を削除]を選択するか、選択した行を右クリックして、[行を削除]オプションを選択します。行の選択後、[削除]キーを押して行を削除することもできます。

テーブルから複数の連続行を一度に削除することもできます。

複数行を削除するには:

  • Shiftキーを押さえて、必要な行を選択します。
  • ツールバーから[削除]>[行を削除]オプションを選択するか、ポップアップメニューを右クリックして[削除]>[行を削除]オプションを選択して、行を削除します。行の選択後、[削除]キーを押して行を削除することもできます。

1列のすべての行を削除する場合は、ツールバーの[削除]>[すべての行を削除]オプションを選択します。

メモ:行は一度削除されると、削除を元に戻すことはできませんので、注意してください。削除操作を実行する前に、データのバックアップをすることが大切です。

列の追加

テーブルに新しい列を追加するには:

  • ワークスペースのエクスプローラータブから、列を追加する先のテーブルを選択します。
  • ツールバーの[追加]オプションをクリックし、[列を追加]オプションを選択します。
  • [列を追加]ダイアログが開き、そこで新しい列の詳細を指定できます。
  • 列名を入力し、以下のようにデータタイプを選択します。ここでは、Analytics Plusがサポートするさまざまなデータタイプ(列タイプ)について詳細を確認できます。
  • 指定名がある新しい列がテーブルの右側に追加されます。
  • ツールバーの[保存]をクリックします。

ルックアップ列の追加

ManageEngine Analytics Plusのルックアップ列関係は、リレーショナルデータベースの外部キー関係に似ています。ルックアップ列は、値が同じワークスペースの別のテーブルにある列から参照される列のタイプで、すなわち、ワークスペースでのテーブルの相互参照に使用できます。

ManageEngine Analytics Plusでは、ルックアップ列フィールドに、入力する代わりに、値を選択するコンボボックスにリストとしてルックアップ列値が表示されます。例えば、新しい部門IDルックアップ列が従業員テーブルに追加された場合、値は部門テーブルの部門IDから検索されます。ルックアップ列フィールドを編集する場合、部門テーブルに既存のすべての部門IDが、以下のように、コンボボックスに選択肢リストとして表示され、従業員が所属する適切な部門を選択できます。

ワークスペースにテーブルが1つ以上ある場合、ルックアップ列の作成を開始できます。

ルックアップ列をテーブルに追加するには:

  • ルックアップ列を追加する先のテーブルを開きます。
  • ツールバーから、[追加]>[ルックアップ列]オプションを選択します。
  • 開いた[ルックアップ列を追加]ダイアログボックスで、[列名]テキストボックスにルックアップ列名を入力します。
  • [ルックアップする列]オプションにあるリストから、ルックアップする列を選択します。
  • 次に、親テーブルの行を削除するときに、Analytics Plusが実行する必要操作を、[ルックアップ(親)列の値の削除]オプションで選択します。可能なオプションは以下の通りです。
    • この(子)テーブルに操作がありません(推奨):子テーブルのデータは対応するデータが親テーブルで削除されていても、保持されます。このオプションは、このテーブルへのデータのアップロード(レコードを追加/修正/削除)のパフォーマンスが高くなるため、強く推奨します。
    • この(子)テーブルの対応する行を削除:行が親テーブルで削除されると、子テーブルのすべての対応する行は自動的に削除されます。親と子テーブルの間でデータの完全性を維持する場合はこのオプション選択します。すなわち、子テーブルの行は、親に対応するマッピング行がある場合のみ存在します。
    • 子テーブルの対応する値にNULLを設定:親テーブルの行を削除された場合、子テーブルの行は削除されません。代わりに、子テーブルの一致列の値がNULLに設定されます。
  • [OK]をクリックして、ルックアップ列を追加します。

ルックアップ列についての詳細は、リレーショナルデータモデリングテーブルの結合のトピックを参照してください。

列の削除

ManageEngine Analytics Plusテーブルから1つ以上の列を削除できます。このセクションでは、テーブルから1列または複数の連続列を削除する方法を説明します。

メモ:列は、レポート作成に使用した場合は削除できませんので、注意してください。列は一度削除されると、削除を元に戻すことはできませんので、注意してください。列の削除操作を実行する前に、データのバックアップをすることを推奨します。

複数列を削除するには:

  • 列ヘッダーをクリックして、削除する列を選択します。
  • ツールバーから、[削除] > [列を削除]オプションを選択します。[削除]キーを押すか、ポップアップメニューを右クリックして[削除]>[列を削除]オプションを選択して、選択した列を削除することもできます。

複数の連続列をテーブルから一度に削除することもできます。複数列を削除するには:

  • Shiftキーを押さえて、必要な連続する列を選択します。
  • ツールバーから[削除]>[列を削除]オプションを選択するか、ポップアップメニューを右クリックして[削除]>[列を削除]オプションを選択、または[削除]キーを押して、選択した列を削除します。

サポートされている列タイプ

テーブルのデータタイプまたは列タイプは、入力可能な値の特性およびそこで実行される演算を定義します。また、可能な形式設定オプションを決定して、各種レポートで列値の表示も行います。

以下は、Analytics Plusのサポートされているデータタイプまたは列タイプです。

テキスト
データタイプ 説明
プレーンテキスト 100文字以下の簡易テキスト行を入力します。
複数行テキスト 100文字以上の複数行のテキストを入力します。
メール メールアドレスを入力します。
URL ハイパーリンクまたはクリックできるWebクライアントURLを入力します。
例)https://www.manageengine.com/analytics-plus/
数値
データタイプ 説明
自動番号 自動生成された漸増の固有数値を入力します。初めの値1で、新しい値はそれぞれ1ずつ漸増します。これらの値で、テーブル行を一意に識別できます。
数値 整数値(正負両方の値)を入力します。
正数 正の整数値のみを入力します。
小数 小数(正負両方)を入力します。
通貨 異なる国の通貨単位で通貨値を入力します。
パーセンテージ パーセンテージ値を入力します。
ジオロケーション
データタイプ 説明
大陸 大陸名を入力します。
国名を入力します。
州/都道府県 州または都道府県名を入力します。
群名を入力します。
地区 地区名を入力します。
市町村 市町村名を入力します。
その他
データタイプ 説明
日付 日付と時刻の値を入力します。詳細は、「Constructing a custom date format」を参照してください。
時間長 時間長値を入力します。詳細は、「Constructing a custom duration format」を参照してください。
デシジョンボックス 二値を入力します。
例) はい/いいえ、真/偽、オン/オフ
ルックアップ列 別テーブルの列値を参照します。詳細については、「Adding a Lookup Column」を参照してください。