Oracle Databaseサーバー

概要

Applications ManagerはOracle Databaseサーバーファームのパフォーマンスメトリックに標準対応しており、ステータスや可用性を視覚的に提示できます。データベース管理者はWebクライアントから、Oracleのパフォーマンスメトリックを図表で確認可能です。

新規Oracle DB監視を作成するには

サポート対象のバージョン:9i、10g、10.1.3、11g、12c、18c、19c、21c

Oracle DBメトリック監視の要件当社製品要件の該当機能の解説をご確認ください。

REST APIで新規Oracle DB監視を追加するこちらをクリックしてください。

Oracle Databaseサーバー監視を作成するには、次の手順に従ってください。

  1. 新規の監視のリンクをクリックします。
  2. Oracle DBサーバーを選択ください。
  3. ホストのIPアドレス名前を入力してください。
  4. ネットワークのサブネット マスクを入力してください。
  5. Oracleを実行しているポート番号を入力してください。
  6. ポーリング間隔を入力してください(分)。
  7. Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーを選択します。
  8. 管理者のユーザー名と、そのパスワードを入力します。デフォルトのユーザー名は「システム」です。
  9. 有効なシステム識別子やホスト接続文字列を指定してください。
  10. コンボボックスから、監視グループに関連付けるOracle Databaseサーバーを選択します(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
  11. 監視の追加をクリックします。これによって、ネットワークからOracle Databaseサーバーを検出し、監視を始めます。

監視対象のパラメーター

監視タブをクリックすると、監視カテゴリ ビューに移動します。データベース サーバー テーブルからOracleサーバーをクリックしてください。Oracleサーバーの一括設定ビューが、3つのタブに分かれて表示されます。

  • 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
  • パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
  • リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。
メモ:新規Oracle Database監視を作成するには、管理者権限が必要です。ユーザーには最低でもCONNECTSELECT_CATALOG_ROLEを利用できるロールを割り当ててください。

監視名をクリックすると、全サーバーの詳細が、次のタブに表示されます。

メモ:サーバー詳細のうち、「*」マークのあるものは、Oracle Databaseバージョン10g以上でのサポートとなります。

概要

監視情報

パラメーター タイプ 説明
名前 文字列型 Oracleサーバー監視の名前です。
Oracleバージョン 文字列型 Oracle Databaseのバージョンを指します。
Oracle起動時刻 文字列型 Oracleサーバーが起動した時刻を指します。
可用性 文字列型 データベース サーバーのステータスを指します(利用可能、利用不能)。

本日の可用性

パラメーター タイプ 説明
現在のステータス 文字列型 可用性履歴をグラフで示します。

 

接続の統計

パラメーター タイプ 説明
応答時間 文字列型 データベースへの接続にかかる時間を指します。

 

セッション アクティビティ

パラメーター タイプ 説明
セッション ユーザー数 数値型 SQLステートメントの実行ユーザー数を、時系列グラフで示します。

 

空き容量最小の表領域

パラメーター タイプ 説明
名前 文字列型 表領域の名前です。
空きバイト(MB) 数値型 利用できる空きスペースを指します(バイト)。
空きバイト(%)[% of Free Bytes] 数値型 利用できる空きスペースの割合を指します(バイト計測、%表示)。

 

データベース詳細

パラメーター タイプ 説明
データベース作成時刻 文字列型 データベースの作成時刻です。
オープン モード 文字列型 インスタンスのオープン モードが、READ WRITEREAD ONLYか示します。
FRAステータス 文字列型 データベース インスタンスでフラッシュバックが有効かを示します。
ログ モード 文字列型

ログ モードは2つあります。

  • NOARCHIVELOG(ログ アーカイブなし):データベースをこのモードで実行すると、REDOログのアーカイブは無効になります。
  • ARCHIVELOG(ログ アーカイブあり):データベースをこのモードで実行すると、REDOログのアーカイブは有効になります。
DBのロール 文字列型

データベースの現在のロールを示します。

  • LOGICAL STANDBY(論理スタンバイ)
  • PHYSICAL STANDBY(物理スタンバイ)
  • PRIMARY(プライマリ)
制御ファイル タイプ 文字列型

制御ファイルのタイプは、次のものがあります。

  • STANDBY(スタンバイ):データベースはスタンバイ モードであることを示します。
  • CLONE(クローン):クローンのデータベースであることを示します。
  • BACKUP/CREATED(バックアップ/作成済み):データベースがバックアップを利用して復元中であることや、制御ファイルが作成済みであることを示します。
  • CURRENT(現行):データベースは一般利用できます
スイッチ オーバー ステータス 文字列型

スイッチ オーバーが許可されているかを示します。

  • NOT ALLOWED(不許可):DBがスタンバイであれば、プライマリからの切り替わりが発生していません。DBがプライマリであれば、スタンバイが存在しません。
  • SESSIONS ACTIVE(セッション アクティブ):プライマリDBかセカンダリDBにアクティブなSQLセッションがあるため、スイッチ オーバー操作の許可に先立ち、セッション切断が必要であることを示します。停止すべきプロセスを判定するには、V\$セッション ビューをクエリしてください。
  • SWITCHOVER PENDING(スイッチ オーバー保留中):スタンバイDBのステータスです。プライマリDBからスイッチ オーバー リクエストを受信していますが、処理が完了していません。
  • SWITCHOVER LATENT(スイッチ オーバー潜在):スイッチ オーバーは保留中で、完了しておらず、プライマリ データベースに戻されています。
  • TO PRIMARY(プライマリへ):スタンバイDBのステータスです。プライマリへのスイッチ オーバーが許可されています。
  • TO STANDBY(スタンバイへ):プライマリDBのステータスです。スタンバイDBへのスイッチ オーバーが許可されています。
  • RECOVERY NEEDED(要リカバリ):スタンバイDBのステータスです。スイッチ オーバー リクエストを受信していません。
  • PREPARING SWITCHOVER(スイッチ オーバー準備中):DBがプライマリであれば、論理スタンバイDBからREDOデータを受け取り、ロールを論理スタンバイに切り替える準備をしています。DBが論理スタンバイの場合は、REDOデータをプライマリや他のスタンバイDBに送信し、ロールをプライマリに切り替える準備をしています。後者の場合、ディクショナリはプライマリDBと他のスタンバイDBに送信済みです。
  • PREPARING DICTIONARY(ディクショナリ準備中):論理スタンバイDBのステータスです。REDOデータをプライマリDBと他のスタンバイDBに送信し、ロールをプライマリDBに切り替える準備をしています。
  • TO LOGICAL STANDBY(論理スタンバイへ):プライマリDBのステータスです。論理スタンバイDBからディクショナリを受信済みです。
保護モード 文字列型

データベースで有効となっている保護モードを示します。

  • MAXIMUM PROTECTION(最大保護):データベースが最大保護モードで稼働しています。
  • MAXIMUM AVAILABILITY(最大可用性):データベースが最大可用性モードで稼働しています。
  • RESYNCHRONIZATION(再同期):データベースが再同期モードで稼働しています。
  • MAXIMUM PERFORMANCE(最大パフォーマンス):データベースが最大パフォーマンス モードで稼働しています。
  • UNPROTECTED(保護なし):データベースに保護がありません。プライマリDBをマウントしたもの、オープンにする前などに、このステータスになります。
オープン時のリセットログ 文字列型

次回のデータベース オープンの際、RESETLOGSが許可や必須となっているかを表します。

  • NOT ALLOWED(不許可)
  • ALLOWED(許可)
  • REQUIRED(必須)
保護ステータス 文字列型

データを変更から保護します。

  • ALL(すべて):SYS以外のユーザーは、誰もデータベースのデータを変更できないことを表します。
  • STANDBY(スタンバイ):SYS以外のユーザーは、誰も論理スタンバイにあるデータベース オブジェクトを変更できないことを表します。
  • NONE(なし):データベースのデータすべてで通常レベルのセキュリティが実施されていることを表します。
ロギングの強制 文字列型 データベースがロギングの強制モードかを示します(YES、NO)。

 

データベース ステータス

パラメーター タイプ 説明
データベース サイズ 数値型 データベースのサイズを表します(MB)。
平均例外数 数値型 SQLステートメント実行時の、平均例外発生件数を指します。
読み込み 数値型 データベースからの、読み込み件数を指します。
書き込み 数値型 データベースへの、書き込み件数を指します。
ブロック サイズ 数値型 インスタンスでの、最小ストレージ領域の単位を表します(バイト)。
空きスペース 数値型 データベースの全表領域にある、空きエクステントの量を表します(MB)。
無効/利用禁止インデックス数 数値型 データベースにある無効/利用禁止なインデックスの数です。


ヒット率

パラメーター タイプ 説明
バッファー 数値型 データベースの作成時刻です。
データ ディクショナリ 数値型 行キャッシュにおけるデータ取得のデータミスに対するヒット率を示します。
ライブラリ 数値型 ライブラリ キャッシュには、SQLとPL/SQLの共有ブロックがすべて、パース ツリーとあわせて保存されます。多くのユーザーがデータの入力・交換を行うOLTP環境では、別クエリの解析・実行が、多々、重複します。このような重複がライブラリで発生することをキャッシュ ヒットと呼び、ヒットとミスの比率を示す割合を、ライブラリ ヒット率と呼びます。


SGA詳細(システム グローバル領域:System Global Area)

パラメーター タイプ 説明
バッファー キャッシュ サイズ 数値型 バッファー キューの総サイズを指します(バイト)。
共有プール サイズ 数値型 共有プールのサイズです(バイト)。
共有プール利用済みサイズ 数値型 共有プールで利用されているスペースの量を指します(%)。
REDOログ バッファー サイズ 数値型 REDOログ向けのバッファーのサイズを示します(MB)。
ライブラリ キャッシュ サイズ 数値型 ライブラリ キャッシュのサイズです(バイト)。
データ ディクショナリ キャッシュ サイズ 数値型 生キャッシュのデータ ディクショナリを、キャッシュしているサイズを表します(バイト)。
SQLエリア サイズ 数値型 SQL/PLステートメントで使う、SQLエリアのサイズです(バイト)。
固定エリア サイズ 数値型 インスタンスで固定のSGAのサイズを指します。


Oracle DBリンク

パラメーター タイプ 説明
DBリンク名 文字列型 データベース リンクの名前です。
オーナー 文字列型 データベース リンクのオーナーを指します。
ユーザー 文字列型 ログイン時のユーザーの名前です。
Oracle Net接続文字列 文字列型 ホスト名を表します。
作成時刻 文字列型 データベース リンクの作成時刻です。


無効なオブジェクト

パラメーター タイプ 説明
オーナー 文字列型 無効なDBAオブジェクトのオーナーです。
オブジェクト名 文字列型 無効なオブジェクトの名前です。
ステータス 文字列型 無効なオブジェクトのステータスを指します。


無効/利用禁止インデックス

パラメーター タイプ 説明
インデックス名 文字列型 インデックスの名前です。
表領域名(テーブル スペース) 文字列型 インデックスを含む表領域の名前です。
オーナー 文字列型 インデックスのオーナーです。
テーブル名 文字列型 インデックス化されたオブジェクトの名前を示します。
インデックス ステータス 文字列型 非パーティション化インデックスが、VALID(有効)かUNUSABLE(利用禁止)かを示します。Applications Managerは、利用禁止インデックスをすべて表示します。

表領域

表領域詳細

パラメーター タイプ 説明
名前 文字列型 表領域の名前を指します。
割り当てバイト 数値型 表領域のサイズを指します。(バイト)。
割り当てブロック 数値型 表領域内の割り当てブロック数を指します。
データ ファイル 数値型 表領域にあるデータ ファイルの数を指します。


表領域ステータス

パラメーター タイプ 説明
名前 文字列型 表領域の名前を指します。
ステータス 文字列型 表領域ステータスを、ONLINE、OFFLINE、INVALIDで表します。
空きバイト 数値型 利用できる空きスペースを指します(バイト)。
空きブロック 数値型 表領域にある空きブロックの数を指します。
読み込み 数値型 表領域からの読み込み件数を指します。
書き込み 数値型 表領域への書き込み件数を指します。
読み込み時間 数値型 表領域からの1回の読み込みにかかる時間を指します。
書き込み時間 数値型 表領域への1回の書き込みにかかる時間を指します。


データ ファイルのパフォーマンス

パラメーター タイプ 説明
データ ファイル名 文字列型 データ ファイルの名前と場所です。
表領域名 文字列型 表領域の名前です。
ステータス 文字列型 データ ファイルがシステム表領域の一部であれば、ステータスはSYSTEMになります(リストア不要の場合)。SYSTEMではない表領域にあるデータ ファイルがオンラインの場合、ステータスはONLINEです。他方、SYSTEMではない表領域にデータ ファイルがあり、オフライン状態であれば、ステータスはOFFLINEかRECOVERのいずれかになります。
作成済みバイト 数値型 データ ファイルのサイズです(バイト)。
読み込み 数値型 データ ファイルからの読み込み件数を指します。
書き込み 数値型 データ ファイルへの書き込み件数を指します。
平均読み込み時間 数値型 平均読み込み時間を指します。
平均書き込み時間 数値型 平均書き込み時間を指します。


最大エクステントに近づいているオブジェクト

パラメーター タイプ 説明
オーナー 文字列型 表領域のオーナー名です。
表領域名 文字列型
セグメント名 文字列型 最大エクステントに近づいているセグメントの名前です。
セグメント タイプ 文字列型 最大エクステントに近づいているセグメントのタイプを表します。
エクステント 数値型 セグメントに割り当てられたエクステントの数を指します。
最大エクステント 数値型 セグメントに収容できる、最多許容エクステント数を指します。
次のエクステント(MB) 数値型 次のエクステントサイズを指します(MB)。
メモ:データ収集は、1日1回のスケジュール実行が設定されています。スケジュール変更は「データ収集の最適化」で可能です。

セッション

セッション詳細

パラメーター タイプ 説明
ID 文字列型 接続セッションのセッション識別子です。
ステータス 文字列型 現在のステータスをONLINE、OFFLINE、INVALIDで表します。
マシン 文字列型 OSユーザーの名前です。
ユーザー名 文字列型 Oracleプロセス ユーザーの名前です。
経過時間 数値型 ユーザーがOracle Serverにログインしてからの経過時間です(秒)。
利用済みCPU 数値型

セッションでのCPU利用時間を指します(センチ秒。100分の1秒単位)。

メモリ ソート

数値型

メモリ ソートの実行件数です。

テーブル スキャン

数値型

テーブル スキャンの実行件数です。

物理読み込み

数値型

セッション物理読み込みを指します。

論理読み込み

数値型

一貫性を確保したブロック読み込み(consistent gets)とカレント モードのブロック読み込み(db block gets)の合計を指します。

コミット

数値型

コミットの発生レートを指します。

カーソル

数値型

利用中のカーソルの数を指します。

バッファー キャッシュ ヒット率

数値型

セッション論理読み込みをバッファーから行った割合を指します。{(1−物理読み込み率)÷セッション論理読み込み率}×100で計算します。

 

セッション待機

パラメーター タイプ 説明

ID

文字列型

接続セッションのセッション識別子です。

ユーザー名

文字列型

Oracleプロセス ユーザーの名前です。

イベント

数値型

セッションが待機しているリソースやイベントを表します。

ステータス

数値型

待機ステータス
0(待機中[WAITING]):セッションは現在待機中です。
-2(待機時間不明[WAITED UNKNOWN TIME]):最新の待機の時間がわかりません。
-1(短期間待機[WAITED SHORT TIME]):最新の待機の時間が、1センチ秒未満です。
0超過(待機時間確定[WAITED KNOWN TIME]):WAIT_TIMEが最新の待機の時間と等しくなります。

待機時間(WAIT_TIME)

数値型

0以外の値は、セッションの最新待機時間を表します(Applications Managerでミリ秒へ換算)。0の場合は、セッションが待機中であることを示します。

待機時間(秒)[SECONDS_IN_WAIT]

数値型

セッションが待機中の場合(WAIT_TIME = 0)は、[SECONDS_IN_WAIT]は現在の待機条件で経過した時間を表します。セッションが待機中でない場合(WAIT_TIME > 0)は、[SECONDS_IN_WAIT]は直前の待機の開始時刻からの経過時間を指す一方、SECONDS_IN_WAIT-(WAIT_TIME÷1,000)で直前の待機の終了時刻から何秒経過したかがわかります。


ユーザー

パラメーター タイプ 説明
ユーザー名 文字列型 ユーザーへ割り当てられた名前を指します。
期日 文字列型 ユーザー アカウントが期限切れになる日を指します。
残り日数 数値型 アカウント期限切れまでの日数です。
アカウント ステータス 文字列型 ユーザー アカウントの現在のステータスです。
ユーザー プロファイル 文字列型 ユーザーのプロファイル名です。

ブロックのロールバックと破損

 

ロールバック セグメント

パラメーター タイプ 説明
セグメント名 文字列型 ロールバック セグメントの名前です。
表領域名 文字列型 ロールバック セグメントのある表領域の名前です。
ステータス 文字列型 セグメントがオンラインであればONLINE、セグメントがオフラインになろうとしているものの、ロールバック セグメントを利用しているアクティブな分散トランザクションが存在する場合は、PENDING OFFLINE(オフライン保留)になります。トランザクションが完了すると、セグメントはOFFLINEになります。
現在のサイズ 数値型 ロールバック セグメントの現在のサイズを表します(バイト)。
初期エクステント 数値型 初期エクステントサイズを表します(バイト)。
次のエクステント 数値型 セカンダリ エクステントのサイズです(バイト)。
最小エクステント 数値型 最少エクステント数を指します。
最大エクステント 数値型 最多エクステント数を指します。
ヒット率 数値型 取得待期に対する比率を指します。99%以上としてください。
HWMサイズ 数値型 ロールバック セグメント サイズのハイ ウォータ ー マーク(最高水位票)を指します。
縮小 数値型 ロールバック セグメントが縮小し、そのつど1つ以上の追加エクステントを抹消した回数を表します。
ラップ 数値型 ロールバック セグメントがあるエクステントから別エクステントへと、ラップした回数を表します。
拡張 数値型 ロールバック セグメントが拡張し、新規エクステントを取得した回数を表します。

 

破損ブロック

パラメーター タイプ 説明
ファイル番号 数値型 データ ファイル番号を指します。
データ ファイル名 文字列型 データベース ファイルの名前です。
ブロック番号 数値型 破損レンジの最初のブロックを指します。
破損ブロック数 数値型 破損範囲にある連続ブロックの数を指します。
ブロック破損のタイプ 文字列型 ブロック破損のタイプには次のものがあります。
  • ALL ZERO(すべてゼロ):ディスク上のブロック ヘッダーに0しかありません。1度も書き込みがない場合や、Oracle 7のファイルであれば、有効ブロックの可能性もあります。空白ブロックでは、バッファーをOracle 8標準にフォーマット変更します。
  • FRACTURED(亀裂):ブロック ヘッダーは妥当でも、前後のブロックが別バージョンです。
  • CHECKSUM(チェック サム):追加チェック値で、ブロックが自己一貫でないことを示します。チェック失敗時の原因特定はできませんが、ブロック中央部のセクターがバージョン違いの可能性があります。
  • CORRUPT(破損):ブロックの特定を間違っているか、データ ブロックでない状態です。たとえば、データ ブロック アドレスが欠如していることがあります。
  • LOGICAL(論理):論理破損ブロックの範囲を示します。論理破損時変更番号(CORRUPTION_CHANGE#)は0以外の値となります(0の場合はメディアの物理破損の可能性があります)。
メモ:データ収集は12時間に1度行うようスケジュールされています変更は「データ収集の最適化」で可能です。

 

高速リカバリ領域(FRA:Flash Recovery Area)

パラメーター タイプ 説明
FRA名 文字列型 高速リカバリ領域の現在の位置を示します。
FRAスペース上限 数値型 データベースが高速リカバリ領域に使える、最大ディスク容量を表します(MB)。
FRAスペース利用済み 数値型 現在とすべての以前の高速リカバリ領域で作成された、高速リカバリ領域の総ディスク容量を表します(MB)。
利用率(%) 数値型 現在とすべての以前の高速リカバリ領域で作成された、高速リカバリ領域による、ディスク利用率を示します(%)。
FRAスペース再利用可能上限 数値型 再利用可能な高速リカバリ領域の量を示します(MB)。
FRA再利用可能率(%) 数値型 再利用可能な高速リカバリ領域の比率を示します(%)。
FRA実利用率(%) 数値型 高速リカバリ領域の利用率です(%)。再利用可能な領域も含めて計算します。

SGA

SGAパフォーマンス: バッファー ヒット率、データ ディクショナリ ヒット率、ライブラリ ヒット率を時系列で示します(%)。

パラメーター タイプ 説明
バッファー ヒット率 数値型 バッファー キャッシュのスキャンで空きバッファーが見つからない場合、データベース ブロック ライターはLRU方式(最低利用頻度:Least Recently Used)で、削除するブロックを決めます。ユーザー プロセスが必要とするブロックがあらかじめバッファー キャッシュに存在するとキャッシュ ヒットとなります。ヒット数が高いほど、ディスクI/Oを減らせて有効です。
データ ディクショナリ ヒット率 数値型 行キャッシュやディクショナリ キャッシュは、データ ディクショナリから情報の行を保存しておき、アクセスの高速化を実現します。行キャッシュはデータ ディクショナリにあるオブジェクトから、データの実際の行を取得しておきます。データを行キャッシュで保持していれば、データーベース ユーザーは、データをディスクからメモリに読み込む場合よりも早く、情報を入手できる可能性があります。行キャッシュでのデータ取得とデータミスの比率を、データ ディクショナリ ヒット率と呼びます。
ライブラリ ヒット率 数値型 ライブラリ キャッシュには、SQLとPL/SQLの共有ブロックがすべて、パース ツリーとあわせて保存されます。多くのユーザーがデータの入力・交換を行うOLTP環境では、別クエリの解析・実行が、多々、重複します。このような重複がライブラリで発生することをキャッシュ ヒットと呼び、ヒットとミスの比率を示す割合を、ライブラリ ヒット率と呼びます。


SGA詳細

パラメーター タイプ 説明
バッファー キャッシュ サイズ 数値型 バッファー キューの総サイズを指します(バイト)。
共有プール サイズ 数値型 共有プールのサイズです(バイト)。
共有プール利用済みサイズ 数値型 共有プールで利用されているスペースの量を指します(%)。
REDOログ バッファー サイズ 数値型 REDOログ向けのバッファーのサイズを示します。(バイト)。
ライブラリ キャッシュ サイズ 数値型 ライブラリ キャッシュのサイズです(バイト)。
データ ディクショナリ キャッシュ サイズ 数値型 生キャッシュのデータ ディクショナリを、キャッシュしているサイズを表します(バイト)。
SQLエリア サイズ 数値型 SQL/PLステートメントで使う、SQLエリアのサイズです(バイト)。
固定エリア サイズ 数値型 インスタンスで固定のSGAのサイズを指します(システム グローバル領域:System Global Area)。


SGステータス

パラメーター タイプ 説明
バッファー ヒット率 数値型 バッファー キャッシュのスキャンで空きバッファーが見つからない場合、データベース ブロック ライターはLRU方式(最低利用頻度:Least Recently Used)で、削除するブロックを決めます。ユーザー プロセスが必要とするブロックがあらかじめバッファー キャッシュに存在するとキャッシュ ヒットとなります。ヒット数が高いほど、ディスクI/Oを減らせて有効です。
データ ディクショナリ ヒット率 数値型 行キャッシュやディクショナリ キャッシュは、データ ディクショナリから情報の行を保存しておき、アクセスの高速化を実現します。行キャッシュはデータ ディクショナリにあるオブジェクトから、データの実際の行を取得しておきます。データを行キャッシュで保持していれば、データーベース ユーザーは、データをディスクからメモリに読み込む場合よりも早く、情報を入手できる可能性があります。行キャッシュでのデータ取得とデータミスの比率を、データ ディクショナリ ヒット率と呼びます。
ライブラリ ヒット率 数値型 ライブラリ キャッシュには、SQLとPL/SQLの共有ブロックがすべて、パース ツリーとあわせて保存されます。多くのユーザーがデータの入力・交換を行うOLTP環境では、別クエリの解析・実行が、多々、重複します。このような重複がライブラリで発生することをキャッシュ ヒットと呼び、ヒットとミスの比率を示す割合を、ライブラリ ヒット率と呼びます。
空きメモリ 数値型 空きメモリのサイズを指します(バイト)。

クエリ

クエリ属性は、デフォルトでは監視しません。クエリ メトリックのデータ収集は、有効・無効の切り替えが可能です。有効にすると、メトリックのポーリング間隔のカスタマイズも可能となります。クエリ メトリックを監視するには、次のとおり作業してください。

  • 管理タブへ移動します。
  • ディスカバリとデータ収集パフォーマンス ポーリングをクリックしてください。
  • パフォーマンス データ収集で、データ収集の最適化タブをクリックします。
  • 監視タイプからドロップダウンでOracleを選びます。
  • トップ10クエリ:バッファー取得順」をメトリック名のドロップダウンで選択します。
  • 監視方法は次から選択できます。
    • 監視タイプごと:新しく追加した監視では、こちらがデフォルトのポーリング ステータスになっています。専用カスタマイゼーションをしない限り、デフォルトのままです。ポーリング設定は3つの選択肢があります。データ収集を行わない、ポーリングごとにデータを収集する、カスタム間隔でデータを収集するです。「監視タイプ」を指定してポーリング ステータスを変更すると、そのタイプの「監視」すべてで設定が変わります。
    • 監視ごと:監視を指定してポーリング ステータスを変える場合、このオプションを利用します。

 

バッファー取得

パラメーター タイプ 説明
バッファー取得 数値型 子カーソルでのバッファー取得の数を表します。
実行 数値型 オブジェクトがライブラリ キャッシュに来て以降の実行件数を指します。
実行ごとバッファー取得 数値型 現在のポーリング間隔での、バッファー取得の実行に対する割合を示します。
クエリ 文字列型 現在のカーソルでのSQLテキストを、最初から1,000文字示します。

 

ディスク読み込み

パラメーター タイプ 説明
ディスク読み込み 数値型 子カーソルでのディスク読み込みの数を表します。
実行 数値型 オブジェクトがライブラリ キャッシュに来て以降の実行件数を表します。
実行ごとディスク読み込み 数値型 現在のポーリング間隔での、ディスク読み込みの実行に対する割合を示します。
クエリ 文字列型 現在のカーソルでのSQLテキストを、最初から1,000文字示します。

ロック統計

ロック統計は、デフォルトでは監視しません。ロック統計のデータ収集は、有効・無効の切り替えが可能です。有効にすると、メトリックのポーリング間隔のカスタマイズも可能となります。ロック統計を監視するには、次のとおり作業してください。

  • 管理タブへ移動します。
  • ディスカバリとデータ収集パフォーマンス ポーリングをクリックしてください。
  • パフォーマンス データ収集の下で、データ収集の最適化タブをクリックします。
  • 監視タイプからドロップダウンでOracleを選びます。
  • ロックと待機の統計メトリック名のドロップダウンで選択します。
  • ロックと待機の統計をどのように設定するか、次から選びます。
    • 監視タイプごと:新しく追加した監視では、こちらがデフォルトのポーリング ステータスになっています。専用カスタマイゼーションをしない限り、デフォルトのままです。ポーリング設定は3つの選択肢があります。データ収集を行わない、ポーリングごとにデータを収集する、カスタム間隔でデータを収集するです。「監視タイプ」を指定してポーリング ステータスを変更すると、そのタイプの「監視」すべてで設定が変わります。
    • 監視ごと:監視を指定してポーリング ステータスを変える場合、このオプションを利用します。

   

ロック保持セッション

パラメーター タイプ 説明
ID 数値型 セッション保持ロックのセッション識別子です。
シリアル 数値型 セッション シリアル番号です。セッション オブジェクトを一意に特定するのに使います。セッションが終わり、同じセッションIDで別セッションが始まっても、セッション レベル コマンドが正しいセッション オブジェクトに適用されるよう利用されます。
マシン 文字列型 OSマシン名を指します。
プログラム 文字列型 OSプログラム名です。
ロック待機 文字列型 ロック待機の対象アドレスです。なければNULLになります。

 

セッション ロック待機セッション

パラメーター タイプ 説明
待機セッションID 数値型 ロックを待機しているセッションのIDです。
保持セッションID 数値型 ロックを保持しているセッションのIDです。
ロック タイプ 文字列型 ロック タイプ
保持モード 文字列型 ロック保持のモードを指します。
要求モード 文字列型 ロック要求のモードを指します。
ロックID1、ロックID2 文字列型 ロックIDのパート1と2を指します。

 

ロック統計

パラメーター タイプ 説明
オブジェクト名 文字列型 ロックされたオブジェクトの名前です。
セッションID 数値型 ロックされたオブジェクトのセッションIDを指します。
シリアル  数値型 セッション シリアル番号です。セッション オブジェクトを一意に特定するのに使います。
ロック モード 数値型 セッションがロックを保持する際のロックのモードを指します。
OSプロセスID 数値型 OSプロセス識別子
ブロック済みセッション時間 数値型 現在のステータスがアクティブか非アクティブかにより、そのステータスになって以来の経過時間を示します(分)。
ログオン時刻 文字列型 ログイン時刻

ジョブとバックアップ

パラメーター タイプ 説明
スケジュール ジョブ詳細
ジョブ名 文字列型 ジョブの名前です。
現在のステータス 文字列型 ジョブの現在のステータスを指します(DISABLED、RETRY SCHEDULED、SCHEDULED、RUNNING、COMPLETED、BROKEN、FAILED、REMOTE、SUCCEEDED、CHAIN_STALLED)。
最新実行ステータス 文字列型 ジョブ実行のステータスを指します。
最新実行日 文字列型 最新ジョブの実行開始日を示します。
最新実行期間(秒) 数値型 最新実行時にジョブ完了にかかった時間を指します(秒)
次回実行日 文字列型 次のジョブのスケジュール実行の日を指します。
スケジュール ジョブ統計
ジョブ名 文字列型 ジョブの名前です。
実行回数 数値型 これまでのジョブ実行の数を指します。
失敗件数 数値型 これまでのジョブ実行失敗の数を指します。
リトライ件数 数値型 これまでジョブ リトライがあれば、その回数を示します。
経過時間(秒) 数値型 ジョブ開始以来の経過時間を指します(秒)
実行中のバックアップ ジョブ数
DB FULL 数値型 タイプがデータベース フルの実行中ジョブの数を表します。
RECVR AREA 数値型 タイプがリカバリ領域の実行中ジョブの数を表します。
DB INCR 数値型 タイプがデータベース増分の実行中ジョブの数を表します。
DATAFILE FULL 数値型 タイプがデータ ファイル フルの実行中ジョブの数を表します。
DATAFILE INCR 数値型 タイプがデータ ファイル差分の実行中ジョブの数を表します。
ARCHIVELOG 数値型 タイプがアーカイブ ログの実行中ジョブの数を表します。
CONTROLFILE 数値型 タイプが制御ファイルの実行中ジョブの数を表します。
SPFILE 数値型 タイプがサーバー パラメーター ファイルの実行中ジョブの数を表します。
バックアップ ジョブ詳細
セッション キー 数値型 セッション識別子です。
バックアップ タイプ 文字列型 セッションにあるバックアップ済み入力ファイルのタイプを示します。次のものがあります。
  • DB FULL(データベース フル)
  • RECVR AREA(リカバリ領域)
  • DB INCR(データベース増分)
  • DATAFILE FULL(データ ファイル フル)
  • DATAFILE INCR(データ ファイル増分)
  • ARCHIVELOG(アーカイブ ログ)
  • CONTROLFILE(制御ファイル)
  • SPFILE(サーバー パラメーター ファイル)
最新バックアップ時間 文字列型 最新バックアップ起動時刻
バックアップ ステータス 文字列型 FAILED値が立っているバックアップのステータスを示します。
所要時間 数値型 最新バックアップの所要時間を指します(秒)
バックアップ サイズ(MB) 数値型 バックアップ サイズ(MB)。
最近のバックアップ ジョブ履歴
バックアップ タイプ 文字列型 セッションでの入力ファイル バックアップのタイプを指します。
セッション キー 数値型 セッション識別子
最新バックアップ時間 文字列型 最新バックアップ起動時刻
バックアップ ステータス 文字列型 FAILED値が立っているバックアップのステータスを示します。
所要時間 数値型 最新バックアップの所要時間を指します(秒)
バックアップ サイズ(MB) 数値型 バックアップ サイズ(MB)。

バックアップ ジョブ詳細テーブル右上の最新バックアップをクリックすると、最近のバックアップ ジョブ詳細がタイプごとに表示されます。

メモ
  • データ収集は12時間に1度行うようスケジュールされています変更は「データ収集の最適化」で可能です。
  • 制限事項:古いバックアップ ジョブのステータスに設定したしきい値は、PPMでの更新時、維持されません。

PGA

トップ10 PGA利用プロセス プロセスによるPGA利用を図表で示します。トップ10 PGA統計:プロセスごと

パラメーター タイプ 説明
プロセスID 数値型 Oracleプロセスの識別子です。
プログラム名 文字列型 進行中のプログラムを表します。
利用済みPGA(MB) 数値型 消費済みPGAメモリ量を表します(MB)。
割り当て済みPGA(MB) 数値型 インスタンス起動以降、1度に割り当てられた最大PGAメモリを指します。
最大利用済みPGA(MB) 数値型 プロセスが現在利用しているPGAメモリを指します。
解放可能PGA(MB) 数値型 割り当て済みPGAメモリのうち、解放可能な量を指します。

PGA統計

パラメーター タイプ 説明
利用済み総PGA(MB) 数値型 PGAメモリの現在の消費量を示します(プログラム グローバル領域:Program Global Area)。
割り当て済み総PGA(MB) 数値型 インスタンスが割り当てた現在のPGAメモリの量を示します。
最大割り当てPGA(MB) 数値型 消費済み最大PGAメモリ量を表します。
解放可能総PGA(MB) 数値型 全プロセスにあるPGAメモリで、OSに返却できる量を表します(バイト)。
OSに解放したPGA(MB) 数値型 OSに返却できるPGAメモリの量を指します(バイト)。
キャッシュ ヒット率(%) 数値型 インスタンス起動以来のPGAメモリ コンポーネントの累積比率を指します(%)。
プロセスが利用中のリソース(%) 数値型 プロセスによるリソース利用比率を示します(%)。

プロセスでのリソース制限

パラメーター タイプ 説明
プロセスが利用中のリソース 数値型 ロックやプロセスなど、利用中のリソースを指します。
空きリソース 数値型 未使用リソースを示します。

プロセス

セッション詳細

パラメーター タイプ 説明
プロセスID 数値型 Oracleプロセス識別子
利用済みPGA(MB) 数値型 PGAメモリの現在の消費量を示します。

  トップ10 PGA統計:プロセスごと

パラメーター タイプ 説明
プロセスID 数値型 Oracleプロセス識別子
プログラム名 文字列型 進行中のプログラムを指します。
利用済みPGA(MB) 数値型 PGAメモリの現在の消費量を示します。
割り当てPGA(MB) 数値型 インスタンスが割り当てた現在のPGAメモリの量を示します。
最大利用済みPGA(MB) 数値型 消費済み最大PGAメモリ量を表します。
解放可能PGA(MB) 数値型 全プロセスにあるPGAメモリで、OSに返却できる量を表します(バイト)。

ASM

Applications Managerには、データ収集の有効・無効を切り替え可能なメトリックがあります。有効にすると、メトリックのポーリング間隔もカスタマイズ可能です。ASM(自動ストレージ管理:Automatic Storage Management)のデータ収集はデフォルトでは無効となっており、有効にする場合は、次の手順に従ってください。

 

ASMのメトリックを有効にする

  • 管理タブへ移動します。
  • ディスカバリとデータ収集パフォーマンス ポーリングをクリックしてください。
  • パフォーマンス データ収集の下で、データ収集の最適化タブをクリックします。
  • 監視タイプのドロップダウンで、Oracleを選択します。
  • メトリック名のドロップダウンでASM詳細を選択します。
  • メトリックの設定法を選択してください。
    • 監視タイプごと:新しく追加した監視では、こちらがデフォルトのポーリング ステータスになっています。専用カスタマイゼーションをしない限り、デフォルトのままです。ポーリング設定は3つの選択肢があります。データ収集を行わない、ポーリングごとにデータを収集する、カスタム間隔でデータを収集するです。「監視タイプ」を指定してポーリング ステータスを変更すると、そのタイプの「監視」すべてで設定が変わります。
    • 監視ごと:監視を指定してポーリング ステータスを変える場合、このオプションを利用します。
  • 保存をクリックしてください。

ディスク グループ詳細

パラメーター タイプ 説明
ディスク グループ番号 数値型 クラスター全体でディスク ブルー婦に割り当てた番号です。
名前 文字列型 ディスク グループの名前です。
ステータス 文字列型 インスタンスのディスク グループのステータスを指します。CONNCTED、BROKEN(ASM接続喪失)、UNKNOWN(マウントの試みなし)、DISMOUNTED(マウント解除済み)、MOUNTEDがあります。
タイプ 文字列型 ディスク グループの冗長構成のタイプを示します、EXTERN、NORMAL、HIGHがあります。
総メモリ(GB) 数値型 ディスク グループの総容量を指します(MB)。
空きメモリ(GB) 数値型 ディスク グループの未使用容量を指します(MB)。

RPO(復元ポイント目標:Recovery Point Objective)

RPO統計はデフォルトでは監視していません。RPO統計のデータ収集は、有効・無効の切り替えが可能です。有効の場合、メトリックのポーリング間隔もカスタマイズ可能です。RPO統計を監視するには、次のとおり作業してください。

  • 管理タブへ移動します。
  • ディスカバリとデータ収集パフォーマンス ポーリングをクリックしてください。
  • パフォーマンス データ収集の下で、データ収集の最適化タブをクリックします。
  • 監視タイプからドロップダウンでOracleを選びます。
  • メトリック名のドロップダウンから、プライマリ サーバーのログ適用ギャップ詳細スタンバイ サーバーのログ適用ラグ詳細を選択します。
  • ログ適用ギャップ詳細の設定方法を選択してください。
    • 監視タイプごと:新しく追加した監視では、こちらがデフォルトのポーリング ステータスになっています。専用カスタマイゼーションをしない限り、デフォルトのままです。ポーリング設定は3つの選択肢があります。データ収集を行わない、ポーリングごとにデータを収集する、カスタム間隔でデータを収集するです。「監視タイプ」を指定してポーリング ステータスを変更すると、そのタイプの「監視」すべてで設定が変わります。
    • 監視ごと:監視を指定してポーリング ステータスを変える場合、このオプションを利用します。

  ログ適用ギャップ詳細(プライマリからのみ)

パラメーター タイプ 説明
プライマリ サーバーで作成された最新ログ シーケンス 数値型 プライマリ データベースへ適用された、最新ログ シーケンスを表示します。
セカンダリ サーバーへ同期した最新ログ シーケンス 数値型 セカンダリ データベースへ適用された、最新ログ シーケンスを表示します。
ログ適用ギャップ 数値型 プライマリとセカンダリのインスタンスに適用された、ログ シーケンスの差を示します。

    ログ適用ラグ詳細(スタンバイからのみ)

パラメーター タイプ 説明
トランスポート ラグ 数値型 トランスポート ラグ(別訳:転送ラグ)は、スタンバイ データベースへのREDO転送が、プライマリ データベースでのREDO作成から、どの程度遅れているかを表します。
ログ適用ラグ 数値型 ログ適用ラグは、スタンバイ データベースへのREDOデータが、プライマリ データベースにどの程度遅れているかを表します。
適用終了までの時間 数値型 適用終了までの時間(APPLY FINISH TIME)は、ログ適用サービスがスタンバイ データ サービスで、利用できるREDOデータの適用を完了するまでかかる推定時間を表します(分)。

ログ アーカイブ先情報は、デフォルトでは監視しません。ログ アーカイブ先メトリックのデータ収集は、有効・無効の切り替えが可能です。有効にすると、メトリックのポーリング間隔のカスタマイズも可能となります。メトリックを監視するには、次のように操作してください。

  • 管理タブへ移動します。
  • ディスカバリとデータ収集パフォーマンス ポーリングをクリックしてください。
  • パフォーマンス データ収集の下で、データ収集の最適化タブをクリックします。
  • 監視タイプからドロップダウンでOracleを選びます。
  • ログ アーカイブ先の監視メトリック名のドロップダウンで選択します。
  • 監視方法は次から選択できます。
    • 監視タイプごと:新しく追加した監視では、こちらがデフォルトのポーリング ステータスになっています。専用カスタマイゼーションをしない限り、デフォルトのままです。ポーリング設定は3つの選択肢があります。データ収集を行わない、ポーリングごとにデータを収集する、カスタム間隔でデータを収集するです。「監視タイプ」を指定してポーリング ステータスを変更すると、そのタイプの「監視」すべてで設定が変わります。
    • 監視ごと:監視を指定してポーリング ステータスを変える場合、このオプションを利用します。

 

ログ アーカイブ先詳細(プライマリからのみ)

パラメーター タイプ 説明
宛先ID 数値型 ログ アーカイブ先を特定するパラメーターです。
名前 文字列型 ログ アーカイブのファイル名を指します。
ステータス 文字列型 ログ アーカイブのステータスを指します。
タイプ 文字列型 アーカイブ宛先データベースのタイプです。
  • LOCAL:プライマリDBローカル
  • PHYSICAL:物理スタンバイ
  • CROSS-INSTANCE:プライマリのインスタンス
  • LOGICAL:論理スタンバイ
宛先 文字列型 アーカイブ ログ作成元から見た、もともとの宛先を指します。
保護モード 文字列型 データベースの保護モードを示します。
  • MAXIMUM PROTECTION(最大保護)
  • MAXIMUM AVAILABILITY(最大可用性)
  • RESYNCHRONIZATION(再同期中)
  • MAXIMUM PERFORMANCE(最大パフォーマンス)
  • UNPROTECTED(保護対象外)
送信モード 文字列型 ネットワーク送信モードを示します。
  • SYNCHRONOUS(同期)
  • PARALLELSYNC(並列同期)
  • ASYNCHRONOUS(非同期)
復元モード 文字列型 アーカイブ先データベースでのメディア リカバリの、現在のモードを示します。
  • IDLE(アイドル):管理リカバリがアクティブではありません(Managed Recovery)。
  • MANUAL(手動):手動メディア リカバリがアクティブです。
  • MANAGED(管理下):管理リカバリがアクティブです。
  • MANAGED REAL TIME APPLY(リアルタイム管理リカバリ):ログ書き込みの発生と同時に、ログ適用サービスが、スタンバイのREDOログからREDOデータを復元します。ログスイッチ発生を待ってアーカイブからのREDOデータ復元が起動するのとは異なります。

 

ログ アーカイブ先統計(プライマリからのみ)

パラメーター タイプ 説明
宛先ID 数値型 ログ アーカイブ先を特定するパラメーターです。
ログ シーケンス 数値型 アーカイブする最新REDOログのシーケンス番号を特定します。
ネット タイムアウト 数値型 NET_TIMEOUT値は、ログ ライター プロセスが発行したネットワーク操作について、ネットワーク サーバーからステータスを待機できる最長時間を指します(秒)。
失敗シーケンス 数値型 最新エラー発生時にアーカイブしたREDOログの、シーケンス番号を表します。
アーカイブ シーケンス(Archived Sequence) 数値型 宛先が受信した、最新のアーカイブ済みREDOログを識別するための、ログ シーケンス番号です。
適用シーケンス(Applied Sequence) 数値型 宛先が受信した、最新の適用済みREDOログを識別するための、ログ シーケンス番号です。
遅延(分) 数値型 アーカイブ済みREDOログを、自動的にスタンバイ データベースへ適用するまでの遅延時間を表します(分)。
エラー 文字列型 エラー テキストを表示します。

アラート ログ

アラート ログはデフォルトでは監視していません。ロック統計のデータ収集は、有効・無効の切り替えができます。有効の場合、メトリックのポーリング間隔もカスタマイズ可能です。アラート ログ統計を監視するには、次のように操作してください。

  • 管理タブへ移動します。
  • ディスカバリとデータ収集パフォーマンス ポーリングをクリックしてください。
  • パフォーマンス データ収集から、データ収集の最適化タブをクリックします。
  • 監視タイプからドロップダウンでOracleを選びます。
  • Oracleアラート ログメトリック ドロップダウンで選択してください。
  • アラート ログ統計の設定を、次から選択します。
    • 監視タイプごと:新しく追加した監視では、こちらがデフォルトのポーリング ステータスになっています。例外として、専用カスタマイゼーションを行った場合は、デフォルトですべての監視が対象です。ポーリング設定は、データ収集をしない、ポーリングごとにデータを収集する、カスタム間隔でデータを収集するから選択ください。「監視タイプ」を指定してポーリング ステータスを変更すると、そのタイプの「監視」すべてで設定が変わります。
    • 監視ごと:ポーリング ステータスの変更は、特定の監視を選んで行います。

Oracleエラー リストのテーブルでは、最近のエラーのみを表示します。ORAエラー履歴を確認するには、アラート ログ履歴の表示をクリックしてください。


監視対象のパラメーター
パラメーター  タイプ 説明
Oracle ORAエラー数
CRITICAL、SEVERE、IMPORTANT、NORMAL 数値型 重大、深刻、重要、通常の各エラー メッセージの数を指します。
Oracle ORAエラー リスト
レコードID 数値型 メッセージのレコード番号です。値は行番号と同じです。
メッセージ レベル 文字列型 メッセージの所属レベルを指します。数値が低いほど、重要度があがります。レベルには次のものがあります。
  • 1:CRITICAL(重大)
  • 2:SEVERE(深刻)
  • 8:IMPORTANT(重要)
  • 16:NORMAL(正常)
生成時刻 文字列型 メッセージ生成の日時を示します。
ホスト アドレス 文字列型 メッセージ発生元ホストのネットワーク アドレスを指します。
メッセージ テキスト 文字列型 形式を整え、必要であれば翻訳もしたメッセージです。

REDOログ

REDOログはデフォルトでは監視していません。REDOログ監視は、次の手順で有効にしてください。

  • 管理タブへ移動します。
  • 監視の追加をクリックします。
  • データ収集の最適化タブへ移動します。
  • 監視タイプのドロップダウンで、Oracle を選択します。
  • REDOログを選択してください。
 
パラメーター タイプ 説明
REDOパフォーマンス
バッファー割り当てリトライ率 数値型 REDOバッファー割り当てリトライ回数÷REDO書き込みで計算します(%に変換)。1%に収まるのが理想です。
スペース リクエスト率 数値型 REDOログ スペース要求数を、REDOエントリ数で割った比率を示します(%)。1%に収まるのが理想です。
スペース待機率 数値型 REDOログ スペース要求数を、REDO書き込み数で割った比率を示します(%)。1%に収まるのが理想です。
REDOログ詳細
REDOログ バッファー サイズ 数値型 REDOログ向けのバッファーのサイズを示します(MB)。
過去1時間ログスイッチ 数値型 最新1時間に発生した平均ログスイッチ数です。
現在のREDOログ利用率 数値型 利用中のREDOログ数÷占有済みREDOログで計算します(%に換算)。
REDOロググループ情報
グループ 数値型 REDOロググループの識別子です。
スレッド 数値型 REDOログ スレッドの数を表します。インスタンスのREDOログ ファイル グループを、まとめて、REDOログ スレッドと呼びます。
ログサイズ(MB) 数値型 REDOロググループにある、それぞれのログのサイズを表します。
メンバー数 数値型 グループにあるログの数です。
アーカイブ ステータス 文字列型 アーカイブ ステータスを、YES、NOで示します(Oracleでは、REDOログ ファイルのグループがいっぱいになると、オフラインの宛先に保存できます。アーカイブ済みREDOログと呼びます)。
ログ ステータス 文字列型 ステータスには次のものがあります。
  • UNUSED(未使用):オンラインREDOログの書き込みが、まだ発生したことがありません。REDOログが追加されたばかりであるか、RESETLOGSの直後であるため、このREDOログはカレントREDOログになっていません。
  • CURRENT(カレントログ):カレントREDOログになっています。REDOログがアクティブです。オープンのこともクローズのこともあります。
  • ACTIVE(アクティブ):ログはアクティブですが、カレントREDOログではありません。クラッシュ時の復元に必要なほか、ブロック復元に使うこともあります。アーカイブはしてあることもしていないこともあります。
  • CLEARING(クリア中):ALTER DATABASE CLEAR LOGFILEステートメントにより、空のログとして作り直しをしています。ログのクリア後は、ステータスはUNUSEDになります。
  • カレントログクリア中(CLEARING_CURRENT):スレッドのクローズにより、カレントREDOログをクリアしていることを示します。新規ログ ヘッダー書き込みで、I/Oエラーなどスイッチ失敗があれば、ログがCLEARING_CURRENTのままとなることもあります。
  • INACTIVE(非アクティブ):インスタンスの復元に、ログがすでに不要となっています。メディアからの復元の際にも使えます。アーカイブはしていることもしていないこともあります。
REDOログメンバー情報
メンバー名 文字列型 REDOログのメンバー名を指します。
グループ 数値型 REDOロググループの識別子です。
メンバー ステータス 文字列型 ログメンバーのステータスには、次のものがあります。
  • INVALID(無効):ファイルにアクセスできません。
  • STALE(古風):ファイルの内容が不完全です。
  • DELETED(削除済み):ファイルはすでに利用されていません。
  • IN USE(利用中):ファイルは利用中です。
メンバータイプ 文字列型 メンバーのステータス タイプは、次のものがあります。
  • ONLINE
  • STANDBY