システムタスクの作成とスケジュール 

複数のコンピューターでWindowsシステムツールを実行するタスクを作成、スケジュールするには、以下の手順に従います。 

  1. [ツール]タブから[システムツール]に移動します。これにより、すでに作成、スケジュ ールされているすべてのタスクが表示されます。

  2. 新しいタスクを作成するために[タスクの追加]ボタンをクリックすると、[タスクの追加]ウィザードが開きます。
    次に示す指示に従って続行します。

Step 1: タスクの定義

  1. タスクの名前と説明を入力します。

  2. 実行するツールを選択して、[次へ]をクリックします。

  3. 選択したツールに応じて、タスクを実行するためのオプションを次のように指定します。

    1. ディスクチェック:チェックすべきドライブと必要なオプションを選択し、[次 へ]をクリックします。次のオプションから選択できます。 

      • 詳細モード - ディスクがチェックされると、各ディレクトリー内の各ファイルの名前が表示されます。

      • クイックチェック - このオプションはNTFSファイルシステムでのみ使用で きます。この場合、時間を短縮するため、フォルダー構造内のサイクルのチ ェックがスキップされ、インデックスエントリーのより簡易的なチェックが 実行されます。

      • ディスクのエラーの修復 - ディスクに存在するエラーを自動的に修復するには、 このオプションを有効にします。 
    2. ディスクのクリーンアップ: クリーンアップするファイルとフォルダーを選択して、 [次へ]をクリックします。次のアクションを実行できます。 **

      • 古いファイルの圧縮 - Windowsでは、しばらく使用していないファイルを圧縮できます。ファイルを圧縮することで、ディスクの空き容量を節約し、引き続きファイルを使用できるようにします。ファイルは削除されません。ファイルはさまざまな圧縮率で圧縮されるため、表示されるディスクの空き容量は概算です。

      • コンテンツインデクサーの削除 - このインデックス作成サービスは、ディスク上のファイルのインデックスを管理することにより、検索を高速化し、検索を向上させます。これらのファイルは、以前のインデックス作成操作で残されたファイルで、安全に削除できます。

      • ダウンロードされたプログラムファイルの削除 - ダウンロードされたプログラムファイルは、特定のページを表示したときにインターネットから自動的にダウンロードされたActiveXコントロールとJavaプログラムです。これらは、ハードディスクのダウンロードされたプログラムファイルフォルダーに一時的に保存されます。 

      • インターネットキャッシュファイルの削除 - インターネット一時ファイルフ ォルダーには、すばやく表示するためにハードディスクに保存されたWebページが含まれています。Webページのカスタマイズした設定はそのまま残ります。

      • Officeセットアップファイルの削除 - Officeで使用されるインストールファイル。これらのファイルをコンピューターから削除した場合は、再インストール、修復、パッチ操作中に、元のインストールメディアまたはソースを求められることがあります。インストールメディアにいつでもアクセスできる場合を除き、これらのファイルは削除しないことをお勧めします。

      • オフラインファイルの削除 - 一時ファイルは、ネットワークから切断されているときにオフラインで使用できるための、ネットワークファイルのローカルコピーです。

      • 古いチェックディスクファイルの削除 - Chkdskによるディスクのエラーチェックで、失われたファイルの断片がファイルとしてディスクのルートフォルダーに保存される場合があります。これらのファイルは不要であり、削除できます。

      • ごみ箱を空にする - ごみ箱には、コンピューターから削除したファイルが含まれています。これらのファイルは、ごみ箱を空にするまで完全には削除されません。 

      • 一時ファイルの削除 - プログラムによって、一時的な情報がTempフォルダーに保存されることがあります。この情報は、通常、プログラムが終了する前に削除されます。1週間以上変更されていない一時ファイルは安全に削除できます。

      • 一時オフラインファイルの削除 - 一時オフラインファイルは、ネットワークから切断されたときも使用できるように自動的にキャッシュされた、最近使用されたネットワークファイルのローカルコピーです。

      • アクティブセットアップ一時フォルダーの削除

      • メモリーダンプファイルの削除

      • リモートデスクトップキャッシュファイルの削除

      • セットアップログファイルの削除

      • 古いシステム復元位置の削除

      • Webページの削除

      • アンインストール用バックアップイメージの削除

      • WebクライアントとWebパブリッシャーのキャッシュファイルの削除

    3. ディスクのデフラグ: デフラグすべきドライブと必要なオプションを選択し、[次へ]をクリックします。次のオプションから選択します。 

      • 詳細:完全な分析とデフラグのレポートを表示します。

      • 分析:ボリュームを分析し、分析の概要レポートの概要を表示します。

      • 強制的にデフラグ:デフラグすべきかどうかに関係なく、ドライブを強制的にデフラグします。 

Step 2: 対象の定義

対象の定義 の手順に沿って、タスクを展開する対象のコンピューターを定義します。

Step 3: スケジューラーの定義

次のスケジュールオプションを指定します。

パラメーター説明

別のユーザーとして実行*

タスクを実行するユーザーの名前。 アイコン をクリックし、動的変数 を選択して、このパ ラメーターに割り当てます。
例:$DomainName\$DomainUserName、または $ComputerName\$DomainUserName  

パスワード

ユーザーのパスワードを入力します。

パスワードの確認

パスワードをもう一度入力します。

このタスクの実行*

タスクを実行する時間を指定します。次のオプションから選択できます。 

  • 毎日:タスクを毎日実行します。タスクを実行する時間と期間を指定します。

  • 毎週:週の特定の曜日にタスクを実行します。タスクを実行すべき時間、開始日、曜日を指定します。

  • 毎月:毎月、特定の日にタスクを実行します。開始時間を指定し、曜日と月を選択する必要があります。

  • 1回:タスクを1回だけ実行します。日付と時間を指定する必要があります。

  • システム起動時:システム起動時にタスクを実行します。

  • サインイン時:ユーザーのサインイン中にタスクを実行します。

  • アイドル時:指定した時間にわたってシステムがアイドル状態になっているときに、タスクを実行します。

詳細設定

全般

  • 有効:指定した時間にタスクを実行するには、このオプションを選択します。

  • サインイン時のみ実行:ユーザーがサインインしたときにのみタスクを実行するには、このオプションを選択します。

スケジュールされたタスクの完了

  • 再実行がスケジュールされていない場合はタスクを削除:スケジュールが解除されたタスクを削除するには、このオプションを選択します。

  • タスクの停止:このオプションを選択して、タスクが停止するまでの期間を指定します。

アイドル時間

必要なオプションを選択します。

  • タスクを開始する前に、システムがアイドル状態になっていなければならない期間を指定します。

  • コンピューターがアイドル状態でなくなった場合、タスクを停止します。

電源管理

必要なオプションを選択します。

  • コンピューターがバッテリーモードで動作している場合は、タスクを開始しません。

  • バッテリーモードが開始されたら、タスクを停止する。

  • タスクを実行するためにスリープを解除する。 

Step 4: タスクの配布

[配布]ボタンをクリックして、定義済みのターゲットに、タスクを展開します。スケジュールされた時間と間隔で、タスクが実行されます。[タスクの詳細]ページで、タスクのステータスとその実行履歴を確認できます。詳細については、タスク履歴の表示のトピックを参照してください。