QoSを設定するなら知っておきたい、Cisco CBQoSとは?

CBQoS(Class Based Quality of Service)は、シスコ社のIOS 12.4(4)T 以降に搭載された機能のひとつです。名前の通り、適用しているQoSに関する情報をクラス単位で提供されます。

ここで言うクラスとは、QoSで設定しているクラス分類(Classification)です。QoSポリシーを設計する際、「送信元 / 宛先IPアドレス」「送信元 / 宛先ポート番号」「入力インタフェース」「パケットサイズ」などの項目で条件を設定することでパケットを分類します。

例えば、社員が基幹システムにアクセスするためのパケットなど、ビジネス上もっとも優先すべき通信だけを分類し、その通信を優先的に通すという設定がされている場合、CBQoSを活用することで、その通信群だけで見た場合の通信品質を確認できるようになります。

このことにより、ネットワーク管理者はQoSポリシーを最適化できるようになります。

ただし、ネットワーク機器がCBQoSに対応しているだけでは不十分です。CBQoSの活用には、CBQoSにより提供される情報を可視化するツールが不可欠です。

CBQoSを利用して通信品質を可視化するツール

ManageEngineが提供するNetFlow Analyzerは、シスコ社のCBQoSだけでなく、NetFlowやNBARなどに対応したネットワークトラフィック監視ツールです。運用に乗せやすいシンプルで分かりやすい管理画面が特長で、誰でも簡単にドリルダウンしながらネットワーク輻輳の原因となっている通信をIPアドレス単位で特定できます。

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NetFlow AnalyzerではCisco CBQoSをサポートしています。CBQoSレポートでは、プレポリシー、ポストポリシー、様々なクラスのトラフィックドロップとキューを表示します。このレポートを使用し、QoSポリシーの検証や調査を効率化できます。

CBQoSレポート

NetFlow AnalyzerによるQoS改善事例

これは、世界中にある数多くの企業に業務通信ソリューションを提供している、ある一流の電気通信企業の事例です。主要な業務機能のベンダーとしてのこの企業のプレゼンスは世界的であり、すべての大陸の16カ国に設置されたオフィスで働く10万人以上の従業員がいます。この企業は、カスタマーサービスに厳格なポリシーを適用しており、顧客の問題はすべて真剣に取り扱われます。

数多くのサポートエンジニアが、顧客とのやり取りに応じて、頻繁にセントラルデータベースにアクセスします。彼らは24時間体制で技術サポートを提供するため、非常に多くのデータをセントラルデータベースにダンピングする必要があります。企業ネットワークは彼らの屋台骨であり、顧客とのやり取りでは常にこのネットワークに頼る必要がありました。

ある特定のロケーションで、特殊な問題が発生しました。午後1時から午後3時のあいだに、データベースへのアクセスが非常に困難になったのです。遅延が発生し、しばしば数分間画面が停止し、技術サポートエンジニア、特に激怒した顧客に対応するエンジニアは非常に困難な状況に置かれました。

ネットワーキングチームは、このような特定の時間帯における遅延の原因を特定することができずに困り果てています。問題がなくならないため、インターネットサービスプロバイダーに電話して、所定の帯域を割り当てているか確認するように依頼しました。ですが、ISP には何の問題もなかったのです。そのため、問題が内部にあることがわかりました。

ネットワーク内で何が起こっているのかを把握することのできるツールが必要になりました。ネットワークを視覚化するために、彼らは、特定の重要なインターフェイスを監視するために、ManageEngine NetFlow Analyzer を選びました。買うかどうかわからないものに投資するつもりはなかったため、30日間無料で試すことのできる NetFlow Analyzer は良い選択肢でした。

ネットワークを監視すると、驚いたことに、多くの従業員がランチタイムに動画と音楽配信を利用していることがわかりました。別の従業員は、その時間帯に Farmville というゲームをプレイしてくつろいでいました。これが、NetFlow Analyzer のレポートにより判明したのです。

当然、ネットワーキングチームは、データベースや CRM、VoIP などの業務上重要なアプリケーションを最優先にしました。Farmville や動画配信サイトでの休憩によって帯域を消費されることで、重要なアプリケーションを使用するサービスの質を低下させることはできなかったのです。

CBQoS ポリシーはすみやかにリセットされ、業務時間中にゲームや動画配信を利用することを控えるように求められました。このポリシーの効率は、NetFlow Analyzer の CBQoS でも計測することができます。ポリシーのリセットはネットワークに多大な影響を及ぼしました。データベースへのアクセスが非常にはやくなり、顧客にすばやく対応できるようになりました。もう問題は起こらなかったのです。

ネットワーク管理者は、業務の生産性を高めるアプリケーションがネットワークでもっとも優先されるようにすることのできる、非常に効率的なソリューションを見つけ出したのです。

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