ネットワーク監視とは?メリットや監視対象/方法、監視ツールを解説

サーバー・ネットワーク統合管理ソフト

ネットワーク監視とは?

「ネットワーク監視」とは「ネットワークが正常に稼働しているか確認すること」です。
社内の連絡手段や業務システム、サービスや商品に至るまで、ネットワークを介して提供される昨今においては、ネットワークはインフラの一部と言っても過言ではありません。
インフラとなったネットワークに障害が発生することは、ビジネスにおける大損失に繋がる可能性があります。

ネットワーク監視を行い、障害状態を検知して影響が大きくなる前に対処することや未然に防ぐことが、いかなるビジネスにおいても重要と言えます。

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ネットワーク監視のメリット・デメリット

前項で述べたとおり、ビジネスに損害を及ぼさないためにネットワーク監視を行うことが大切です。しかし、ネットワーク監視を行うことにもメリット・デメリット両方の要素があります。 ネットワーク監視のメリット・デメリットを見極め、自社の環境に合ったネットワーク監視を実現できるようにしましょう。

メリット

ネットワーク監視を行った上でのメリットは主に以下の5つです。

  • ビジネス損失の減少
    前項で述べたとおり、社内の業務システムからBtoCの販売路に至るまで、昨今では数多くのビジネスがネットワークを介して提供されます。ネットワークが途絶えることはビジネスの停止を意味しており、ネットワーク障害が発生することは企業にとって大きなダメージと言えます。
    ネットワーク監視を実施することで、ネットワーク障害が原因のビジネス損失を減少させることができます。
  • 管理者の工数を削減
    ネットワーク監視を適切に実施することで、ネットワーク上でメンテナンスすべき箇所や障害の原因箇所を素早く特定できるようになります。メンテナンスや調査を効率化することで、ネットワーク管理者の工数を別の作業に回すことができます。
  • 障害期間の短縮・予防
    ネットワーク監視を導入することで、ネットワークに障害が発生した場合に、原因箇所を素早く特定することが可能になります。障害調査の時間を短縮することで復旧までの時間も早くなり、障害規模が大きくなる前に問題を解決することが可能になります。
  • サービスが安定
    社内の業務システムやECサイトなど、さまざまなシステムやサービスがネットワーク上で稼働しています。ネットワーク監視ではこれらのシステムやサービスが稼働するサーバーや通信を監視し、問題があれば影響が広がる前に対処できます。これにより、サービスやシステムを障害でダウンさせることなく安定して提供できるようになります。
  • 不要なリソース投資を抑制
    「通信が遅いが、原因がわからない」という状況で、原因が明確にはわからないままサーバーを増設したり帯域幅を広げたり機器を新調したりしていませんか?ネットワーク監視を実施すると、現在のネットワークの状況を明確に把握できるようになり、「とりあえず」のネットワーク投資を減らすことができます。

デメリット

一方で、ネットワーク監視を実施した場合に生じるデメリットも存在します。ネットワーク監視のデメリットは主に以下の2つが挙げられます。

  • ネットワーク管理者の知識が問われる
    自社のネットワークの状況を把握するためには、どのネットワーク機器・サーバー・端末を監視すべきか、どの値を監視すればネットワークの状況を正しく知ることができるのかなどの知識が必要になる場合があります。 ネットワーク監視を実施するために、ネットワーク管理者は知識を身につけることが必要になるかもしれません。
  • 監視するための工数・コストが増加
    これまでネットワーク監視を実施していない場合、ネットワーク監視のための知識やネットワーク監視ツールを用いる場合はそのツールの利用方法などの学習時間が必要になる場合があります。また、ネットワーク監視のための人員を増やす場合には人件費、有償のネットワーク監視ツールを用いる場合はツールの運用コストが必要となるなど、監視を開始するために新たなコストが発生する可能性もあります。

ネットワーク監視には、以上のようなメリット・デメリットが存在します。自社の状況に合わせて監視の導入可否や、ネットワーク監視方法の検討を行うことが大切です。

ネットワーク監視で監視すべき対象と方法

ネットワーク監視では、ネットワーク上の機器から稼働情報を収集することで、ネットワークが正常に稼働しているか、障害が発生していないかを判断します。
ネットワーク監視で見るべき機器や対象と監視方法について、以下で具体的にご紹介します。

監視すべき対象

企業ネットワークで監視すべき箇所は以下の通りです。

  • ネットワーク機器(スイッチ・ルーター)
  • ストレージ
  • クライアントPC
  • ネットワークトラフィック
  • サーバー
  • サービス・プロセス・プロトコル

社内ネットワークが遅いという悩みをお持ちの場合はネットワーク機器やトラフィック量の監視、
インターネットを介してユーザーにサービスを提供する企業の場合には、サーバーやサービス・プロセス・プロトコルなどを中心に監視を行うことが有効です。

監視方法

前項で挙げた企業ネットワークで監視すべき重要なポイントを監視する方法としては、以下の手法が挙げられます。

  • 死活監視(Ping監視)
    監視対象の機器に向けてPingコマンドを使用して応答を確認することで、機器が起動しているか、通信経路が正常かを判断できます。
  • リソース監視
    監視対象の機器の稼働状況や利用状況などを判断できます。
  • トラフィック監視
    ネットワークでどれくらいの通信が行われているかの量を確認します。ネットワークの利用状況が業務に合っているか、余剰な通信が行われていないか、帯域幅が利用実態に合っているかなどを判断できます。
  • パケット監視
    ネットワーク機器を通過するパケットを収集して通信の中身を解析することで、どのような通信が流れているか把握できます。
  • トラップ監視
    ネットワーク機器に異常が発生していないかを判断できます。
  • ログ監視
    サーバーやアプリケーションが意図した通りに稼働しているか、エラーが発生していないか等を判断できます。
  • API監視
    ネットワーク機器やサービス・アプリケーション独自の監視機構を利用して、システムやサービスの稼働状況を詳細に把握できます。

ネットワーク監視を手軽に始められるツール

ネットワークを監視するには知識が求められたり、管理の手間が増える点がデメリットである点をご紹介しました。これを解消し、効率の良いネットワーク監視が実現するには、手軽に始められるネットワーク監視ツールのご利用がおすすめです。

ManageEngineが提供する統合監視ツールである「OpManager」は、ネットワーク監視を自動化しネットワークの状況が一目で分かるように可視化します。 Webベースのわかりやすい画面で管理できるため、ネットワーク監視に関する知識がない方でも操作が可能で、容易に運用できるのが特徴です。ネットワーク機器やサーバーの監視の自動化・効率化の方法をお探しの場合は、是非「OpManager」をご検討ください。

ネットワーク監視のデータをわかりやすく可視化

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導入事例1: 障害調査を1/5に時短することに成功

本事例の大学におけるOpManagerのトポロジーマップ機能の活用イメージ

本事例の大学におけるOpManagerのトポロジーマップ機能の活用イメージ

本事例の大学では、多様なベンダーのスイッチやルーターなど約200台のネットワーク機器、400台を超える無線LANアクセスポイントで構成される大規模なネットワークを運用しています。導入時期の異なる機器に対してそれぞれ別の監視ツールを使い分けていたことで、トラブルが起こった際の原因特定や復旧が遅れることが課題となっていました。また、限られた人員しかいないスタッフが入れ替わるたびに、各監視ツールの操作方法や運用ノウハウを習得しなければならないのも負担となっていました。

そんな中、手軽に始められるネットワーク監視ツール「OpManager」を導入することで、ハイブリッドクラウド環境の障害に関する原因調査をはじめ、トラブル発生時の対応時間を1/5に短縮できました。

本事例の詳細は「複雑なマルチベンダーのネットワーク運用に悩んだ慶應義塾、 1/5の時間で障害調査ができるようになった理由とは」をご覧ください。

導入事例2:OSSの監視ツールから乗り換えて高度な監視を実現

本事例の地方公共団体におけるOpManagerの活用イメージ

本事例の地方公共団体におけるOpManagerの活用イメージ

本事例の地方公共団体では、以前はオープンソースの無償ツールを組み合わせて作った独自ツールを利用していました。しかし、サーバーやネットワーク機器の死活監視など最低限の範囲に限られることや、設定に手間がかかることが課題となっていました。

そんな中、手軽に始められるネットワーク監視ツール「OpManager」を含むManageEngineシリーズの製品を複数採用し、格段に高度な監視や効率的な保守を可能にしました。

本事例の詳細は「オープンソースのネットワーク監視からトラフィック解析まで含む高度な監視へ / IT運用管理ソフト『ManageEngineシリーズ』で実現」をご覧ください。

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