Applications Managerとの連携でセキュリティ運用を強化

SIEMプラットフォームは、脅威の検出およびコンプライアンス対応の中核を担う仕組みです。しかしその一方で、SIEMアプリケーション内部で発生している事象からの視点が不足しがちです。アプリケーションのアラーム、パフォーマンスの異常、構成変更、ユーザーアクセスイベントといった重要な情報が監視ツール内に閉じこめられたままになると、セキュリティ運用に盲点が生じることがあります。

アプリケーションレベルのデータが欠けると、SIEM上での相関分析において、不正アクセス、パフォーマンスを悪用した攻撃、不審な構成変更などの攻撃初期の兆候を見逃すことがあります。
これにより、調査の遅延、アラートのコンテキスト不足、監査作業の手動化が発生し、MTTRの増大やアラート疲れ、さらにGDPR、HIPAA、SOC2などの基準におけるコンプライアンスリスクの増加につながります。

Applications Managerは、syslogに対応したSIEMプラットフォーム(Splunk、Microsoft Sentinel、ManageEngine Log360など)と直接連携することで、この課題を解決します。アプリケーションのアラート、監査ログ、アクセスログをリアルタイムに転送し、パフォーマンスや運用面における詳細なコンテキストをSIEMに追加します。これにより、アプリケーションの動作とリスクを一元的に把握でき、脅威の検出速度の向上、イベント相関分析の精度向上、インシデント対応の効率化、およびコンプライアンス報告の簡素化を実現できます。

Applications ManagerのSIEM連携でできること

  • UDP/syslogを使用して、ログをSplunkに直接転送できます。
  • ManageEngine Log360、Microsoft Sentinelをはじめ、syslogに対応した任意のSIEM製品やサードパーティSIEMソリューションと連携できます。
  • RFC 3164およびRFC 5424の両方のsyslogフォーマットに対応します。
  • 構造化ログメッセージと非構造化ログメッセージの両方を送信できます。
  • 重要度、ファシリティ、カスタムパラメーターを柔軟に設定できます。
Applications ManagerのSIEM連携でできること

アプリケーションレベルの脅威をリアルタイムに検出

アプリケーションのアラームやログをリアルタイムに転送することで、SIEMツール上でアプリケーションの異常な挙動を即座に把握できます。パフォーマンスの異常、不正アクセスの試行、不審な動作を早期に検出できるため、SOCやSecOpsチームは、問題がセキュリティインシデントや障害に発展する前に対処できます。

構成変更とユーザーアクセスを可視化

APM監査ログとアクセスログをSIEMに集約することで、構成変更、特権操作、ユーザーアクティビティに関する完全かつ改ざん耐性のある記録を残せます。セキュリティおよびコンプライアンスチームは、リスクのある変更を迅速に特定し、ログイン失敗の急増や特権の悪用を検出して、断片化したログソースに依存することなくインシデントを確実に調査できます。

すべてのセキュリティアラートにアプリケーションパフォーマンスのコンテキストを付加

SIEMイベントにアプリケーションのパフォーマンスデータを付加することで、調査時に重要なコンテキストが得られます。セキュリティシグナルを、応答時間の悪化、エラー率、スループットの異常と関連付けることで、攻撃に起因するインシデントと運用上の問題を切り分けやすくなります。誤検知の削減と平均応答時間(MTTR)の大幅な短縮を支援します。

クロスソース相関分析による検出精度の向上

アプリケーションのデータをインフラ、ネットワーク、ID関連のイベントと組み合わせることで、SIEMの検出範囲が拡大します。これにより、相関分析の精度向上、アラートノイズの削減、そしてサイロ化されたデータソースでは見逃されやすい多段階の複雑な攻撃の発見が可能になります。

コンテキストを踏まえた自動アクションによる迅速な対応

アプリケーションを認識するSIEMアラートにより、セキュリティとパフォーマンスの両方のシグナルに基づいた自動応答ワークフローを構築できます。これにより、手作業による初期対応の負荷とアラート疲れを軽減し、インシデント対応チームがビジネスへの影響が広がる前に脅威を封じ込められるよう支援します。

調査、監査、長期的なトレーサビリティを簡素化

SIEMに集約された改ざん不可能なアプリケーションログは、調査とコンプライアンス対応における単一の信頼できる情報源として機能します。長期的なログ保管により、フォレンジック分析、規制対応の監査(GDPR、HIPAA、SOC2)、法的調査を、手作業での証跡収集の負担なく実施できます。

セキュリティチームと運用チームを共通ビューで連携

Applications Managerはアプリケーションの監視データをSIEMと統合することで、SecOps、DevOps、SRE各チーム間のギャップを埋めます。アプリケーションの挙動に関する共有された一貫性のあるビューにより、チーム間の連携が強化され、解決サイクルが短縮されます。さらに、インシデント発生時に、より迅速で的確な判断を下せるようになります。

Applications ManagerとSplunkの連携

ログ分析やセキュリティ監視にSplunkを使用している場合、Applications Managerと連携することで、アプリケーションのアラート、アクセスログ、監査ログをSplunkに直接転送できます。

Applications ManagerとSplunkの連携

Applications Managerによるアプリケーションとインフラの詳細な監視機能と、Splunkの高度なイベント相関分析機能を組み合わせることで、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境を横断したエンドツーエンドの可視化が実現します。これにより、パフォーマンスの監視、脅威の早期検出、そして迅速で確実な対応が可能になります。

SIEMとの連携の詳細はこちらをご覧ください

関連機能

  • Slack連携
    Applications ManagerとSlackの連携機能を紹介します。
  • Prometheus連携
    Applications ManagerとPrometheusの連携機能を紹介します。