フェイルオーバー
フェイルオーバーにより、冗長化されたネットワークの常時監視を実現
フェイルオーバー機能
信頼できるネットワーク監視システムでは、装置の故障、トラフィックの混雑、DoS攻撃など個々のインシデントすべてをアラートとしてすぐに把握できるので、ビジネスへの影響を最小化することができます。では、信頼しているネットワーク監視システムを稼働させているサーバーがクラッシュしたり、ネットワーク接続を失ったら何が起きるでしょうか?このような障害があった場合にもアラートとして把握し、できればバックアップやスタンバイサーバーを用いて、自動で修復したいところです。OpManagerのフェイルオーバー機能は、サーバー障害などでプライマリーサーバーが停止して監視を継続できなくなったとき、セカンダリーサーバーへ監視機能をスイッチすることで、上記のような場合にも冗長化されたネットワークの常時監視を実現します。
※フェイルオーバー機能はデータ保管先のデータベースとして、MS SQLを選択した場合のみオプションで提供される機能です。
フェイルオーバー機能により実現する項目
フェイルオーバー機能により、次のようなことが可能になります。
- プライマリーサーバーの停止をすぐに認識
- プライマリーサーバーの停止をメール通知
- 中断されず100%のアップタイムで稼働するネットワーク監視
- プライマリーサーバーからセカンダリーサーバーへ(またはその逆)の自動での切り替え
次の図は、MSSQLで利用した場合のアーキテクチャです。
フェイルオーバー機能のメカニズム
設定後すぐに、セカンダリーサーバーはプライマリーサーバーを認識し、プライマリーサーバーの可用性をチェックし始めます。プライマリーサーバーが停止した場合、OpManagerはセカンダリーサーバーへと自動で切り替わります。プライマリーサーバーはデータのバックアップのため一定間隔でデータベースを複製します。プライマリーサーバーがリカバリーした場合、データベースや現在の設定はセカンダリーサーバーからプライマリーサーバーに複製され、再度サーバーが切り替わります。