ユーザーの追加と削除

OpManager上のデフォルトのユーザーは"admin"ですが、必要に応じて他のユーザーを作成することが可能です。
ロールとアクセス範囲を設定することで、ユーザーごとに異なる権限を付与することができます。
活用事例については、こちらのナレッジも併せてご覧ください。

目次

ユーザーの追加

OpManagerにユーザーを追加できるのは、"管理者"のロールを持つユーザーのみです。
ユーザーを追加するには、以下の手順を実施します。

"admin"ユーザーのほかに標準で作成できるのは、1ユーザーのみです。
2ユーザー以上追加でユーザーを作成する場合、追加オプションが必要です。
  1. [設定]→[一般設定]→[ユーザー管理]→[ユーザー]に遷移し、画面右上の[ユーザー追加]をクリックします。
    ユーザータブ
  2. 以下の項目を設定し、[次へ]をクリックします。
    項目 説明
    アイコンのアップロード (任意)[アップロード]から、ユーザーのアイコンをアップロードします。
    ロール(役割) ドロップダウンメニューより、ユーザーに割り当てるロールを選択します。
    ユーザータイプ ドロップダウンメニューより、ユーザーの認証方法を以下のいずれかより選択します。
    • ローカル認証:外部認証のアカウントを使用せず、OpManager上で新たにユーザーを作成します。
    • AD認証:連携しているActive Directoryのアカウントを使用します。AD認証の設定を行う必要があります。
    • RADIUS認証:連携しているRADIUSのアカウントを使用します。RADIUSサーバー設定を行う必要があります。
    ユーザー名 設定するユーザー名を入力します。
    メールアドレス(Email ID) ユーザーが使用するメールアドレスを入力します。
    パスワード/パスワードの再入力 ローカル認証の場合、ユーザーのパスワードを入力します。
    設定するパスワードに関する規定は、パスワードポリシーが適用されます。
    AD認証とRADIUS認証では、この項目は表示されません。
    電話番号(Phone Number) (任意)ユーザーの電話番号を入力します。
    携帯番号(Mobile Number) (任意)ユーザーの携帯電話番号を入力します 。
    タイムゾーン ユーザーのタイムゾーンを指定します。
  3. [監視]から、ユーザーがコンソール上で表示できる装置/インターフェースの範囲を、以下のいずれかより選択します。
    • すべての装置:OpManagerに登録された全ての装置を表示できます。
    • ビジネスビュー:選択したビジネスビューに含まれる装置のみを表示できます。
    • 装置グループ:選択した装置グループに含まれる装置のみを表示できます。
      このオプションは、ビルド12.8.466以上でのみ利用できます。
      ビルド番号の確認方法はこちら
    • インターフェースグループ:選択したインターフェースグループに含まれるインターフェースのみを表示できます。
    ユーザーの権限設定
    「すべての装置」以外を指定する場合、設定する表示範囲ごとにUIからアクセスや操作できる内容が異なります。
    詳細は下表をご参照ください。
    機能名 ビジネスビュー 装置グループ インターフェースグループ
    ダッシュボード
    • 全てのダッシュボードが表示されます。
    • カスタムダッシュボードを作成できます。
    • デフォルトダッシュボードにはアクセスできません。
    • カスタムダッシュボードは表示されます。
    • カスタムダッシュボードを作成できます。
    • デフォルトダッシュボード及び、他のユーザーが作成したカスタムダッシュボードにはアクセスできません。
    • カスタムダッシュボードは作成できますか、インターフェースに関連するウィジェットのみが追加できます。
    インベントリ
    • ユーザーに関連付けられたビジネスビューに含まれる装置/インターフェースの表示と操作が可能です。
    • ユーザーに関連付けられた装置グループに含まれる装置/インターフェースの表示と操作が可能です。
    • ユーザーに関連付けられたインターフェースグループの表示と操作が可能です。
    • アクセスできるインターフェースが所属するものも含めて、全ての装置は表示されません。
    アラート
    • ユーザーに関連付けられたビジネスビューに含まれる装置/インターフェースから発生している全てのアラートの表示と操作が可能です。
    • ユーザーに関連付けられた装置グループに含まれる装置/インターフェースから発生している全てのアラートの表示と操作が可能です。
    • ユーザーに関連付けられたインターフェースグループに含まれるインターフェースから発生している全てのアラートの表示と操作が可能です。
    • アクセスできるインターフェースが所属するものも含めて、全ての装置のアラートは表示されません。
    マップ
    • 新規作成はできません。
    • ユーザーに関連付けられたビジネスビューのみが表示されます。
    • 新規作成はできません。
    • アクセスできません。
    グループ
    • アクセスできません。
    • ユーザーに関連付けられた装置グループのみが表示されます。
    • ユーザーに関連付けられたインターフェースグループのみが表示されます。
    レポート
    • ユーザーに関連付けられたビジネスビューに含まれる装置/インターフェースのレポートの表示とエクスポートが可能です。
    • ユーザーに関連付けられた装置グループに含まれる装置/インターフェースのレポートの表示とエクスポートが可能です。
    • ユーザーに関連付けられたインターフェースグループに含まれるインターフェースのレポートの表示とエクスポートが可能です。
    設定 アクセスできません。
    ワークフロー アクセスできません。
    ディスカバリー アクセスできません。
    スケジュールレポート アクセスできません。
    詳細レポート アクセスできません。
  4. オプション機能を利用している場合は、続いてオプション機能の装置に対する権限を設定します。
  5. [保存] をクリックします。
  6. 作成した新規ユーザーとしてログインし、権限設定が正しいか確認します。

作成済みのユーザーの情報を編集するには、[設定]→[一般設定]→[ユーザー管理]→[ユーザー]に表示されるユーザーの一覧から、
編集するユーザーのユーザー名をクリックして編集画面を開きます。

自分以外のユーザーの情報を編集できるのは、フルコントロール権限を持つユーザーのみです。

フルコントロール権限を持つユーザー

"管理者"のロールを割り当てたユーザーでも、表示する装置/インターフェースやオプション機能を制限した場合、
"admin"ユーザーとは異なり、OpManagerの一部設定へのアクセス等が制限されます。

"admin"ユーザーと同等のフルコントロール権限を持つユーザーを追加するためには、次の条件をすべて満たす必要があります。

フルコントロール権限を持つユーザーの条件

  • ユーザーの追加手順2で、"管理者"のロールが割り当てられている
  • ユーザーの追加手順3で、[すべての装置]が選択されている
  • ユーザーの追加手順4で、すべてのオプション機能にチェックがついている、かつオプション内で[すべての装置]が選択されている
    ([すべての装置]の選択項目が存在しない場合、オプション機能へのチェックのみで可)
フルコントロールを持つユーザーの設定

ユーザーの削除

OpManagerのユーザーを削除できるのは、フルコントロール権限を持つユーザーのみです。
ユーザーを削除するには、[設定]→[一般設定]→[ユーザー管理]→[ユーザー]に移動し、削除するユーザーの[アクション]配下のごみ箱アイコンごみ箱アイコンをクリックします。

"admin"ユーザーは削除できません。
ユーザーの削除