32bit 環境から、64bit 環境へ移行する手順(mysql編)
作成日:2014年2月3日 | 更新日:2020年5月21日
[MySQL版 32bit 環境から、64bit 環境へ移行するための前提条件]
- 現在、ご利用中のNetFlow Analyzer が、ビルド9000 - 9700 であること。
(ビルド番号は、クライアント画面右上の[バージョン情報]リンクをクリックして表示される画面中に示されます)
9700以降のビルドをご利用中の場合は、ご契約先の保守窓口までお問合せください。 - Windows 環境からLinux 環境への、あるいはLinux 環境からWindows 環境への移行はできかねます。
- 手順実施前に切り戻しようにNetFlowAnalyzerのバックアップをご取得ください。[データのバックアップとリストア_ビルド9700まで | NetFlow Analyzer ナレッジベース]
- 移行元、移行先のビルドは同一である必要があります。
[移行元(32bit環境)での作業]
(1)現在ご利用中のNetFlow Analyzer を停止します。
(2)その後、以下のプロセスが残っていないことを確認します。
(Windows 環境)
- mysqld-nt.exe
- java.exe
- wrapper.exe(サービスとして作動させている場合)
(Linux 環境)
- mysqld
- java
- wrapper(サービスとして作動させている場合)
(NetFlow Analyzer を停止して数分経過しても残っている場合はタスクマネージャーまたはkillコマンドで強制終了)
(3)以下のフォルダをコピー退避します。
- <NFA>¥data 以下の全てのフォルダおよびファイル
- <NFA>¥report 以下の全てのフォルダおよびファイル(スケジュールレポートを設定している場合)
(4)コマンドプロンプトにて、<NFA>¥bin フォルダより "startDB.bat" を実行し、mysqlサーバのみ起動します。
(5) 起動後、コマンドプロンプトにて <NFA>¥mysql¥bin フォルダへ移動し以下のコマンドを実行します。
実行後、dumpによりデータベース情報が dump.sqlファイルへ出力します。
データベースのサイズに依存しますが、約30-40分以上時間が掛かる場合もあります。
mysqldump --add-drop-table --add-drop-database -u root --port=13310 -h localhost --databases Netflow -f -r dump.sql
(6)上記完了後、 コマンドプロンプトにて、<NFA>¥bin フォルダより"stopDB.bat" を実行し、mysqlサーバを停止します。
[移行先(64bit環境)での作業]
(1)64 bit 環境に、現在ご利用中のNetFlow Analyzer と同じビルド番号の64 bit 用インストーラーを用いてインストールします。
インストール後、モジュールを展開するためにNetFlow Analyzer を起動後、直ぐに停止します。
(2)停止後、以下のファイルを削除します。
* <NFA>¥mysql¥data¥ibdata1
* <NFA>¥mysql¥data¥ib_logfile0
* <NFA>¥mysql¥data¥ib_logfile1
* <NFA>¥mysql¥data¥netflow フォルダ
(3)移行元(5)の手順で出力した "dump.sql" を <NFA>¥mysql¥bin フォルダへコピーします。
(4)コマンドプロンプトにて、<NFA>¥bin フォルダより "startDB.bat" を実行し、mysqlサーバのみ起動します。
(5)コマンドプロンプトにて、 <NFA>¥mysql¥bin フォルダより次のコマンドを実行します。
mysql -u root -h localhost --port=13310 < dump.sql
(6)上記完了後、 コマンドプロンプトにて、<NFA>¥bin フォルダより"stopDB.bat" を実行し、mysqlサーバを停止します。
※停止には時間がかかる場合がありますので、タスクマネージャーで mysqld-nt.exeが起動していないことを確認してください。
(7)移行元でコピー退避したディレクトリおよびファイルを同じ所定の場所にコピーします。
- <NFA>¥data 以下の全てのディレクトリおよびファイル
- <NFA>¥report 以下の全てのディレクトリおよびファイル(スケジュールレポートを設定している場合)
(8)NetFlow Analyzer を起動します。
(9)クライアント画面から、お手元のライセンスキーを読み込み、適用します。
(画面右上の[登録]リンクをクリック-->[ファイルを選択]ボタンをクリック-->ライセンスキー ファイルを選択して[アップグレード]ボタンをクリック)
以上で移行手順は完了となります。
正常性確認は、これまで蓄積したデータが参照できること、新しいデータを収集できることを確認します。
問題なければ、旧環境のNetFlow Analyzer をアンインストールしてください。
(2014-10-20)
本ページの手順を修正しました。
(2014-04-28)
[(1)現在、ご利用中のNetFlow Analyzer が、ビルド9000 以降であること。]
を
[(1)現在、ご利用中のNetFlow Analyzer が、ビルド9000 - 9700 であること。]
に改定しました。
(2012-08-07)
本ページを作成しました。