NetFlow Analyzer ナレッジベース

XMLファイルを用いたIPグループの設定と活用(例:Zoomトラフィック監視)


概要

 

  • 対応バージョン:12
  • グルーピング
  • 本ナレッジでは、Zoom(ズームビデオコミュニケーションズ)サービスのトラフィック監視を例に
    XMLファイルを用いたIPグループ機能の設定方法と活用イメージをご紹介します。
  • 本ナレッジで扱うXMLファイル内の情報は毎週更新を行っておりますが、Zoomサービスが利用する最新IPアドレスではない場合
    お手数ですが、ユーザー様で更新を実施いただく必要がございます旨、予めご了承ください。

 

目次

 

解説

Zoomミーティングで利用されるIPアドレスは、以下で公式に開示されています。

Zoomのネットワークファイアウォールまたはプロキシサーバーの設定

上記のIPアドレスのみを監視対象にしたグルーピングを作成することで、
Zoomで発生するトラフィックの監視が可能となります。

 

設定手順

1.

Zoomグループ作成用のXMLファイルを以下からダウンロード

ipGroup_Zoom
※更新年月日は、解凍ファイルのタイムスタンプをご確認ください。

 

2.

[設定]→[フロー解析(一部、NFA)]→[グループ設定]→[IPグループ]

 

3.

画面右上の(Export to XML)をクリック

※既存IPグループ情報のバックアップとして保管してください。

 

4.

1.でダウンロードしたXMLファイルをテキストエディターで編集

  • <IPGroups ip_group_name="Zoom" ip_group_speed="1000">
    IPグループ名が「Zoom」/帯域幅が「1,000bps」で記載されているので、任意値に変更
    ※帯域幅は、グループ作成後に変更可能です。
  • <Router Router_Name="ルーター名を記入">
    監視対象とする(Zoomトラフィックが通過する)ルーターの名前を、NetFlow Analyzer内の表示値で記入
    例:<Router Router_Name="Tokyo_Cat3560">
    ※大文字/小文字の区別あり
    ※複数のルーター名を設定する場合、<Selected_Devices></Selected_Devices>で囲みなおしが必要
  • <Interface interface_name="インターフェース名を記入"/>
    監視対象とするインターフェースの名前を、NetFlow Analyzer内の表示値で記入
    例:<Interface interface_name="IfIndex1"/>
    ※大文字/小文字の区別あり
    ※同一ルーター内の複数インターフェース名を設定する場合、直下に追加
  • 既存のIPアドレス/ネットマスク情報を例として、最新情報に更新
    ※週に一度、ゾーホージャパン内で最新情報に更新しています
    例 : 221.122.89.128/25
    <GrpIPNetwork flag="Include" netmask_addr_id="255.255.255.128" network_addr_id="221.122.89.128"/>

 

5.

画面右上の(XMLからインポート)をクリックし、4.で編集したファイルを指定
※既存の同名IPグループについて、データと共に残存します。XMLファイル内のグループのみ追加/条件の更新が反映されます。

 

6.

IPグループ一覧に該当グループ名が追加されていることを確認

 

活用

1.

[インベントリ]→[グループ]→[IPグループ]→該当グループ名(Zoom)をクリック

 

2.

[トラフィック]→左上の時計アイコンで監視時間を指定→気になる箇所をマウスドラッグで抽出

 

3.

[通信]タブより、トラフィック容量が多い順に通信のレコード情報を確認
※レコード:IPアドレス(送信元/宛先)、アプリケーション、ポート、プロトコル情報等を確認

 

4.

[リゾルブIP]機能等をご利用いただき、ノード名からより具体的な情報(特定の社員様など)を特定