ITインシデント管理の課題を、AIとITIL®準拠ソフトウェアで解決する
ヘルプデスクの現場では、複雑化する問い合わせ対応や、インシデント対応の属人化、対応遅延など様々な課題があります。また、メールやチャット、電話など多様なチャネルから寄せられるリクエストに、迅速かつ的確に対応するには、高度な仕組みが求められます。
ServiceDesk Plusは、これらの課題を解決するために設計されたITIL®準拠のインシデント管理ソフトウェアです。AIによる自動チケット発行、あるいはノーコードでの自動化機能の充実、マルチチャネル対応、可視化されたレポート分析などを備え、ヘルプデスクの業務効率を向上。IT部門の生産性を高め、ユーザー満足度の向上に貢献します。
* 2025年5月現在:AI機能は「米国もしくは英国データセンター」かつ「設定言語が英語」の環境でのみ利用可能です。詳細は、グローバルページ(英語)をご覧ください。
業務を効率化する、インシデント管理ソフトの必須機能とそのメリット
インシデント管理ソフトウェアを選ぶ際は、「何ができるか」よりも「現場でどう役立つか」の視点が重要です。ここでは、ServiceDesk Plusに搭載されている主要機能を、実際の効果とともに解説します。
【必須機能1】AI駆動の自動チケット発行
AIを活用することで、問い合わせ内容の解釈からチケット作成、分類、割り当てまでを自動化。これにより、対応までのスピードが飛躍的に向上します。(* AI機能はServiceDesk Plusの英語版に搭載されているものであり、日本語版ではノーコードで設定できる自動化機能により、同様の業務効率化が可能です。)
特長:
- 問い合わせ文を自然言語で解析し、自動でチケットを生成
- 優先度・カテゴリ・担当者をAIが自動で判定
- 過去のナレッジベースと照合し、即時に解決策を提案
メリット:
- 手作業の削減と処理時間の短縮
- ヒューマンエラーやアサインミスの回避
- よくある問い合わせへの即時対応が可能に
【自動化によるチケット発行】ノーコードで、ここまでできる
ServiceDesk Plusでは、AI機能による高度な自動化を英語版で提供しています。日本語版では、ノーコード設定の自動化機能により、日々のインシデント対応を、効率的かつミスなく処理できます。
複雑なスクリプトやコーディングを必要とせず、管理画面上から柔軟に自動化設定ができ、IT部門の負荷を最小限に抑えながら、標準化されたインシデント管理プロセスを構築できます。
ServiceDesk Plus日本語版の自動化機能でできること
- 問い合わせ内容や送信元に応じて、チケットの自動分類・自動割り当てが可能
- 優先度・ステータス・SLA設定を条件ベースで自動化
- テンプレートや通知設定を活用し、対応プロセス全体を標準化
- ビジネスルールやワークフロー機能を使って、対応漏れや遅延を未然に防止
>>【動画で知る】ITSMツール×自動化のパワー! ヘルプデスク・インシデント管理の工数削減に役立つ4機能の活用法
【必須機能2】マルチチャネル対応(メール/チャット/電話/ポータル)
ユーザーからの問い合わせは、いまやメールだけにとどまりません。チャット、電話、Webポータルなど、多様なチャネルからのコンタクトに対応できることが、現在のインシデント管理ソフトには欠かせない要件です。
ServiceDesk Plusは、こうした複数チャネルを一元管理でき、対応の抜け漏れや重複を防ぎながら、現場の生産性を高める運用が可能です。
マルチチャネル対応がもたらす主なメリット
- 問い合わせチャネルが異なっても、対応フローを統一できるため、業務の属人化を防止
- チャットや電話のようなリアルタイム対応と、メールやポータルの非同期対応を柔軟に使い分け可能
- ユーザーが最も使いやすい手段で問い合わせできるため、満足度・対応スピードともに向上
- やり取りの履歴がすべて残るため、情報共有がスムーズになり、内部統制・監査にも強い
ServiceDesk Plusで実現できる主な機能
- メール・チャット・電話・ポータルなどからの問い合わせを自動的に収集・チケット化
- すべてのチャネルを統合した画面でリアルタイムに状況を可視化
- ユーザーごとのやりとりを時系列で記録し、過去の対応履歴をすぐに参照可能
- 対応中・保留中・解決済みなどのステータス管理もチャネルを問わず一元化
すべてのリクエストが共通のチケットとして記録されることで、ユーザーへの対応履歴も時系列で自動的に整理されます。これにより、対応状況の把握や引き継ぎもスムーズに行え、チーム全体での対応品質を底上げできます。
「どこから問い合わせが来ても、すぐに対応できる環境」が、いま求められるマルチチャネル対応ですが、ServiceDesk Plusなら無理なく実現できます。
【必須機能3】ITIL準拠のプロセスとレポート分析
インシデント管理において、スピード対応と同様に重要なのが、「なぜインシデントが起きたのか」「どこを改善すべきか」といった状況把握と分析です。ServiceDesk Plusは、ITIL®に準拠した運用プロセスとともに、便利なレポート機能やコンプライアンス支援機能を搭載しており、組織全体の信頼性向上を支えます。
【なぜレポート機能が重要なのか?】
レポートは、ただ「数値を集める」ためのものではありません。ServiceDesk Plusのレポート機能を活用することで次のような効果が得られます。
- SLAの遵守状況や対応スピードの改善ポイントを“見える化”
- 担当者やカテゴリ別の傾向分析により、チーム全体の最適化が可能
- 「なぜトラブルが繰り返されるのか?」という根本原因分析にも活用
- 定期レポートや監査対応資料の自動生成で、情報システム部門の信頼性を担保
【ServiceDesk Plusのレポート機能/コンプライアンス支援機能】
- IT運用に不可欠な5つの主要プロセスをカバー
ServiceDesk Plusでは、インシデント管理/問題管理/変更管理/サービス要求管理/リリース管理といった、ITIL®ベースのプロセスを一元管理できます。これにより、部署をまたぐ連携強化や、運用の属人化防止、対応記録の一貫性を維持する仕組みを構築できます。
- SLA(サービスレベル合意)
応答時間や解決時間などの基準を設定し、自動通知・エスカレーションでSLA違反を未然に防止。
- リアルタイムのダッシュボードとレポート作成機能
進行中のチケット状況、担当者別の対応件数、SLAの達成率などをグラフやチャートで可視化。日次・週次レポートを自動出力することも可能。
- 監査ログとアクティビティトラッキング
各操作や対応履歴がすべて記録されるため、コンプライアンス強化や監査対応にも利用できます。アクセス制限や役割ベースの権限設定も可能です。
インシデント管理ツールに必須の機能:よくある質問(FAQ)
インシデント管理ツールの選定にあたって、まず押さえるべき必須機能は何ですか?
大きく分けて下記の3点が重要です。
1, 自動化・効率化機能(AIや、ノーコードでの自動化)
2, マルチチャネル対応(メール/チャット/電話/ポータル 等)
3, ITIL®準拠のプロセス管理とレポート分析
これらが揃っていることで、対応のスピード・正確性・運用の安定化が期待できます。
AIによる自動チケット発行は、実際にどのように役立つのでしょうか?
AI機能は問い合わせを解析し、チケットの作成や分類、優先度設定、担当者割り当てを自動化してくれます。英語版のServiceDesk PlusにはAIが搭載されており、日本語版でもノーコードで設定できる自動化機能を活用すれば、手作業の工数やヒューマンエラーを大幅に削減可能です。
ServiceDesk Plusのポイント:
- 日々の問い合わせを自動で仕分けし、重要度の高いインシデントを見落とすリスクを低減
- テンプレートやワークフロー設定もGUIで行え、IT部門に負担をかけずに運用開始できる
マルチチャネル対応はどうして必須と言われるのでしょうか?
現在のヘルプデスク業務では、メール・チャット・電話・Webポータルなど、多様なチャネルから問い合わせが寄せられます。これをひとつのツールで一元管理できないと、対応漏れや重複が発生しやすくなってしまうためです。
ServiceDesk Plusのポイント:
- ユーザーが「好きなチャネル」で問い合わせ可能 → 顧客満足度アップ
- すべてのチャネルの問い合わせを統合ビューで把握 → チーム全体の対応がスムーズ
- 対応履歴が自動で残り、監査・トラッキング面でも安心
ITIL®に準拠していると、具体的にどんなメリットがありますか?
ITIL®はITサービス管理のベストプラクティスを体系化したフレームワークです。
- プロセス標準化:インシデント管理・問題管理・変更管理などの手順が明確になり、属人化を防止
- 品質と信頼性の向上:組織全体で統一したプロセス運用を行うことで、トラブルに迅速・適切に対処
- 継続的な改善が容易:レポートを活用し、改善サイクル(PDCA)を回しやすくなる
ServiceDesk Plusのポイント:
- ITIL®に基づくインシデント/問題/変更管理等の機能を標準搭載
- SLA管理やレポート機能と組み合わせ、運用効率と品質の両立をサポート
レポート機能やダッシュボードは本当に必要なのでしょうか?
インシデント対応の結果を数値やグラフで可視化しないと、「どのカテゴリの障害が多いのか?」「担当者ごとの対応時間やSLA遵守率はどうか?」「どの工程でボトルネックが発生しているか?」を把握できません。レポート機能が充実しているツールなら、データに基づく改善が可能です。
ServiceDesk Plusのポイント:
- 担当者別の対応状況やSLAの達成率をリアルタイムにモニタリング
- 定期レポート・監査ログの自動生成 → コンプライアンスにも対応
- 「なぜトラブルが繰り返されるのか」という根本原因分析に役立つ
ServiceDesk Plusの日本語版では、AI機能が制限されると聞きました。そこは問題ないでしょうか?
現時点(2025年5月)では、日本語版には英語版と同様のAI機能はありませんが、ノーコードで設定できる自動化機能が充実しています。問い合わせ内容や送信元に応じたチケットの振り分け、優先度設定、通知、エスカレーションなどが専門知識なしで自動化できるため、ヘルプデスク業務の効率化には十分なレベルといえるでしょう。
まずはどのように試せばいいですか?
無料トライアルやオンラインデモを利用して、実際の操作感や画面UIを確認するのがおすすめです。
- 無料トライアル版:自社環境でインストールまたはクラウド版を試用
- オンラインデモ:製品担当者が実際の使い方をライブデモで説明