サンプリングレート/サンプリング率
概要
対応バージョン : 12/10250
ネットワーク装置で有効化されているフロープロトコルのサンプリングレートについて、
NetFlow Analyzer上にどう反映されるのか、sFlow/NetFlowそれぞれのポイントをご紹介します。
目次
サンプリングレートの影響
1.
ネットワーク装置側で設定されているサンプリングレート値が低ければ、
サンプリング間隔が短くなるため、NetFlow Analyzer製品で表示されるデータの精度が向上します。
※より実態沿った値となります。
ネットワーク装置側で設定されているサンプリングレート値が高ければ、
サンプリング間隔が長くなるため、NetFlow Analyzer製品で表示されるデータの精度は低下します。
2.
高いサンプリングレート値と比較して、低いサンプリングレート値の方が
ネットワーク機器とNetFlow Analyzer製品への負荷は高まります。
負荷の高まり方は環境に依存します。
ネットワーク機器やネットワーク帯域への負荷に関してはベンダー様やメーカー様にご確認ください。
※NetFlow Analyzer製品では、フローレート(受信するフローデータの数/秒)に応じたシステム要件をご案内しております。
sFlow/NetFlowに関して
sFlow
sFlowのサンプリングレート情報は、受信データからNetFlow Analyzerが自動で認識します。
従いまして、NetFlow Analyzer側で特別な設定は不要です。
サンプリングレート値が256、フローデータ内のトラフィックデータ情報が100Bytesの場合、
NetFlow Analyzerは、256 * 100Bytes = 25,600Bytes を処理し、サンプリング係数を踏まえたトラフィックデータ量を表示します。
なお、NetFlow Analyzer上で表示されるサンプリングレートは「1」となります。
NetFlow Analyzer内部で認識してるサンプリングレート値と、製品UI上に表示されるサンプリングレート値は異なり、
sFlowの場合、前者が優先に使用されます。
一方、NetFlow Analyzer製品が認識しているサンプリングレートが「null/0」、または含まれていない場合、
後者を優先的に使用されます。
NetFlow
オプションテンプレートにサンプリングレートに関しての情報が含まれていない場合、
NetFlow Analyzerは、自動的にサンプリングレートを認識することができません。
そのため、製品UIから手動でサンプリングレート値を入力する必要があります。
サンプリングレートがNetFlow Analyzer製品に送付されている状態で、
GUIからサンプリング率を登録しても問題は発生しませんので、製品UIからご設定ください。
製品UIからの手動設定方法
バージョン12以上(サポートビルド)
- [インベントリ]→[インターフェース]→該当インターフェース名→[概要]→[サンプリングレート]に移動
※OpManagerの場合、[ネットワーク]→[フロー解析]→[インターフェース]→該当インターフェース名→[概要]→[サンプリングレート]に移動

- 数字をクリックし、値を編集