このユーザーガイドを参考に製品をアップグレードする前に、必ずこちらをご参照の上、アップグレード全体の流れと注意事項をご確認ください。
このユーザーガイドの内容は、上記の最新版へのアップグレード手順を確認済みであることを前提として記載されています。
上記に記載の内容と異なる方法でアップグレードを実施した場合、保守サポートを承れない可能性があります。

アップグレードマネージャー

アップグレードマネージャーを使用すると、コンソール上から製品のアップグレードを行うことができます。

  • 本機能はビルド12.8.407以降で実装されています。
    ご利用のビルド番号の確認方法はこちら
  • ご利用の環境によっては、本ページに掲載のある画像のコンソールとレイアウトや表示項目が異なる場合があります。

目次

留意事項/前提条件

アップグレードマネージャーを使用する前に、以下の内容をご確認ください。

  • 本機能を利用できるのは、ビルド12.8.407以降からより新しいビルドにアップグレードする場合です。
    ビルド12.8.407未満からアップグレードを行う場合は本機能は利用できません。
  • ヘルスチェックやアップグレード失敗時に、サーバーの確認が必要になる場合があります。
    OpManagerをインストールしているサーバーに接続できる環境でアップグレードを実行してください。

使用方法

アップグレードマネージャーの仕様および使用方法はEdition(構成)により異なります。

Professional Edition / OpManager Plus(単一構成)の場合

Professional EditionまたはOpManager Plusにおけるアップグレードマネージャーの使用方法は以下の通りです。

  1. adminユーザーまたはフルコントロール権限を持つユーザーで製品にログインします。
    上記以外のユーザーはアップグレードマネージャーを使用できません。
  2. [設定]→[一般設定]→[アップグレードマネージャー]に移動します。
  3. ページ右上の[アップグレード]をクリックします。
  4. 画面右側の「サービスパックの選択」から、アップグレードに使用するサービスパックを指定し、[アップロード]をクリックします。
    • サービスパックはManageEngine Communityからダウンロードできます。詳細はこちらをご参照ください。
    • APMプラグインを利用している環境では、APMプラグインを同時にアップグレードすることが可能です。
      「Applications Manager サービスパック」から、APMプラグインのサービスパックを指定してください。
  5. ファイルのアップロードが完了するまで待機します。
  6. 環境によっては以下のメッセージが出現し、サービスパックを検証するための証明書のアップロードが必要になる場合があります。
    こちらから証明書をダウンロードの上、「OpManager 整合性の証明書ファイル」でファイルを指定して[インポート]をクリックします。
    証明書のインポートが不要な環境の場合、この手順は発生しません。
  7. サービスパックのアップロードと検証が完了すると、アップグレードの前提条件を確認するヘルスチェックが開始します。
    完了するまでしばらく待機します。
    • ヘルスチェック中にエラーが発生した場合、画面上に表示されるメッセージの指示に従ってください。
    • ヘルスチェックのステータスは自動で更新されます。
      ステータスが更新されない場合は、手動でページの更新をお試しください。
    ヘルスチェックが完了すると、以下のようなメッセージが表示されます。
  8. 画面右上の[アップグレードの開始]をクリックします。
    アップグレード前の注意事項(チェックリスト)がポップアップで表示されます。
  9. チェックリストの内容を全て確認の上、「チェックリストを確認し、アップグレードを進める準備ができました。」にチェックを入れて、[はい]をクリックしてアップグレードを開始します。
    • チェックリストの内容は必ず確認してください。
    • 各サーバーのアップグレード中は全ての製品機能が停止します。
    • アップグレード前のバックアップについては、こちらのドキュメントをご参照ください。
      ご利用のビルドによっては上記ドキュメントと異なる内容がチェックリストに表示される場合がありますが、ドキュメントに記載のないバックアップの取得は不要です。
    アップグレードが開始すると以下の画面が表示され、これ以降他の機能にアクセスできなくなります。
  10. コンソール上にはアップグレードのステータスが表示されます。アップグレードが完了するまで待機します。
    アップグレード中にコンソールにアクセスすると、アップグレードのステータスを表示するページにリダイレクトされます。
    以下は、アップグレード中のコンソール表示の例です。
    APMプラグインを同時にアップグレードする場合は、OpManagerのアップグレードが完了後に自動的に開始します。
    以下は、APMプラグインをアップグレード中のコンソール表示の例です。
  11. アップグレードが完了すると、[設定]→[一般設定]→[アップグレードマネージャー]のページが自動で表示されます。
    以下の項目が正しく表示されていることを確認します。
    • バージョン:アップグレード後のOpManagerのビルド番号
      APMプラグインを同時にアップグレードした場合は、「Applications Manager プラグイン」からアップグレード後のAPMプラグインのビルド番号を確認できます。
    • 最終アップグレード時刻:アップグレードを行った日時

Enterprise Edition(分散構成)の場合

Enterprise Edition(分散構成)では、セントラルサーバーと全てのプローブサーバーを一度にアップグレードできます。
先にセントラルサーバーのアップグレードが開始し、完了後にプローブサーバーがアップグレードされます。
使用方法は以下の通りです。

  1. adminユーザーまたはフルコントロール権限を持つユーザーで、セントラルサーバーのコンソールにログインします。
    • 上記以外のユーザーはアップグレードマネージャーを使用できません。
    • プローブサーバーではアップグレードマネージャーは使用できません。
  2. [設定]→[一般設定]→[アップグレードマネージャー]に移動します。
  3. ページ右上の[アップグレード]をクリックします。
  4. 画面右側の「サービスパックの選択」から、アップグレードに使用するサービスパックを指定し、[アップロード]をクリックします。
    • サービスパックはManageEngine Communityからダウンロードできます。詳細はこちらをご参照ください。
    • APMプラグインを利用している環境では、APMプラグインを同時にアップグレードすることが可能です。
      「Applications Manager サービスパック」から、APMプラグインのサービスパックを指定してください。
  5. ファイルのアップロードが完了するまで待機します。
  6. 環境によっては以下のメッセージが出現し、サービスパックを検証するための証明書のアップロードが必要になる場合があります。
    こちらから証明書をダウンロードの上、「OpManager 整合性の証明書ファイル」でファイルを指定して[インポート]をクリックします。
    証明書のインポートが不要な環境の場合、この手順は発生しません。
  7. サービスパックのアップロードと検証が完了すると、プローブサーバーでのサービスパックのダウンロードと、各サーバーにおけるアップグレードの前提条件を確認するヘルスチェックが開始します。
    完了するまでしばらく待機します。
    • ヘルスチェック中にエラーが発生した場合、画面上に表示されるメッセージの指示に従ってください。
    • ヘルスチェックのステータスは自動で更新されます。
      ステータスが更新されない場合は、手動でページの更新をお試しください。
    アップグレードの準備が完了すると、以下のようなメッセージが表示されます。
    全てのサーバーのステータスが「サービスをアップグレードする準備ができました」となっていることを確認してください。
  8. 画面右上の[アップグレードの開始]をクリックします。
    アップグレード前の注意事項(チェックリスト)がポップアップで表示されます。
  9. チェックリストの内容を全て確認の上、「チェックリストを確認し、アップグレードを進める準備ができました。」にチェックを入れて、[はい]をクリックしてセントラルサーバーのアップグレードを開始します。
    • チェックリストの内容は必ず確認してください。
    • 各サーバーのアップグレード中は全ての製品機能が停止します。
    • アップグレード前のバックアップについては、こちらのドキュメントをご参照ください。
      ご利用のビルドによっては上記ドキュメントと異なる内容がチェックリストに表示される場合がありますが、ドキュメントに記載のないバックアップの取得は不要です。
    アップグレードが開始すると、セントラルサーバーで以下の画面が表示され、これ以降他の機能にアクセスできなくなります。
    プローブサーバーのアップグレードは、セントラルサーバーのアップグレードが完了後に開始します。
  10. コンソール上にはアップグレードのステータスが表示されます。アップグレードが完了するまで待機します。
    アップグレード中に製品のURLにアクセスすると、アップグレードのステータスを表示するページにリダイレクトされます。
    以下は、アップグレード中のコンソール表示の例です。
    APMプラグインを同時にアップグレードする場合は、OpManagerのアップグレードが完了後に自動的に開始します。
    以下は、APMプラグインをアップグレード中のコンソール表示の例です。
  11. セントラルサーバーのアップグレードが完了すると、[設定]→[一般設定]→[アップグレードマネージャー]のページが自動で表示され、プローブサーバーのアップグレードが開始します。
    プローブサーバーのアップグレード状況は、「現在のステータス」に表示されます。
    • アップグレード中のプローブサーバーにおける監視は停止します。
    • アップグレード中のプローブサーバーのコンソールにアクセスすると、アップグレードのステータスを表示するページにリダイレクトされます。
    すべてのプローブサーバーのアップグレードが完了するまで待機します。
  12. すべてのサーバーでアップグレードが完了すると、「アップグレードプロセスはすべてのサービスで正常に完了しました。」のメッセージが表示されます。
  13. ページを更新して、以下の項目がすべてのサーバーに対して正しく表示されていることを確認します。
    • バージョン:アップグレード後のOpManagerのビルド番号
      APMプラグインを同時にアップグレードした場合は、「Applications Manager プラグイン」からアップグレード後のAPMプラグインのビルド番号を確認できます。
    • 最終アップグレード時刻:アップグレードを行った日時

アップグレードに失敗した場合

アップグレードに失敗した環境でサポート情報ファイル(SIF)を取得の上、サポート窓口までご連絡ください。

既にEOLを迎えているビルドをご利用の場合、調査を承れない可能性があります。 EOLを迎えているビルドはこちらから確認できます。