OpManagerのバックアップ手順
作成日:2008年12月1日 | 更新日:2024年7月30日
概要
OpManagerのバックアップ方法についてご説明します。
このページに記載されている手順は、OpManager Plusも対象です。
OpManagerとOpManager Plusでバックアップ方法に差異はありません。
詳細
2021年8月17日のビルド12.5.334のリリースに伴い、推奨のバックアップ手順が変更となりました。
バックアップ手順は、ご利用のデータベースによって異なります。
また、後述のデータベースのみバックアップする場合の注意事項も併せてご確認ください。
データベースがPostgreSQLの場合
以下の2通りの方法があります。
- OpManagerのインストールフォルダのバックアップを取得(推奨)
- 容量の問題等でインストールフォルダの取得が不可である場合、データベースのバックアップを取得
※APMプラグインを利用している場合は、同時にAPMデータベースのバックアップを取得
インストールフォルダ全体のバックアップの取得を推奨しておりますので、可能な限りこちらの方法での対応をお願いいたします。
データベースがMSSQLの場合
OpManagerのインストールフォルダのバックアップ及び、データベースのバックアップの双方を取得します。
容量の問題等でインストールフォルダの取得が不可である場合、データベースのバックアップのみを取得します。
※データベースのバックアップのみを行う際、APMプラグインを利用している場合は、同時にAPMデータベースのバックアップを取得
バックアップ手順
バックアップには、以下の2種類があります。
OpManagerのインストールフォルダ全体のバックアップを取得
OpManagerのインストールフォルダをコピーし、元のフォルダとは関係のない場所に退避します。
OpManagerのインストールフォルダとは、配下にbinやlogsフォルダを持つフォルダを指します。
デフォルトの名称は以下です。
Professional Edition:OpManager
Enterprise Edition(Probe):OpManagerProbe
Enterprise Edition(Central):OpManagerCentral
インストールフォルダの確認手順はこちらのナレッジをご参照ください。
バックアップの取得手順は以下です。
- OpManagerサービスを停止
※停止後、上記ナレッジリンクの"停止確認のために"の手順により、バックエンドのプロセスを完全に停止してください - OpManagerのインストールフォルダをコピーし、元のフォルダとは関係のない場所に退避
元のフォルダ内に配置した場合、アンインストール時にフォルダごと削除されます。 - 既存環境で運用を続ける場合は、OpManagerサービスを起動
リストア手順
リストアする場合は、以下の手順を実施します。
- バックアップのOpManagerのインストールフォルダを、OpManagerを復旧したい場所に配置
※同一環境にリストアする場合は、既存のOpManagerサービスを停止してから実施 - Windowsの場合はコマンドプロンプト、Linuxの場合はターミナルを管理者権限で起動
- <バックアップのOpManagerのインストールフォルダ>/binに移動
- (移行先サーバーがWindowsの場合のみ実施、Linuxの場合は手順5に移動)
以下のコマンドを実行OpManagerService.bat -r
※既存のOpManagerサービスをアンインストールするコマンド
- 以下のコマンドを実行
Windowsの場合:initPgsql.bat
Linuxの場合:
initPgsql.sh
※移行先のOpManagerサーバーに対して、データベースへのアクセスを許可するコマンド
- (移行先サーバーがWindowsの場合のみ実施、Linuxの場合は手順7に移動)
以下のコマンドを実行OpManagerService.bat -i
※OpManagerサービスを新規インストールするコマンド
- OpManagerサービスを起動し、Webコンソールにアクセスできるかどうか確認
データベースのバックアップを取得
PostgreSQLの場合
こちらのナレッジを参考に、データベースのバックアップファイルを取得します。
MSSQLの場合
SQL Server Management Studio等、MSSQLのツールの機能でOpManagerDBのバックアップ・リストアを行ってください。
データベースのみバックアップする場合の注意事項
以下のいずれかに当てはまる場合、本注意事項に該当します。
- Netflow Analyzer(NFA)/Firewall Analyzer(FWA)のいずれかのオプション機能を利用している
- OpManager Plusを利用している
OpManagerのインストールフォルダのバックアップを行わず、データベースのバックアップのみを取得する場合、
NFAとFWAのオプション機能についてはコンフィグデータのみがデータベースバックアップの対象となるため、
Syslogなど一部ローデータのバックアップは取得できません。
上記を含めた完全なバックアップを実行したい場合は、OpManagerのインストールフォルダのバックアップを行うようお願いいたします。
【対応リリース】 10200以降
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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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