OpManager Enterprise Editionのサーバー移行手順
作成日:2021年2月3日 | 更新日:2024年10月10日
概要
OpManager Enterprise Editionのサーバー移行手順をご説明いたします。
分散構成 Enterprise Editionのサーバー移行手順です。
単一構成 Professional Editionの手順はこちらをご参照ください。
単一構成 Professional Editionの手順はこちらをご参照ください。
解説
サーバー移行は大きく分けて以下の2通りの手順がございます。
インストールフォルダの移動
使用データベースがPostgreSQLの場合の手順です。
セントラルサーバー:
- OpManagerサービスを停止します。
- OpManagerのインストールディレクトリ/bin へ移動します。
- 以下のコマンドを実行して、既存サーバーのOpManagerサービスを削除します。
OpManagerService.bat -r
- OpManagerのインストールフォルダーの圧縮バックアップを取得します。
OpManagerのインストールフォルダーとは、配下に"bin"や"logs"フォルダを持つフォルダを指します。
デフォルトの名称は"OpManagerCentral"です。 - 移行先サーバーへ手順4で取得した圧縮バックアップを移動し、展開します。
- 移行先サーバーにて、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- <手順4で展開したOpManagerのインストールフォルダー>/bin へ移動します。
- 以下のコマンドを実行して、移行先サーバーからデータベースへのアクセスを許可します。
initPgsql.bat
- 続けて以下のコマンドを実行して、OpManagerサービスを登録します。
OpManagerService.bat -i
- 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します。
- すべてのプローブを再起動します
- [セントラルの詳細]を更新します。
移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、各プローブの[設定]→ [設定]→[セントラルの詳細]より、サーバー情報を更新します。
※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
※ビルド12.3以前をご利用の場合、上記メニューが存在しない場合がございます。
その場合、各プローブのOpManagerのインストールディレクトリ/conf /OpManagerへ移動し、"NOCServerDetail.xml"ファイル内の、"NOCServerName"を更新します。 - 既存のサーバーのセントラルをアンインストールします。
プローブサーバー:
- OpManagerサービスを停止します。
- OpManagerのインストールディレクトリ/bin へ移動します。
- 以下のコマンドを実行して、既存サーバーのOpManagerサービスを削除します。
OpManagerService.bat -r
- OpManagerのインストールフォルダーの圧縮バックアップを取得します。
OpManagerのインストールフォルダーとは、配下に"bin"や"logs"フォルダを持つフォルダを指します。
デフォルトの名称は"OpManagerProbe"です。 - 移行先サーバーへ手順4で取得した圧縮バックアップを移動し、展開します。
- 移行先サーバーにて、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- <手順4で展開したOpManagerのインストールフォルダー>/bin へ移動します。
- 以下のコマンドを実行して、移行先サーバーからデータベースへのアクセスを許可します。
initPgsql.bat
- 続けて以下のコマンドを実行して、OpManagerサービスを登録します。
OpManagerService.bat -i
- 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します
- [プローブ詳細]を更新します。
- 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]より、サーバー情報を更新します。
※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
- 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]より、サーバー情報を更新します。
- 既存のサーバーのプローブをアンインストールします。
バックアップの取得→リストア
セントラルサーバー:
<バックアップ>
- OpManagerサービスを停止します。
- Professional Editionと同様の方法でバックアップを取得します。
<リストア>
- データの損失を防ぐために、すべてのプローブを停止します。
- Professional Editionと同様の方法でリストアします。
- 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します。
- [セントラルの詳細]を更新します。
- 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、各プローブの[設定]→[設定]→[セントラルの詳細]より、サーバー情報を更新します。
※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
※上記メニューが存在しない場合、各プローブのOpManagerのインストールディレクトリ/conf /OpManagerへ移動し、"NOCServerDetail.xml"ファイル内の、"NOCServerName"を更新します。
- 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、各プローブの[設定]→[設定]→[セントラルの詳細]より、サーバー情報を更新します。
- すべてのプローブを再起動します。
- 既存のサーバーのセントラルをアンインストールします。
プローブサーバー:
<バックアップ>
- OpManagerサービスを停止します。
- Professional Editionと同様の方法でバックアップを取得します。
<リストア>
- データの損失を防ぐために、すべてのプローブを停止します。
- Professional Editionと同様の方法でリストアします。
- 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します。
- セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]で、古いプローブのステータスが[起動中]、新しいプローブが[サーバーダウン]と表示されることを確認します。
- 新しいプローブを削除します。
※古いプローブは削除しないでください。 - [プローブ詳細]を更新します。
- 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]より、プローブ名をクリックして、サーバー情報を更新します。
※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
- 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]より、プローブ名をクリックして、サーバー情報を更新します。
- 既存のサーバーのプローブをアンインストールします。