Enterprise Edition 利用時の注意点
作成日:2016年6月28日 | 更新日:2023年9月28日
概要
Enterprise Editionを利用する時の注意点をご説明いたします。
解説
- Enterprise Editionはセントラルサーバーとプローブサーバー(複数台)の2階層の分散サーバー構成のため、
その分、サーバーを予め用意していただく必要があります。
(例)セントラルサーバー1台、プローブサーバー5台の場合、サーバーは6台必要です。 - 1時間ごとにプローブサーバーからセントラルサーバーへ情報(監視データ)を送信します。
※時間間隔は変更できません
※プローブで検知したアラート情報は即時同期されます - セントラルサーバーおよびプローブサーバーにそれぞれデータベースが必要です。
- 実運用では、postgreSQLではなくSQLサーバーのデータベースを推奨しています。(これは、バンドルしているpostgreSQLの場合、OPMサーバーとDBサーバーが1つのOS上に存在することにより負荷が高まる場合があるためです。)
- セントラルサーバーおよび複数台のプローブサーバーが参照するSQLサーバーは、それぞれ個別に参照するSQLサーバーをご用意頂くことを推奨しています。(これは1つのSQLサーバーに集中的に負荷が高まる場合がありSQLサーバーのパフォーマンスの低下につながる場合があるためです。)
- プローブサーバーで監視を行うため、監視を行う機器がある拠点(またはネットワークの疎通がある場所)にプローブサーバーを置いていただく必要があります。
- プローブサーバーが異なれば、登録する装置のIPアドレスにおいて同じIPアドレスを使用しても問題ありません。
なお、OpManagerはIPアドレスをキーにして装置を管理しているため、同じプローブサーバー内(またはEssential Editionにおいても)で同じIPアドレスを使用して装置を監視することはできません。 - Enterprise EditionからProfessional Editionへは途中で切り替えることができません。
切り替える場合は、バックアップ・リストアは利用できず、初期状態からの再構築となります。
単一サーバー構成のEditionと迷われている場合、選定時に予めどちらにするか判断してください。 - Enterprise Editionのユーザーおよびマルチテナントについては次のナレッジをご参照ください。
OpManagerで対応しているマルチテナントについて
https://www.manageengine.jp/support/kb/OpManager/?p=6857 - セントラルサーバー側からプローブサーバー側のアラートをクリアすることはできません。
- セントラルサーバーとプローブサーバーで異なるOSを使用可能です。
- WMIを使用する監視を行う場合、プローブサーバーはWindows OSにインストールしてください。この場合、セントラルサーバーがLinux OSでも監視結果の閲覧が可能です。
- Professional EditionからEnterprise Editionへ移行する場合、既存環境を新環境の1台目のプローブサーバーとして構築が可能です。2台目以降のプローブサーバーは、一から構築が必要です
※既にプローブサーバーが1台でも存在するEnterprise Edition環境には移行できません
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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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