Applications Manager ナレッジベース

共有メモリの変更方法


この手順に関しましては、アップグレード時にエラーが発生した際にのみ対応いただくものになります。
※対象は、ビルド14533、14531またはEOL対象をお使いのユーザー様です。

OpManagerを12.5.012にアップグレード後、APMプラグインをご利用のお客様は
OpManagerを最新ビルドにアップグレードする前に、APMプラグインをアップグレードしていただく必要がございます。

APMプラグインデータベース移行処理の際に、
共有メモリ不足が原因でAPMプラグインデータベース移行に失敗することがございます。

手順

Windows/Linux(OpManagerにバンドルされたPostgreSQLをご利用の場合)

  1. OpManagerインストールフォルダ/Patch/AdventNet_ManageEngine_OpManager-12.0-SP-5.0.0.8/pgsql_old/data配下のpostgresql.confに移動します。
  2. max_locks_per_transaction値を増やします。
    デフォルト値は「64」です。推奨値はシステム仕様とデータベースサイズによって異なります。

例:postgresql.confファイル

#------------------------------------------------------------------------------
# LOCK MANAGEMENT
#------------------------------------------------------------------------------

#deadlock_timeout = 1s
max_locks_per_transaction = 推奨値 # min 10 ←コメントアウト(#)を削除し、値を64から変更してください。
# (change requires restart)
# Note: Each lock table slot uses ~270 bytes of shared memory, and there are
# max_locks_per_transaction * (max_connections + max_prepared_transactions)
# lock table slots.
#max_pred_locks_per_transaction = 64 # min 10
# (change requires restart)

その他

OpManagerがインストールされたドライブで少なくとも3GBの空き容量を確保するようにお願いします。

共有メモリ値変更に伴う影響

  • Postgresサーバーが起動すると、postgresql.confで指定された値に基づいて
    OSに特定の量のRAMを割り当てるように要求します。
    要求されたメモリ量が、使用可能なシステムRAMよりも大きい場合にエラーが生じる場合がございます。
  • 共有メモリの上限を変更することで不具合が生じる現象は確認されておりません。