Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

SAML認証の設定に関するトラブルシューティング


この記事では、SAML認証を設定したにもかかわらず、Destkop Centralにログインできない場合に表示されるエラーコードについて説明しています。

SAML認証エラーコード

エラーコード 理由 解決
2 サービスプロバイダーエンティティID、ACS URL、証明書など、サービスプロバイダーまたはIDプロバイダーのいずれかでSAML認証設定を構成しているときに、一部のパラメーターが欠落している可能性があります。 Desktop CentralのSAML構成ページで設定を再構成し、Desktop Centralサーバ-を再起動します。
8 認証プロバイダーからSAML応答を受信しません。 Desktop CentralはPOST Bindingメソッドのみをサポートします。認証プロバイダーがPOST Bindingメソッドに対応していることを確認します。
13 無効な応答形式です。認証プロバイダーから受信したSAML応答は、予期した形式ではありません。 認証プロバイダーでSAML認証の設定内容を確認し、再構成します。
16 サポートされていないSAMLバージョン DCはSAML 2.0のみをサポートします。認証プロバイダーがSAML 2.0をサポートしていることを確認してください。
17 IDがありません。応答を一意に識別するために、認証プロバイダーからのSAML応答にIDが存在する必要があります。IDがない場合、Desktop Centralはリクエストをそれ以上処理しません。 認証プロバイダーに確認して、認証プロバイダーのSAML認証設定を再構成します。
18,19 認証プロバイダーからのSAML応答のステータスコード要素がありません。そのため、Desktop Centralはリクエストをそれ以上処理しません。 認証プロバイダーに確認して、認証プロバイダーのSAML認証設定を再構成します。
20 SAMLレスポンスのステータス値が空です。Desktop Centralはリクエストをそれ以上処理しません。 認証プロバイダーに確認して、認証プロバイダーのSAML認証設定を再構成します。
21 認証プロバイダーからの応答が正しくありません。 認証プロバイダーのイベントログで根本原因を確認してください(多くの場合、認証プロバイダーとサービスプロバイダーを再度構成すると問題が解決するようです)。
22 サービスプロバイダーの要求が正しくありません。 認証プロバイダーのリクエスト中にサービスプロバイダーに問題発生した可能性があります。サービスプロバイダーで認証プロバイダーの詳細を再構成し、もう一度確認します。
23 受信したステータスコードを処理できません。 複数の理由が考えられます。
1.認証プロバイダーでの認証エラー 2. 認証プロバイダーサーバーとサービスプロバイダーサーバー間の時刻の不一致
多くの場合、認証プロバイダーとサービスプロバイダーの両方で再構成すると、問題が解決するようです。
24 応答/アサーションは、DCの予期した署名がされていません。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
25 署名された要素にIDが含まれていません。そのため、Desktop CentralはSAMLレスポンスを拒否しました。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
26 署名された要素に重複したIDがあります。そのため、Desktop CentralはSAML応答を拒否しました。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
27 署名された要素は無効です 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
28 署名された要素に重複した参照があります。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
29 SAMLレスポンスに予期しない署名がされた要素があります。Desktop Centralはリクエストをそれ以上処理しません。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
30 SAML応答に予期しない参照が存在します。Desktop Centralはリクエストをそれ以上処理しません。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
31 SAMLレスポンスに含まれる署名の数が間違っています。Desktop Centralはリクエストをそれ以上処理しません。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
32 SAMLアサーションに存在する署名の数が間違っています。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
35 SAMLレスポンスに署名がありません。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
36 SAML応答に存在する署名が無効です。サービスプロバイダーと認証プロバイダー間の構成に誤りがあります。 サービスプロバイダーと認証プロバイダーの両方でSAML認証設定を再構成します。
37 重複した属性名が見つかりました。Desktop Centralはそれ以上処理できませんでした。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
38 SAML応答に名前IDがありませんでした。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
39 SAML応答で名前IDが空でした。 認証プロバイダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
40 サービスプロバイダー Name Qualifierに名前の不一致がありました。Desktop Centralはリクエストを処理できません。 サービスプロバイダーと認証プロバイダーの両方でSAML認証設定を再構成します。
41 セッションの有効期限が切れました。 更新して再度ログインします。
42 サービスプロバイダーのACS URLが変更された可能性があります。SAML応答で指定された宛先が間違っています。 認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成し、再試行してください。
43 サービスプロバイダーのACS URLが変更された可能性があります。SAML応答で指定された宛先は空です。 認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成し、再試行してください。
44 発行者名が正しくないか、SAML応答にありません。 認証プロバイダーベンダーに確認し、認証プロバイダーでSAML認証設定を再構成します。
46 SAMLレスポンスには有効期限があります。認証プロバイダーとDesktop Centralが異なるタイムゾーンに存在する場合、時刻が一致せず、認証プロバイダーによるアサーションと有効期限に齟齬が生じていることを示しています。 認証プロバイダーとDesktop Central間の時間の不一致。時刻を調整してもう一度お試しください。
47 アサーションには有効期限があるため、SAMLレスポンスはサービスプロバイダーに到達すると期限切れになる場合があります。これは通常、認証プロバイダーとサービスプロバイダーの間に時間の不一致がある場合に発生します。 認証プロバイダーとDesktop Central間の時間の不一致。時刻を調整してもう一度お試しください。
50 認証プロバイダーによって送信されたIDは、ブラウザーのキャッシュのためにサービスプロバイダーに取り込まれない場合があります。 ブラウザーのキャッシュをクリアして再試行してください。