AWS上でログを保管する運用の実施可否
作成日:2025年6月13日 | 更新日:2025年6月16日
ご質問
Log360 Cloud(以降、L3C)上ではなく、AWS上でログを保管し、参照の際にのみ一時的にAWSからL3Cにログを取り込む運用は可能ですか?
以下のような運用を想定しています。
- L3Cのログ転送機能を使用してAWS(Amazon S3)にログを転送する。
- L3C上でのログの保存期間は最低限(例:1日)とし、AWS上でログを保管する。
- 必要に応じて、AWS上で保管している過去のログをL3Cのインポート機能を使用して製品に取り込み確認する。
回答
ご質問内容の運用方法は、実施不可となります。L3Cでログを参照したい場合は、L3C上で必要に応じたログの保存期間を設定し、L3C上でログを保管してください。
AWSへのログ転送機能は、ログの保管先をL3CからAWSに変更する機能ではなく、L3C上で収集したログの複製をAWS上に作成する機能です。AWSへのログ転送を設定しても、L3C上でのログ保管は継続されるため、L3C上で適切な保存期間が設定されている場合は、AWSからのインポートを実施せずともL3C上でログを参照できます。
詳細
L3CからAWSに転送したログを、L3Cのインポート機能を使用して製品に取り込むこと自体は可能です。ただし、AWSに転送したログをインポートした際に、L3Cはログ形式に応じたログの解析処理を行いません(AWSに転送したログに対する解析処理は未サポートです)。そのため、デフォルトレポートの生成やフィールド値を用いた検索などは実施不可となります。また、特定のログに対してタイムスタンプの解析が行われない可能性があるため、ログの整合性を担保できません。したがいまして、ご質問内容の運用方法は、非推奨かつ、サポート対象外とさせていただいております(問題が発生した場合のサポートは提供できかねます)。
以上です。