NetFlow Analyzer ナレッジベース

受信(入力)した通信と送信(出力)した通信


解説

GUIから受信ボタン、送信ボタンを切り替えることによって、表示される情報が変化します。

 

インターフェースに入り込む通信を「受信」ボタン
インターフェースから出ていく通信を「送信」ボタンで表示します。

今回はもっとも一般的である、全てのインターフェースをIngressに設定して
フローを監視している場合を例とします。

 

(A)同一装置上で複数インターフェイスを監視する場合

ケーブルが接続されている全てのインターフェース上で
ingress かegress かのどちらかに統一して
フローデータエクスポートを設定します。

例えば、ingress に統一して設定した場合、
各インターフェースの入力トラフィック量は、各々のインターフェース上で計測されるのに対し、
各インターフェースから出力されるトラフィック量は、他のインターフェースから流入してくるトラフィック量の合計として求められます。
これをどのインターフェースでも実現するため、すべてのインターフェース上でingress でフローデータエクスポートを設定する必要があります。

ingress設定、egress設定の詳細につきましては、
下記のナレッジベースをご覧ください。
ingress とegress の考え方

 

具体例

ingress_ingresss

(1)[インベントリ]→[インターフェース]→IF1を選択→[会話]タブ→受信ボタンをチェックした場合(デフォルトで受信情報が表示されています。)

IP210.10.10.10からIP192.168.20.20、IP192.168.30.30へ送付される通信が表示されます。

 

(2)[インベントリ]→[インターフェース]→IF2を選択→[会話]タブ→受信ボタンをチェックした場合

IP192.168.20.20からIP210.10.10.10、IP192.168.30.30へ送付される通信が表示されます。

 

(3)[インベントリ]→[インターフェース]→IF2を選択→[会話]タブ→送信ボタンをチェックした場合

IP210.10.10.10、IP192.168.30.30からIP192.168.20.20へ送付される通信が表示されます。

ingress_ingresss