帯域使用率が100%を越えている
作成日:2014年4月3日 | 更新日:2025年3月17日
概要
事象:NetFlow Analyzer上の表示で、帯域使用率が100%を超える
対象バージョン:12.7以上
使用率の算出方法:
NetFlow Analyzerは、受信した通信容量情報から速度を算出します。
特定IFで1分間に計60MBを受信した場合、
60MBpm(per min) * 8 = 480Mbpm #Byteをbitに変換
480Mbpm / 60 = 8Mbps(per second) #分間値を秒間値に変換
速度値 = 8Mbps と速度値を算出します。
上記の様に算出された速度値を子数、NetFlow Analyzer で設定されているインターフェースごとの帯域幅を母数にして
使用率が算出されております。
帯域幅は、[インベントリ](OpManagerでは[ネットワーク]→[フロー解析])→[インターフェース]→該当インターフェース→[概要]タブでご確認いただけます。
値はデフォルトで1Mbpsで設定されているため、直接クリックし、インターフェースに適用されている帯域幅を設定してください。
特定IFで1分間に計60MBを受信した場合、
速度値 = 8Mbpsが子数、1Mbps(デフォルト値)が母数となるため、
8 / 1 = 8 = 800% で該当のIF使用率値を表示します。
解決策
- インターフェースの帯域幅の変更
[インベントリ](OpManagerでは[ネットワーク]→[フロー解析])→[インターフェース]→該当インターフェース→[概要]タブで、受信/送信帯域値をクリックし適正値に変更 - グループの帯域幅の変更
[設定]→[フロー解析]→[グループ設定]→[IPグループ/インターフェースグループ]で、特定グループ名をクリックし、[グループ情報]ページで変更
※グループの帯域幅は「送信/受信」の共通値です。
またネットワーク機器に設定されているsFlow/NetFlowで
ingress/egress両方設定されている場合は、値がダブルカウントされている可能性があります。
詳細はベンダー様やメーカー様にご確認ください。