NetFlow Analyzer ナレッジベース

帯域使用率が100%を越えている


概要

事象:NetFlow Analyzer上の表示で、帯域使用率が100%を超える

対象バージョン:12.7以上

使用率の算出方法:

NetFlow Analyzerは、受信した通信容量情報から速度を算出します。

特定IFで1分間に計60MBを受信した場合、
60MBpm(per min) * 8 = 480Mbpm #Byteをbitに変換
480Mbpm / 60 = 8Mbps(per second) #分間値を秒間値に変換
速度値 = 8Mbps と速度値を算出します。

上記の様に算出された速度値を子数、NetFlow Analyzer で設定されているインターフェースごとの帯域幅を母数にして
使用率が算出されております。

帯域幅は、[インベントリ](OpManagerでは[ネットワーク]→[フロー解析])→[インターフェース]→該当インターフェース→[概要]タブでご確認いただけます。
値はデフォルトで1Mbpsで設定されているため、直接クリックし、インターフェースに適用されている帯域幅を設定してください。

特定IFで1分間に計60MBを受信した場合、
速度値 = 8Mbpsが子数、1Mbps(デフォルト値)が母数となるため、
8 / 1 = 8 = 800% で該当のIF使用率値を表示します。

 

解決策

  • インターフェースの帯域幅の変更
    [インベントリ](OpManagerでは[ネットワーク]→[フロー解析])→[インターフェース]→該当インターフェース→[概要]タブで、受信/送信帯域値をクリックし適正値に変更
  • グループの帯域幅の変更
    [設定]→[フロー解析]→[グループ設定]→[IPグループ/インターフェースグループ]で、特定グループ名をクリックし、[グループ情報]ページで変更
    ※グループの帯域幅は「送信/受信」の共通値です。

 

またネットワーク機器に設定されているsFlow/NetFlowで
ingress/egress両方設定されている場合は、値がダブルカウントされている可能性があります。
詳細はベンダー様やメーカー様にご確認ください。