Network Configuration Manager ナレッジベース

対象

Network Configuration Manager バージョン12
Device Expert 5990以下

概要

装置に設定されているコンフィグ量が多量であることに起因し、
Cisco ASA、Cisco ASA MultiContextのコンフィグバックアップに失敗する事象が報告されております。

コンフィグバックアップ失敗のターミナル画面のログに、タイムアウトに関する以下のような文字列が表示されているかご確認ください。
11111111bytes copied in 29.500 secs (193200 bytes/sec)

本ナレッジでは、上記事象が発生している場合の修正手順について記載します。

修正手順

Network Configuration Manager バージョン12

装置テンプレートCisco ASAを使用している場合

1. ［コンフィグ自動化］→［装置テンプレート］→［CLI装置テンプレート］画面で、 装置テンプレート［Cisco ASA］を検索
2. 装置テンプレートをクリックし、［次へ］
3. 設定している認証情報に応じて、以下の項目のタイムアウト値を「120000（120秒）」から「300000（300秒）」に変更
   ・Telnet/SSHの場合
   show running-config
   show startup-config
   ・SSH/TELNET-TFTPの場合
   copy /noconfirm running-config tftp://${UserInput:tftp_server_address}/${UserInput:file_name}
   copy /noconfirm startup-config tftp://${UserInput:tftp_server_address}/${UserInput:file_name}
4. 変更後、［保存］

装置テンプレートCisco ASA MultiContextを使用している場合

1. ［コンフィグ自動化］→［装置テンプレート］→［CLI装置テンプレート］画面で、 装置テンプレート［Cisco ASA MultiContext］を検索
2. 装置テンプレートをクリックし、［次へ］
3. 認証情報「SSH/TELNET-TFTP」に対して、以下の項目のタイムアウト値を「120000（120秒）」から「300000（300秒）」に変更
   copy /noconfirm running-config tftp://${UserInput:tftp_server_address}/${UserInput:file_name}
4. 変更後、［保存］

Device Expert 5990以下

Cisco ASA、CiscoASA MultiContextどちらも共通のコンフィグバックアップコマンドが実装されているため、以下の手順を実行することで両方の装置に変更が適用されます。

1. ［管理］→［クエリの実行］
2. 以下のクエリを一つずつ実行
   UPDATE InteractionSpec set TIMEOUT='120000' where INTERACTIONID ='cisco_asa_cli_config_get_irec'
   UPDATE CLIInteractionSpec set RequestTimeout = '120000' where INTERACTIONID ='cisco_asa_cli_config_get_irec'
3. Device Expertを再起動