F5 BIG-IPで認証は有効だが、コンフィグバックアップに失敗する
作成日:2016年6月6日 | 更新日:2021年12月17日
対象
Network Configuration Manager
Device Expert
概要
「F5 BIG-IP」装置で、認証情報は有効なものの、
バックアップによるコンフィグ取得に失敗するケースが報告されております。
本ナレッジでは、その場合に考えられる要因と解決策についてご案内します。
要因、解決策
要因
「F5 BIG-IP」装置に設定されているコンフィグ量が多いことにより、
バックアップ時にタイムアウトが発生していることが要因として挙げられます。
解決策
対象装置に適用されている装置テンプレートで、タイムアウト値の変更を行います。
以下の手順をご確認ください。
Network Configuration Managerの場合
- [コンフィグ自動化]→[装置テンプレート]→[CLI Device Template]画面を表示
※ご利用ビルドによって、[設定]→[装置管理]→[装置テンプレート]画面を表示してください。 - 対象装置に適用されている装置テンプレートをクリック
- 認証情報として設定しているプロトコルタブを選択し、各コマンドのタイムアウト値を変更
30000→120000 - 設定を保存後、再度コンフィグバックアップを実施
Device Expertの場合
- [管理]→[データベースコンソール]を表示し、以下のクエリを実行
UPDATE InteractionSpec set timeout='120000' where interactionid='F5_bigip_config_ispec'
UPDATE CLIInteractionSpec set RequestTimeout = '120000' where interactionid='F5_bigip_config_ispec'
update ServiceProperties set value=10 where property='AsynchronousTaskThreadCount' - Device Expertを再起動
変更を切り戻す場合の手順:
- [管理]→[データベースコンソール]を表示、以下のクエリを実行
UPDATE InteractionSpec set timeout='30000' where interactionid='F5_bigip_config_ispec'
UPDATE CLIInteractionSpec set RequestTimeout = '30000' where interactionid='F5_bigip_config_ispec'
update ServiceProperties set value=30 where property='AsynchronousTaskThreadCount' - Device Expertを再起動