DNSサーバー更改に伴うNetwork Configuration Managerへの影響について
対象
Network Configuration Manager
概要
本ナレッジでは、Network Configuration Manager(以下、NCM)のインストールサーバーと同じネットワーク内にあるDNSサーバーが
更改された際の影響について、製品仕様と確認ポイントとともにご案内します。
製品仕様
NCMには、DNSサーバーを指定する項目は実装されておりません。
NCMでは、インストールサーバーでnslookupを使用して管理対象装置の名前解決を行い、
名前解決が行われた場合に、[インベントリ]→[装置]画面のホスト名に反映されます。
なお、製品上で表示するホスト名は、手動で変更することも可能です。
手動変更する場合には、ご利用ビルドに応じて、以下の画面をご確認ください。
ビルド番号の確認方法はこちら
ビルド12.5.334以降の場合
[インベントリ]→[装置]→対象装置をクリック→スナップショット画面[概要]タブの[装置情報の編集]から変更を行います。
ビルド12.5.334未満の場合
[インベントリ]→[装置]→対象装置をクリック→スナップショット画面右上の[≡]→[装置情報の編集]から変更を行います。
[≡]をクリックすると、以下の画像のようにオプション一覧が表示されます。
[装置情報の編集]画面を表示後、[装置名]に任意の名前を入力し保存すると、NCMで表示するホスト名が更新されます。
影響・確認ポイントについて
■NCMのインストールサーバーとDNSサーバーが異なるサーバーである場合、DNSサーバーを更改しても製品利用に影響はありません。
インストールサーバーとDNSサーバー間の疎通が取れることをご確認ください。
■NCMのインストールサーバーとDNSサーバーが同じサーバーで、IPアドレスの変更を伴う場合、以下の点をご確認ください。
- インストールサーバー(DNSサーバー)から管理対象装置に疎通が取れることをご確認ください。
- NCMにバンドルされているTFTPサーバーおよびsyslogサーバーを使用している場合には、
[設定]→[一般設定]→[サーバー設定]画面で、各サーバーのIPアドレスを新IPアドレスに変更し、保存してください。※保存後、設定を反映するために、インストールサーバーの再起動を行う必要があります。
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syslog変更検知機能を使用している場合、管理対象装置上で、syslogの転送先となるIPアドレスを変更する必要があります。
syslog変更検知機能:
対象装置のコンフィグが変更された際、syslogをNetwork Configuration Managerサーバーに送信します。
本機能を有効にすることで、syslogをトリガーにコンフィグ変更を検知し、自動でコンフィグバックアップを実施します。
本機能ならびに、有効手順についてはこちらのページをご参照ください。
本機能ならびに、有効手順についてはこちらのページをご参照ください。