ISMS・ITSMSに基づいた運用改善の実現へ!視覚的なCMDBで影響範囲を迅速に把握

国立大学法人静岡大学 様

静岡大学は「自由啓発・未来創成」の理念をもとに、地域の豊かな自然と文化に対する敬愛の念をもち、質の高い教育、創造的な研究による人材の育成を通して、人類の未来と地域社会の発展に貢献する国立大学である。

静岡大学の情報基盤センターは、2003年の国際標準規格のマネジメントシステムの運用に注目し、国立大学法人の情報系センターとしては初となるISMS(BS7799Ver.2→現在のISO/IEC27001)を認証取得した。2013年にはITSMS(ISO/IEC20000-1)の追加認証を行い、一般企業でも数少ないISMSとITSMSの統合マネジメントシステムの運用を続ける大規模情報ネットワークサービス部門となっている。国際標準規格の統合マネジメントシステムが要求する高度なIT資産管理や構成管理を継続していくことは、人的資源の不足や、費用対効果の面で悩ましい問題を抱え続けていた。Service Desk Plusの導入は、まもなく20年を迎えようとする当センターのマネジメントシステムの歴史において、劇的な効率化と費用対効果の大転換をもたらした。

静岡大学情報基盤センターの長谷川氏(センター長)に話を伺った。

■導入背景

  • 以前はスレッド式の電子掲示板システムを自社内サーバー立てしたものを利用していた
  • ISO27001やISO20000-1上の資産管理や構成管理の運用方法が定まらず苦心していた

■導入の決め手

  • 画面上の指示に従って情報を入力していけば、自然とISO20000-1上の変更管理、構成管理が行えるような設計であったこと
  • 多機能でコストパフォーマンスが高いこと
  • ソーホーが多数のICT関連のソリューションを開発・販売していることに以前から注目していたこと
  • zoho.comで提供されているWEBアプリケーション技術の高さは実感できていたこと

■主な利用機能

■導入効果

IT資産の視覚的な関係マップによる業務効率化

  • 各キャンパス(浜松キャンパス・静岡キャンパス)のIT資産の構成図を作成することによって、CI(Configuration Items。CMDBの構成要素)同士の関係が明確になり、インシデントや変更発生時の影響範囲の把握が簡単になった
  • IT資産(CI)同士の関係を容易に把握できるようになったことで、次期の調達計画などの設計が行いやすくなった
  • 政府調達などの大型調達における仕様書策定の効率化と精度向上を行い、最終的には情報基盤の全体性能と利用者満足度を向上を目指す
sdpcsキャンパスの棟スイッチまでの図:ツリーを展開していくと、棟スイッチやエッジスイッチ、それに紐付く無線APまで展開できる(図中右)。
 
sdpcsCMDBを用いたネットワーク図:データセンター内に主要スイッチ群が冗長構成で描かれている。
 
sdpcs本来はCI(構成アイテム)にはカウントしないキャンパスや棟名まで登録して資産との紐付け が見えるようになった。どの棟に棟スイッチがあるか分かり、各棟を展開していくと包含するスイッチ群が階層構造で展開できる。

 

アカウント設定の負荷軽減

  • 学内の認証基盤とLDAP連携が可能で、アカウント設定・管理の負荷を軽減できた。全く予想外のメリットだった。

■ツールへのひと言

ServiceDesk Plusは特にISO20000-1の運用を目指す方に適していて、ひとつひとつ構築していく面白みがある。多機能で、現在はまだその一部を利用している状況だが、登録や運用改善、構築を進めていきたい。発展性のあるツールだと思う。