ADManager Plus ナレッジベース

テンプレート機能の活用方法


本ナレッジでは、ADManager Plusのテンプレート機能をより活用するための機能を紹介します。

 

 

初期値の設定

会社名やホームフォルダーパスなどあらかじめ決まっている値を初期値(デフォルト値)として登録できます。テンプレートを作成しておくことで、毎回同じ設定をする手間を省くことが可能です。

【操作イメージ】

ユーザー作成時の「パスワード/所属するグループグループ/ホームフォルダー/ログオン時間属性」の入力を省略したい場合、[ユーザー管理] > [ユーザーの作成テンプレート]よりテンプレートを作成します。[アカウント]タブ内にある対象属性を任意の値に設定し、[テンプレートを保存]をクリックします。[シングルユーザーの作成]または[複数ユーザーの作成]の際に、作成したテンプレートを選択すると、対象属性を改めて入力する必要はありません。

<初期値設定例>

※画像では次のように設定されています。
パスワード --> 管理者が指定した値、所属するグループ --> Domain Usersとマーケティンググループに所属、ホームフォルダパス --> \\server\%username%、ログオン時間 --> 平日の9時-19時

 

ルールによる値の自動入力

"任意の属性の値をもとに別の属性の値を決定したい"という場合は、[作成/変更ルール]機能により条件による値の入力が可能です。

【操作イメージ】

ユーザー作成の際に部署属性が"マーケティング"の場合、"マーケティング"グループに所属させたい場合、テンプレート内の[作成ルール]より条件と割り当てる値を設定します。今後はユーザー作成時に当該テンプレートを指定すると、部署属性を入力するだけで所属するグループも自動的に設定されます。

<作成ルール例>

 

表示フィールドの編集

"入力できる項目を制限したい""入力項目のカスタマイズをしたい""社員IDの入力を必須にしたい"などといった場合、テンプレートの編集機能を利用することで対応可能です。他の担当者にオブジェクト管理を委任する場合やADに馴染みがない他部署の責任者にユーザー作成の申請を許可する際に有用です。

【操作イメージ】

ユーザー作成担当者が入力するビューを最小限にカスタマイズしたい場合、テンプレート内の[ドラッグ&ドロップを有効にする]をクリックすることでフィールドの編集が可能です。入力させたい属性以外を[削除]または[サイレント的にアクティブ化する]に変更します。※[サイレント的にアクティブ化する]とは、項目を削除ではなく非表示する機能です。

<変更前の担当者ビュー>

<変更後の担当者ビュー>