ADManager Plus ナレッジベース

命名フォーマットの概要と作成方法


本ナレッジでは、ADManager Plusの機能「命名フォーマット」の概要および作成方法を説明します。

命名フォーマットの概要
命名フォーマットの作成方法
自動入力させる方法

命名フォーマットの概要

「命名フォーマット」とは、ユーザー作成/変更時に「ログオン名」を入力/変更することでその他の項目も自動的に入力できる機能です。

「ログオン名」を入力/変更することで自動入力できる項目は以下のとおりです。

自動入力できる項目
  • ログオン名(Windows 2000より前)
  • フルネーム
  • 表示名
  • 電子メール
CSVファイルを使用したユーザー作成/変更では、自動入力を利用できません。

命名フォーマットの作成方法

  1. [管理]タブ→[カスタム設定]→[命名フォーマット]→[フォーマットの追加]をクリックします。
  2. [フォーマット名]にて、任意の名前を入力します。
  3. [データの選択]にて、フォーマットを設定します。以下の画像では例として、フォーマットを「ランダム数字(3桁)+ログオン名(最初の2文字のみ)」と設定しています。[フォーマット値]には自動的に値が入力されます

  4. (本手順は任意です)[詳細の表示]をクリックします。任意でオプションを選択します。各オプションの詳細は以下のとおりです。
    オプション項目の詳細
      • 結果のフォーマット値の長さの制限
        「命名フォーマット値」の文字数を制限します。
        「8」と指定した場合、ユーザーは8文字以内の命名フォーマット値を設定できます。

     

      • ウムラウトのアクセントの削除
        母音を識別するために使用する(¨)を削除する場合のみ使用します(特にドイツ語で使用されます。例:Ä, Ö, Ü)。

     

      • 指定された文字を削除する
        こちらは、命名フォーマットに含める特殊文字(アルファベット/数字以外)を削除します。

     

      • 不要なスペースやドットを削除
        命名フォーマットに含まれる不要なスペース/ドットを削除します。
        基本的には、命名フォーマットの先頭または末尾に含まれる不要なスペースが削除されます。

     

  5. [保存]をクリックします。

 

手順は以上です。

命名フォーマットを適用できる属性はこちらをご参照ください。

自動入力する方法

以下の流れで設定します。

1.専用のテンプレートを作成
2.作成したテンプレートを作成/変更時に適用する

1.専用のテンプレートを作成

以下では「ユーザーの作成テンプレート」を使用します。

  1. [AD管理]タブ→[ユーザー管理]→[ユーザーテンプレート]にて、[ユーザーの作成テンプレート]をクリックします。
  2. [+テンプレートの作成]をクリックします。
  3. [テンプレート名]を入力します。
  4. [ログオン名]にて、任意の命名フォーマットを選択します。
  5. 自動入力させたい項目にて、[ログオン名と同じ]を選択します。
  6. 必要に応じてその他の項目を設定後、[テンプレートを保存]をクリックします。
2.作成したテンプレートを作成/変更時に適用する
シングルユーザーの作成/変更
  1. [AD管理]タブ→[ユーザー管理]にて、「シングルユーザーの作成」または「シングルユーザーの変更」をクリックします。
  2. [選択したテンプレート]にて、作成したテンプレートを選択します。
  3. [ログオン名]に値を入力します。
  4. 自動入力の対象となるいずれかの項目をクリックします。クリックすることで、自動的に値が入力されます。
  5. 必要に応じてその他の項目を入力後、[作成]または[変更]をクリックします。
複数ユーザーの作成/変更
  1. [AD管理]タブ→[ユーザー管理]にて、「複数ユーザーの作成」または「複数ユーザーの変更」をクリックします。
  2. [選択したテンプレート]にて、作成したテンプレートを選択します。
  3. [ユーザーの追加]をクリックします。
  4. [ログオン名]に値を入力します。
  5. 自動入力の対象となるいずれかの項目をクリックします。クリックすることで、自動的に値が入力されます。
  6. 必要に応じてその他の項目を入力後、[作成]または[変更]をクリックします。

以上です。