ワークフロー
作成日:2021年6月13日 | 更新日:2026年5月20日
本ナレッジでは、ADManager Plusのワークフロー機能について説明します。
目次
ワークフロー機能の概要
機能の概要
ADManager Plusのワークフロー機能は、各種Active Directoryの操作をADManager Plus内でリクエストとして起票し、
そのリクエストを事前に設定したフローに基づいて各担当者(ワークフローのオペレーター)が確認および実行できる機能です。
ワークフロー機能では、例えば以下のようなタスクを依頼できます。
<依頼例>
- ユーザーのロック解除
- ユーザーを期限付きで特定のグループに追加
- 共有フォルダーへのアクセス許可
ワークフローの流れ
以下の図のように、ワークフローには4つのステップがあります。

以下の4ステップで、承認/却下を行います。
| ステップ | 役割 | 実行内容 |
| ステップ1 | 依頼者 | 実行したい操作を申請する(リクエストを作成する) |
| ステップ2 | レビュー担当者 | 依頼者から申請されたリクエストを承認/却下する |
| ステップ3 | 承認者 | レビュー担当者が許可したリクエストを承認/却下する |
| ステップ4 | 実行者 | 承認者が許可したリクエストを実行/却下する |
ワークフローのオペレーターの追加
ワークフローのオペレーターとして追加できるアカウント
ワークフロー機能を使用するには、事前に各フローに割り当てる「ワークフローのオペレーター」を作成します。
各フローの担当者として割り当てられるユーザーアカウントは以下のとおりです。
| ステップ | 役割 | 割り当て可能なアカウント |
| ステップ1 | 依頼者 | オペレーター、Active Directoryのユーザー、上司(manager)として設定されたActive Directoryのユーザー |
| ステップ2 | レビュー担当者 | オペレーター、Active Directoryのユーザー、上司(manager)として設定されたActive Directoryのユーザー |
| ステップ3 | 承認者 | オペレーター |
| ステップ4 | 実行者 | オペレーター |
- 「オペレーター」は、「委任」タブにて登録できるADManager Plusへアクセス可能なユーザーアカウントです。委任機能の詳細はこちらのナレッジをご参照ください。
-
ADManager Plusのオペレーターライセンスは、委任機能における有効な「オペレーター」の数でカウントします。
そのため、「ワークフローのオペレーター」を追加してもADManager Plusのオペレーターライセンスは消費しません。
ワークフローのオペレーターの追加手順
- [ワークフロー]タブ→[ワークフローの委任]配下の[ワークフローのオペレーター]を開きます。
- [新規技術担当者を追加]をクリックします。
- 以下のフィールドをそれぞれ設定します。
- 選択元:オペレーターとして追加するアカウントの選択元を選択します。
- オペレーターの選択:ワークフローのオペレーターとして追加するアカウントを選択します。(※1)
- 役割の割り当て:ワークフロープロセスにおける役割を選択します。
- 依頼者の役割を選択(役割で依頼者を選択した場合のみ):依頼者に許可するリクエストの内容(役割)を選択します。(※2)
- OUの選択(依頼者を選択した場合のみ):依頼者がリクエストを起票する際に選択できるOUを指定します。
- [割り当て]をクリックします。
- ※1:「選択元」にてドメインを選択した場合、Active Directoryのセキュリティグループ、またはOU単位でワークフローのオペレーターを追加できます。
また、追加したいユーザーの一覧をCSVファイルとして作成し、インポートして追加することもできます。 - ※2:依頼者に許可するリクエストの内容(役割)は、[ワークフロー]タブ→[ワークフローの委任]配下の[依頼者の役割]にて作成できます。
依頼者の役割の追加
- [ワークフロー]タブ→[ワークフローの委任]配下の[依頼者の役割]を開きます。
- [役割の作成]をクリックします。
- [役割の名称]および[説明]を入力します。
- リクエストを許可する項目を選択します。
- [役割の保存]をクリックします。
ワークフローの設定
ワークフロー機能では、「ワークフロープロセス」および「自動処理ルール」を事前に設定することで、レビュー担当者および承認者の有無や、担当するワークフローのオペレーターをリクエストの内容に基づいて自動的に指定することができます。
また、「サービス品質保証制度(SLA)」を設定することで、リクエストが指定した時間内に確認されなかった場合に、担当者へメール通知を送信することもできます。
ワークフロープロセスおよび自動処理ルール
ワークフロープロセスおよび自動処理ルールは組み合わせて設定します。
ワークフロープロセスでは担当者の有無および担当者数のプリセットを作成し、自動処理ルールでは作成したワークフロープロセスを適用する条件の指定や、担当者の指定等を設定します。
以下に設定手順を説明します。
ワークフロープロセス
- [ワークフロー]タブ→[設定]配下の[ワークフロープロセス]を開きます。
- 「ワークフロー名」および「説明」を入力し、「ワークフローステージ」にてレビュー担当者および承認者の有無、人数を選択して[ワークフローの作成]をクリックします。

自動処理ルール
- [ワークフロー]タブ→[設定]配下の[自動処理ルール]→[ルールの追加]を開きます。
- 「ルールの名称」および「説明」を入力します。
- 「ワークフロープロセス」では、任意のワークフロープロセスを指定します。
- 「ルールの条件」では、自動処理ルールを適用する条件を指定します。
- 「リクエスト管理」では、各フローの担当者の割り当てを指定します。また、通知を有効化することで、リクエストが承認/拒否された際に通知を送信することができます。
〇各フローの担当者の割り当て先には、以下の選択肢が用意されています。
- %上司%:リクエストの対象となるオブジェクトに設定された上司(manager属性の値)へ割り当てます。
- %依頼者の上司%:リスエストの依頼者のADアカウントに設定された上司(manager属性の値)へ割り当てます。
- フォールバックレビュー担当者/承認者:「%上司%」または「%依頼者の上司%」が存在しない場合に割り当てる担当者を指定します。
- オペレーターに割り当て:担当するワークフローのオペレーターを指定します。
〇各フローの[詳細設定]にて、それぞれのフローで以下のオプションを有効化/無効化できます。
- 依頼者を除外:当該オプションを有効化することで、リクエストを依頼したワークフローのオペレーターは各フローの担当者として割り当てられなくなります。
- 入力データを更新できる:当該オプションを有効化することで、各フローの担当者がリクエストの値を変更できるようになります。
通知設定
自動処理ルールで通知を有効化することで、リクエストの作成や承認、実行時にメール/SMSで通知を送信できます。
以下、設定手順を説明します。
- [ワークフロー]タブ→[設定]配下の[自動処理ルール]→[ルールの追加]または既存のルールの編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。
- [リクエスト管理]フィールドにて、メール通知する項目をクリックします。
- 「通知:無効」にマウスホバーし、横に表示されるアイコンをクリックして通知を有効化します。
- 必要に応じて、メール内容を編集します。
4-1. 編集するには、画像のように編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。

4-2. メールテンプレートの新規作成、または、編集するメールテンプレートを選択します。
4-3. 編集するには、編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。

4-4. 通知する宛先(TO,CC)の指定し、メール本文の編集します。

4-5.[保存]をクリックします。
4-6.[OK]をクリックします。 - [ルールを更新]をクリックします。
サービス品質保証制度(SLA)
サービス品質保証制度(SLA)機能の詳細はこちらのナレッジをご参照ください。
リクエストの作成および確認
リクエストの作成手順
- 「依頼者」の役割が割り当てられたワークフローのオペレーターでADManager Plusにログインします。
- [ワークフロー]タブ→[リクエストを作成]を開きます。
- 依頼するリクエストをクリックします。
- 必要な情報を入力し、[リクエストを送信]をクリックします。

リクエストの確認手順
- 「レビュー担当者」、「承認者」、または「実行者」の役割が割り当てられたワークフローのオペレーターでADManager Plusにログインします。
- [ワークフロー]タブ→[すべてのリクエスト]を開きます。
自動処理ルールに基づいて割り振られたリクエストの一覧が表示されます。
- 確認対象のリクエストを選択します。
- (任意)各情報を確認します。
・リクエスト内容を確認する場合:「合計オブジェクト」配下の[<N> オブジェクト]をクリックします。
・リクエストした依頼者および各フローの担当者を確認する場合:[活動]をクリックします。
- [レビュー完了]/[承認]/[実行]または[拒否]/[キャンセル]をクリックします。
次に、必要に応じてコメントを入力して[OK]をクリックします。


