ワークフロー
作成日:2021年6月13日 | 更新日:2023年11月21日
本ナレッジでは、ADManager Plusのワークフロー機能についてご案内いたします。
(本ナレッジ内の画像は、クリックにより新規タブで表示されます)
<目次>
・ADManager Plusのワークフローとは
・ワークフローの作成方法
・各担当者の設定方法
・リクエストを承認/却下する方法
ADManager Plusのワークフローとは
ADManager Plusのワークフローをご利用いただくことで、Active Directory操作の管理における以下のような課題を解決することができます。
<課題の例>
・不正操作を阻止したい
・複数のユーザーによる、タスク(ユーザー作成など)の重複を防止したい
・意図してないオブジェクトの削除を未然に防ぎたい など
ADManager Plusのワークフローでは、各操作の実行前に指定されたユーザー(オペレーター)による「承認/却下」のフローが必要なため、
上記のような不正操作や人的ミスなどを未然に防ぐことができます。
「承認/却下」のフローについて
以下の図のように、ワークフローには4つのステップがございます。
<承認/却下する流れ>
以下の4ステップで、承認/却下を行います。
ステップ1 | 依頼者 | 実行したい操作を申請する(リクエストを作成する) |
ステップ2 | レビュー担当者 | 依頼者から申請されたリクエストを承認/却下する |
ステップ3 | 承認者 | レビュー担当者が許可したリクエストを承認/却下する |
ステップ4 | 実行者 | 承認者が許可したリクエストを実行/却下する |
ただし、「レビュー担当者」および「承認者」の指定を省略することが可能です。
例)「依頼者」および「実行者」のみ指定したワークフローを作成する
・「レビュー担当者」および「承認者」のオペレーターとして、最大5人までを指定可能です。
・リクエストの作成などを通知で確認することが可能です。(設定方法は、通知設定をご参照ください。)
通知設定
ワークフローでは、以下4つの操作が実行された際に、メール/SMSで通知することが可能です。
・リクエストの作成
・リクエストの承認
・リクエストの却下
・リクエストの実行
詳細な設定方法は、以下の手順をご参照ください。
- [ワークフロー]タブ-->[設定]-->[自動処理ルール]をクリック
- 新規のルールを作成、または既存のリクエストを編集
A:新規作成する場合、画面右上にある[リクエストを作成する]をクリックします。
B:既存のルールを編集する場合、対象のルールの横にある編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。 - 必要な項目を入力
(※[ルールの名称]は必須です。)・ルールの名称:ルール名を入力します。
・ビジネスワークフロー:適用するワークフローを選択します。
・ルールの条件:条件を設定します。
・リクエストの管理:下記手順4により、通知設定をします。
- [リクエスト管理]フィールドにて、メール通知する項目をクリック
- 通知を有効にするため、[通知:無効]の隣をクリック
※クリックしますと、画像のように「マーク」と「有効にします」のメッセージが表示されます。
※通知が有効な場合、「マーク」の色は「赤色」になります。
- 必要に応じて、メール内容を編集
6-1. 編集するには、画像のように編集アイコン(鉛筆マーク)をクリック
6-2. メールテンプレートの新規作成、または、編集するメールテンプレートを選択
6-3. 編集するには、編集アイコン(鉛筆マーク)をクリック
6-4. 通知する宛先(TO,CC)の指定、メール本文の編集
6-5. [保存]をクリック
6-6. [OK]をクリック - [ルールを更新]をクリック
ワークフローの作成方法
- [ワークフロー]タブ-->[設定]-->[ワークフローのプロセス]をクリック
- [ワークフロー名]を入力
- 必要に応じて[説明]を入力
- [ワークフローステージ]にてフローを設定
- [ワークフローを作成]をクリック
各担当者の設定方法
- [ワークフロー]タブ-->[ワークフローの委任]-->[ワークフローのオペレーター]をクリック
- ワークフローを担当するオペレーターを新規追加、または編集
A:新規追加する場合[新規担当者を追加]をクリックします。
B:既存のオペレーターの横にある編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。 - [オペレーターの選択]にて、オペレーターを選択
- [役割の割り当て]にて、割り当てる役割を選択(複数選択可能です)
- [割り当て]をクリック