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ディレクトリセルフサービス


本ナレッジでは、「ディレクトリセルフサービス」の機能についてご紹介します。

<目次>
ディレクトリセルフサービスとは
「セルフアップデートのレイアウト」の設定手順
「従業員の検索」の設定手順
「メールグループに追加」の設定手順

ディレクトリセルフサービスとは

ディレクトリセルフサービスとは、エンドユーザー自身で設定/使用可能な機能を管理する機能です。

「セルフアップデートのレイアウト」とは

エンドユーザー自身で編集可能なユーザー情報を管理できます。
入力、変更可能な項目の制限、設定する値の形式を指定することが可能です。

多くの企業では、ユーザー情報(従業員情報)を、管理者が手動で入力/変更しています。
特に、数百人/数千人の従業員を抱える組織の場合、「ユーザー情報の変更」の工数が大きくなり、管理者に負荷がかかってしまいます。
また、人的ミスも免れません。
そこで、予め「セルフアップデートのレイアウト」を設定することで、
ユーザー自身で自身のユーザー情報を変更可能になり、管理者の負荷を削減することができます。
また、管理者により「ユーザー自身が変更可能/不可能なユーザー情報」を設定できるため、重要な情報の不正な変更を防ぐことができます。

設定方法は、「セルフアップデートのレイアウト」の設定手順をご参照ください。

「従業員の検索」とは

ユーザーを検索する機能です。
・フィルターによる検索
・確認できるユーザー情報

〇フィルターによる検索
次のように、用途に合わせて必要なフィルターをご利用いただけます。
表示されるフィルターは、必要に応じてカスタマイズするすることが可能です。
(※設定方法につきましては、「従業員の検索」の設定手順をご参照ください。)

また、検索したいユーザーの正しい値がわからない場合、把握している情報で検索することができます。

〇確認できるユーザー情報
オブジェクトGUID、オブジェクトクラス、オブジェクト作成時間など

「メールグループに追加」とは

相互に連絡可能なメールグループを作成する機能です。
このメールグループには、ユーザー/グループを指定できます。
これにより、次のような課題を解消することができます。
・膨大なユーザーから、特定のグループに対するアクセス権の割り当てを要求される
・必要なアクセス権を取得するまで待機する時間の間、従業員の生産性が低下する
・誤って、必要ではないアクセス権を付与してしまう

設定方法は、「メールグループに追加」の設定手順をご参照ください。

「セルフアップデートのレイアウト」の設定手順

  1. [設定]タブ-->[ディレクトリサービス]-->[セルフアップデートのレイアウト]をクリックします。
  2. 画面右上にある[新規レイアウトの作成]をクリックします。
  3. 左パネルより、エンドユーザー自身が設定(編集)可能な項目をドラッグ&ドロップします。
  4. 表示されたポップアップ画面上で、詳細設定を設定します。

    ・フィールド名:項目名です。
    ・フィールドタイプの選択:値の形式を選択します。(1行テキスト、ドロップダウン、チェックボックスなど)
    ドロップダウン、チェックボックス、ラジオボタンは、エンドユーザー自身が選択する値を設定できます。
    ・[セキュリティ]フィールド:項目を表示のみ、または必須項目に設定できます。
    ・ヘルプカード:項目の説明を入力できます。
  5. 必要な項目を設定後、[保存]をクリックします。

「従業員の検索」の設定手順

    1. [設定]タブ-->[ディレクトリサービス]-->[従業員の検索]をクリックします。
    2. [ユーザー検索を有効にする]にチェックを付けます。
    3. [ポリシーを選択]にて、従業員検索を有効化する、ADSelfService Plusに構成されているポリシーを選択します。
    4. [ドメインをフィルター]にて、従業員検索を有効化するドメインを選択します。
    5. [ユーザーの検索]タブにて、ユーザー検索に使用可能な属性を[選択した属性]へ移動させます。
    6. [連絡先検索]タブにて連絡先の検索に使用可能な属性を[選択した属性]へ移動させます。
    7. [グループ検索]タブにて、ユーザーを検索時に使用可能な属性を[選択した属性]へ移動させます。

      ・[表示カラム]フィールドと同じように、[検索条件]フィールドも設定いただけます。
      ・[利用可能な属性]および[選択した属性]では、テキストボックスより必要な属性を検索していただけます

    8. 必要に応じて、[詳細設定]をクリックします。
    9. 必要な項目に、チェックを付けます。

      各項目につきましては、以下をご参照ください。

      番号 各項目の説明
      組織情報を表示する
      無効なユーザーを、組織情報で非表示にする
      無効なユーザーを、従業員検索・組織情報で非表示にする
      ログインページに、従業員検索・組織情報を表示する
      従業員検索・組織情報に、ユーザーの写真を非表示にする
      ユーザーの写真は、「jpeg」のみ使用可能にする
      同じフォレストに属するユーザーのみ、検索結果に表示する
    10. [保存]をクリックします。

    「メールグループに追加」の設定手順

    1. [設定]タブ-->[ディレクトリサービス]-->[メールグループに追加]をクリックします。
    2. 画面右上にある[新規追加]をクリックします。
    3. [名前]に、グループ名を入力します。
    4. [ドメインの選択]にて、「グループメンバーに設定するグループ」が属するドメインを選択します。
    5. [メールグループを選択]にて、グループメンバーに設定するグループを選択します。
    6. [ユーザーを選択]にて、グループメンバーに設定するユーザーを選択します。
    7. 必要に応じて、[ユーザーにグループメンバーを表示する]を有効化/無効化します。
    8. [保存]をクリックします。