ADSelfService Plus ナレッジベース

SSL通信の設定手順


本ナレッジでは、ADSelfService PlusでSSL通信を有効化するための手順をご案内いたします。
※本ナレッジは、本社ドキュメント(Installing SSL Certificates for ADSelfService Plus)をもとに作成した手順です。

設定の流れ

ステップ1:HTTPSを有効化する
ステップ2:CSRを作成する
ステップ3:署名を申請する
ステップ4:各証明書のタイプごとに、証明書をADSelfService Plusに適用する
補足

ステップ1:HTTPSを有効化する

  1. 管理者としてADSelfService Plusにログイン
  2. [管理]タブ-->[製品設定]-->[接続]-->[接続設定]タブ-->[ADSelfService Plusポートの有効化[https]]を選択

    ※デフォルトのポート番号を使用できない場合、使用できるポート番号を設定してください。

  3. [保存]をクリック

ステップ2:CSRを作成する

※既にSSL証明書をお持ちの場合は、ステップ4へスキップしてください。

  1. 管理者としてADSelfService Plusにログイン
  2. [管理]タブ-->[製品設定]-->[接続]-->[接続]タブ-->[ADSelfService Plusポートの有効化[https]]にある[SSL証明書の適用]をクリック
  3. [証明書を生成]を選択
  4. 必要な項目を入力
    項目名 入力する値
    共有名 ADSelfService Plusが稼働しているサーバー名(コモンネーム)
    SAN名 関連付ける追加のホスト名など(SAN)
    所属組織 証明書に含める部署名
    組織 組織の正式名称
    市区町村 組織所在地の市区町村
    都道府県 組織所在地の都道府県
    国番号 組織が属する国の2桁の番号(日本の場合:JP)
    パスワード 最低6文字以上のパスワード(※証明書のインストール時に使用します)
    有効期限 証明書の有効期限を設定可能
    (指定しない場合はデフォルトで90日に指定されます)
    公開鍵の長さ(ビット数) 公開鍵の長さを指定可能
    (デフォルトのサイズ:1024ビット、64の倍数ごとにのみサイズを増加可能)
  5. 必要な情報を入力後、[CSRを生成]を クリック

ステップ3:署名を申請する

ステップ2で作成したCSR(SelfService.csrファイル)を認証局に提出します。
※「CSRを生成」を クリックしますと、CSR(SelfService.csrファイル)が次の場所に作成されます。

作成されるファイル 作成されるファイルの場所
SelfService.csr C:\ManageEngine\ADSelfService Plus\webapps\adssp\certificates

クリック後、ステップ4以降の手順を実施してください。

ステップ4:各証明書のタイプごとに、証明書をADSelfService Plusに適用する

証明書の適用方法は2通りございます。
UI上で適用する方法
製品ファイルに直接適用する方法

UI上で適用する方法
  1. 管理者としてADSelfService Plusにログイン
  2. [管理]タブ-->[製品設定]-->[接続]-->[接続]タブ-->[ADSelfService Plusポートの有効化[https]]にある[SSL証明書の適用]をクリック
  3. [証明書を適用]を選択
  4. [証明書ファイルをアップロード]の[ブラウズ]にて証明書をアップロード
  5. [証明書ファイルのパスワード]にてアップロードした証明書のパスワードを入力
  6. [適用]をクリック
製品ファイルに直接適用する方法
前提条件
認証局から受け取った証明書バンドルがPFX形式でない場合は、
証明書ファイルおよび秘密キーをPFXファイルに変換してください。

<手順>

  1. confフォルダー配下にある下記4点のファイルのバックアップを取得
    • server.keystoreファイル
    • SelfService.p12ファイル
    • server.xmlファイル
    • web.xml ファイル

    (デフォルトの場所 C:\ManageEngine\ADSelfService Plus\conf)

  2. cert.pfxの証明書ファイルをコピーし、confフォルダー配下にペースト
  3. confフォルダー配下にあるserver.xmlファイルを任意のテキストエディターで開く
  4. 最終行にある下記のタグを検索
    <Connector SSLEnabled="true" ……/>
  5. 下記のプロパティを変更
    keystoreFile./conf/cert.pfxに置き替え
    keystorePassPFX証明書のパスワードに置き替え

    例:
    <Connector SSLEnabled="true" acceptCount="100" clientAuth="false"
    connectionTimeout="20000" debug="0" disableUploadTimeout="true" enableLookups="false"
    keystoreFile="./conf/cert.pfx" keystorePass="********" keystoreType="PKCS12"
    maxSpareThreads="75" maxThreads="150" minSpareThreads="25" name="SSL" port="9251"
    scheme="https" secure="true" sslEnabledProtocols="TLSv1,TLSv1.1,TLSv1.2"
    sslProtocol="TLS"/>

  6. [services.msc]にてADSelfService Plusを再起動
補足

MFAを保護する目的でSSL証明書をインストールする場合
自己証明書を適用する場合

MFAを保護する目的でSSL証明書をインストールする場合

マシン、VPN、OWA、およびクラウド アプリケーションのMFAを保護する目的でSSL証明書をインストールする場合、
ADSelfService Plusの[アクセスURLを設定]に設定するプロトコルをHTTPSに設定する必要があります。
次の手順を参照ください。

  1. [管理]タブ-->[製品設定]-->[接続]をクリック
  2. 画面右上にある[アクセスURLを設定]をクリック
  3. プロトコルとしてHTTPSを選択
  4. [保存]をクリック
自己証明書を適用する場合
  1. ステップ2の手順4と同様に必要な項目を入力
  2. [自己証明書を適用して生成してください]をクリック
  3. [services.msc]にてADSelfService Plusを再起動