Desktop Centralを用いたMac OS Catalinaへのアップグレード手順
Desktop Centralを用いてmacOS Catalinaを複数のMac PCに配布し、アップグレードする手順について説明しています。
Mac OS Catalinaを配布する方法
- Endpoint Central 10.1.2220.22 以降において、macOS 10.14以下のサポートを終了しました。
Desktop Central 10.0.457以降においてMac OS Catalina 10.15をサポートしております。それ以前のビルドでは、サポートしておりません。- macOSアップグレードファイルはパッチとして表示されますが、パッチ管理機能を用いてのアップグレードには対応しておりません。
- Appleシリコン搭載のmacOSのセキュリティパッチを表示可能にするには、こちらの設定が必要になりました。
Catalinaへアップグレードする前提条件
以下のシステム条件が満たされている場合にのみ、MacオペレーティングシステムをCatalinaにアップグレードできます。詳細については、以下のリンクをご参照ください。なお、AppleではmacOSをアップグレードする前にデータのバックアップを推奨しています。
Mac OS Catalina - 技術仕様
- OS X 10.9以降
- メモリ4 GB以上
- 12.5 GB以上のハードドライブ空き容量(OS 10.11.5以降) / 18.5 GB以上のハードドライブ空き容量(OS 10.11.5より前)
Mac OS Catalinaを配布する手順
1. パッケージの準備
- Mac端末を使用してAppStoreにアクセスし、macOS Catalinaをダウンロードします。
- ターミナルから以下のコマンドを実行し、アプリケーションを圧縮します。
tar -zcvf installCatalina.tar.gz /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app /
※AppStoreからダウンロードしたアプリケーションは、デフォルトではMackintosh HD直下のApplicationsフォルダーに保存されます。Install Catalina.appの圧縮はApplicationsフォルダーで行ってください。
- 作成したtar.gzファイルを共有フォルダーをもつWindows PCに移動します
- こちらのスクリプトをダウンロードし、同じフォルダーに保存します。このスクリプトを対象のMacに配布することで、指定したネットワーク共有フォルダーからmacOS Catalinaがコピーされ、インストールされます(読み取りできるよう、あらかじめ配布対象のPCから共有フォルダーへのアクセスを許可します)。
2. パッケージの配布
- 先ほどダウンロードしたcatalinaosupgrade.shスクリプトファイルを以下のように編集します。
"SERVERPATH"パラメータに、前のステップで作成したinstallCatalina.tar.gzファイルが保存されている共有フォルダのパスを指定します。
- 構成タブ > 設定 > スクリプトリポジトリ > スクリプトの追加 を選択します。
- 任意のスクリプト名を入力し、「参照」からcatalinaosupgrade.shを指定、プラットフォームはMacを選択します。完了したら追加をクリックします。
- 構成タブ > 構成 > Mac > カスタムスクリプト > コンピューター を選択します。
- カスタムスクリプトの構成を作成し、配布します。
- 名前、名称: 任意の名前、説明を入力
- 次で指定した形式でスクリプトを実行する: 「リポジトリ」を選択
- スクリプト名: 先ほど編集したcatalinaosupgrae.shを指定
- 配布/適用対象の設定: 配布するPCを適宜選択
- 以上の手順で、macOS Catalinaを配布することができます(※ファイルサイズは8.9 GBあるため、配布には時間がかかります)。