Network Configuration Manager ナレッジベース

同期(Sync)機能の仕様について


対象

バージョン12.4以降

概要

Network Configuration Manager(以下NCM)に実装されている、各「同期(Sync)」機能とその仕様についてご紹介します。
デフォルトで有効となっている機能もありますので、必要に応じてご利用ください。

NCMには、以下の同期機能がございます。

  1. RunningコンフィグとStartupコンフィグの同期
  2. EOL/EOS情報の同期
  3. 装置テンプレートの同期
  4. ファームウェア情報の同期

1.RunningコンフィグとStartupコンフィグの同期

NW装置に設定されているRunningコンフィグとStartupコンフィグを手動またはスケジュールにより同期します。

手動の場合
  1. [インベントリ]→[装置]画面で、対象のNW装置にチェック
  2. 画面右上に表示される[・・・]より、[同期(Sync)設定]をクリック

クリック後、コンフィグ同期が実行されます。

スケジュールの場合
  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]画面の[追加]をクリック
  2. [スケジュール名]を任意に入力し、スケジュールタイプ[Sync Configuration]を選択
  3. 対象のNW装置またはグループを選択し、スケジュール間隔を設定し、保存

スケジュールに設定した周期で、コンフィグ同期が実行されます。

適用されている装置テンプレートで、「コンフィグの同期」コマンドが実装されている必要があります。
[コンフィグ自動化]→[装置テンプレート]→[CLI装置テンプレート]一覧より、適用されている装置テンプレート情報をご確認ください。
同期コマンドが実装されていない場合には、弊社サポート窓口までお問い合わせください。

2.EOL/EOS情報の同期

本同期機能では、NW装置のサポート、販売終了(EOL/EOS)情報の同期を行ない、
[レポート]配下の[EOL/EOS] レポートに反映します。

手動により、即時同期を実施する場合には、[最新のEOL/EOSデータを取得] をクリックしてください。

3.装置テンプレートの同期

本同期機能では、NW装置を管理する上で必要な装置テンプレートが新規に作成された際に同期を行い、装置テンプレートリストに追加します。
追加された装置テンプレートは、[コンフィグ自動化]→[装置テンプレート]配下の[共有されたテンプレート]に反映されます。

4.ファームウェア情報の同期

本同期機能では、管理対象のNW装置のファームウェアに潜む脆弱性情報を同期し、[ファームウェアの脆弱性]一覧に反映します。

手動により、即時同期を実施する場合には、[ファームウェアの脆弱性]→[脆弱性DBの同期] より、[いますぐ更新]をクリックしてください。

・[ファームウェアの脆弱性]→[脆弱性DBの同期]のスケジュール時刻に基づいて同期が行われます(デフォルト毎日午前3時)。

・同期を無効にする場合には、[NCMデータベースとのファームウェア同期を無効にする]にチェックを入れ保存してください。


[設定]→[一般]→[DB同期設定]より、以下同期オプションの有効化、無効化設定をすることができます。
  • NCMデータベースとのEOL/EOS同期を無効にする(EOL/EOS情報の同期)
  • NCMデータベースとの装置テンプレート同期を無効にする(装置テンプレートの同期)
  • NCMデータベースとのファームウェア同期を無効にする(ファームウェア情報の同期)

・上記の同期設定はデフォルトで有効です。
・ご利用の場合には、インストールサーバーからのインターネットアクセスが必要です。
・本社開発元が管理する各種データを参照し、同期します。