Network Configuration Manager ナレッジベース

ドラフト(下書き)機能の仕様について


対象

Network Configuration Manager

概要

Network Configuration Manager(以下、NCM)のドラフト(下書き)機能について、その仕様について説明します。

ドラフト(下書き)は、バックアップ取得したコンフィグをベースに編集し、
対象機器のランニングコンフィグ/スタートアップコンフィグにアップロードする機能です。
※管理者ユーザーは、一からドラフト(下書き)を作成することも可(一部のコンフィグ変更時など)。

ドラフト(下書き)を使用する場合には、以下の条件を満たす必要があります。

・管理対象機器でTFTP/SCPに対応していること
・対象機器に適用されている装置テンプレートで、上記プロトコルをサポートしていること

装置テンプレート一覧で上記プロトコルに関するコマンド/機能が実装されていない場合には、
こちらのナレッジをご参照の上、弊社サポート窓口までお知らせください。
上記プロトコルを追加した新規装置テンプレートの作成について、確認いたします。

本機能は、管理者ユーザーとオペレーターユーザーで挙動が異なります。

管理者ユーザーの場合

  1. [インベントリ]→[装置]画面にて、対象機器をクリックし装置スナップショット画面に遷移
  2. [概要]タブの[Runningコンフィグ]または[Startupコンフィグ]より、編集対象とする[現在のバージョン]または[ベースラインバージョン]をクリック
  3. コンフィグ内容を確認し、画面右上の[≡]アイコンより、[下書きとして編集]を選択

  4. 下書き名、注釈を任意に入力し、投入するコンフィグ内容を編集の上、保存

  5. 保存したドラフト(下書き)は、
    「インベントリ]→[ドラフト]または、装置スナップショット画面[コンフィグ詳細]タブに追加されます。
  6. アップロード対象のドラフト(下書き)を選択し、画面右上の[≡]より、[アップロード]を選択

  7. アップロード対象のコンフィグタイプ(Running/Startup)ならびに、アップロードタイミング(即時/スケジュール)を選択しアップロード

  8. アップロード後、編集したコンフィグが対象機器に反映されていることを確認

・アップロード操作には、バックアップ+アップロード+バックアップ処理が含まれます。そのため操作履歴上には、アップロード操作のみが追加されます。

現在の仕様上、
アップロード時に、スケジュール設定を選択した場合、設定したスケジュール時刻はスケジュール一覧等に表示されません。
こちらにつきましては、本社開発元に機能要望として挙げております。

オペレーターユーザーの場合

  1. 「管理者ユーザーの場合」手順6までは同様の手順を実施
  2. [アップロード]をクリックすると、管理者ユーザーに承認リクエストが通知されます。
  3. 管理者ユーザーは、画面右上の鈴アイコンまたは、[変更管理]→[保留中のリクエスト]より、
    オペレーターユーザーからの承認リクエストを確認
  4. 管理者ユーザーは、[下書きを表示]より、アップロード予定のコンフィグ内容を確認し、承認/拒否を選択
  5. 管理者による承認後、ドラフト(下書き)は即時アップロードされます。
[変更管理]→[承認済み/拒否したリクエスト]の一覧に履歴が記録され、オペレーターユーザーにも承認/拒否の通知がされます。
なお、操作履歴上の「実行者」はアップロードリクエストを挙げたオペレーター名が記録されます。
オペレーターユーザーからのドラフト(下書き)アップロード時に、スケジュール設定を行うことはできません。
こちらにつきましては、本社開発元に機能要望として挙げております。