OpManagerのWAN IP監視機能

ネットワーク統合監視

OpManagerのWAN IP監視機能

ManageEngine OpManagerは、サーバーやネットワーク機器を統合的に監視できるツールです。Liteデバイスオプションで提供されるWAN IP監視機能を用いると、通常のデバイスライセンスよりも低コストで監視範囲を拡張可能です。

WAN IP監視では、ICMP pingを利用してWAN IPの可用性、応答時間、パケットロスを継続的に計測します。WAN回線のダウンなどが発生した場合は、即座にアラートを発報し管理者に通知可能です。さらに、WAN IPごとにISPベンダー、帯域、SLAなどを登録できるため、監視ツールだけでなく、グローバルIPアドレスの管理台帳としても活用できます。

サイト×WAN IPの2階層による管理

WAN IP監視では、サイト(拠点)とWAN IP(回線)の2階層で管理し、1つのサイトに複数のWAN IPを紐付けることができます。そのため、プライマリ回線とセカンダリ回線が混在する冗長構成の拠点においても、状況を整理して把握可能です。

サイト単位の概要ページでは、関連付けられたWAN IPの数や、サイト全体の可用性、サイトに関連するアラートを確認できます。また、WAN IP単位の概要ページでは、それぞれの可用性やパケットロス、応答時間、登録した情報を確認可能です。

サイト単位のWAN IP監視画面 サイト単位のWAN IP監視画面

グローバルIPアドレス情報の一元管理

WAN IPごとに、運用上必要となる様々な情報を登録できます。この機能を用いることで、Excelなどの台帳で管理していた情報をOpManager上で一元管理できるようになります。既存の台帳から移行する際、CSVファイルをインポートする機能で一括登録できるため、多数の拠点を効率的に登録可能です。

登録できる項目は、ISPベンダー、帯域(Mbps)、リンクタイプ(プライマリ/セカンダリ/ターシャリ)、リンクモード(MPLS/Leased Lineなど)、SLA(%)、サーキットID、連絡先、メモ、監視間隔です。これらの情報はWAN IPの概要ページにまとめて表示されるため、障害が発生した拠点のISPや連絡先などの情報を即座に参照でき、ISPサポートへの連絡もスムーズに行えます。

WAN IPの概要ページ WAN IPの概要ページ

障害検知時の柔軟なアラート通知

WAN IPに障害が発生した場合、アラートが発報されます。その際、サイト・WAN IP双方に関して、ステータスの重要度(注意・警告・重大など)とアラートメッセージをカスタマイズ可能です。アラートメッセージには、WAN IP名やサイト名を変数として設定できるため、即座に対象を特定できます。なお、サイト内の全WAN IPに同一の設定を一括適用することも可能であり、効率的に監視を行えます。

また、発報されたアラートはメールやSlackなどの通知チャネルと連携でき、通知テンプレートをWAN IPまたはサイト単位で紐付けることで自動通知を実現できます。加えて、ITサービスマネジメントツール「ServiceDesk Plus」や「ServiceDesk Plus Cloud」と連携すれば、アラートをサービスデスクのチケットとして自動起票することも可能で、監視から障害対応までの運用フロー全体を効率化します。

Liteデバイスオプションで利用可能な機能

Liteデバイスオプションでは、WAN IP監視に加え、Liteデバイス監視、ネットワークパス分析、URL監視、アクセスポイント監視が可能です。

これらの機能は通常のデバイスライセンスを消費せず、Liteデバイスオプションの利用可能数の範囲内で自由に組み合わせて活用できるため、コストを抑えながら多様な監視ニーズに対応できます。

機能概要メリット
Liteデバイス監視末端機器などを死活監視IPカメラやIoTセンサーなどのダウンを素早く検知し、業務への影響を最小化
WAN IP監視WAN回線の可用性監視と契約情報の集約WAN回線断を即時に検知するとともに、ISP・SLAなどの契約情報を一元管理
ネットワークパス分析送信元から宛先までの通信経路をホップ単位で把握障害発生箇所をピンポイントで特定して、切り分け作業を大幅に効率化
URL監視URLの可用性と応答時間、Webサイトの改ざんの有無を監視Webサイトの停止や改ざんを素早く検知し、業務停止や信用失墜を防止
アクセスポイント監視WLC(ワイヤレスLANコントローラー)配下のアクセスポイントの稼働状況を詳細に可視化Wi-Fi接続トラブルの兆候を早期に把握して、ヘルプデスクへの問い合わせを削減

関連項目