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NTFS権限の一括管理


本ナレッジでは、ビルド7110で追加された「NTFS権限の一括管理」についてご紹介します。

<目次>
「NTFS権限の一括管理」とは
「NTFS権限の一括管理」機能の設定方法

「NTFS権限の一括管理」とは

各ユーザーが持つ複数のファイルサーバー権限を、CSVファイルで一括管理(アクセス可能/拒否)できます。

「NTFS権限の一括管理」機能の設定方法

    1. CSVファイルを作成します。
      よろしければ、以下のCSVファイルのサンプルをご参照ください。

      folderpath,samaccountname,permission,appliesTo,type
      \\fileserver\folder1;\\fileserver\folder2,kobayashi.hana,FULL_CONTROL APPLIES_TO_FOLDER,allow
      \\fileserver\folder1,JohnSmith,GENERIC_READ;GENERIC_WRITE;GENERIC_EXECUTE APPLIES_TO_FOLDER_FILES,allow
      \\fileserver\folder1,sato;tanaka FILE_EXECUTE APPLIES_TO_FOLDER_SUBFOLDER_FILES,deny

    2. [AD管理]タブ-->[ファイルサーバー管理]-->[一括NTFSアクセス許可を変更する]をクリックします。
    3. [インポート]-->[参照]にて作成したCSVファイルを選択し、[OK]をクリックします。
    4. フォルダーのアクセス権を変更するユーザーをすべて選択します。
    5. [アクセス権の変更]をクリックします。

・[アクセス権の変更]をクリック後、インポート処理が行われます。
・[アクセス権の変更]をクリック前に、変更内容を編集されたい場合は、以下の「アクセス権の変更前に値を変更する方法」をご参照ください。

アクセス権の変更前に値を変更する方法

アクセス権の変更を実行前に、以下を変更可能です。
権限
適用先
種類
継承

それぞれの設定方法は、以下の各手順をご参照ください。

権限
  1. 任意のユーザーの、編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。
  2. 表示されたポップアップ画面上で、許可する/拒否する権限を設定します。
    また、[詳細の設定]をクリックしますと、すべての権限が表示されます。
    (※設定変更をしない場合は、[変更なし]を選択してください)
  3. 選択後、[終了]をクリックします。
  4. [適用]をクリックします。
適用先
  1. 任意のユーザーの、編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。
  2. 表示されたポップアップ画面上で、変更する項目を設定します。
    権限の対象範囲を設定できます。(例:フォルダー、サブフォルダーのみ、ファイルのみ など)
    (※設定変更をしない場合は、[変更なし]を選択してください)
  3. [適用]をクリックします。
種類
  1. 任意のユーザーの、編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックします。
  2. 表示されたポップアップ画面上で、権限の種類(許可/拒否)を設定します。
    (※設定変更をしない場合は、[変更なし]を選択してください)
  3. [適用]をクリックします。
継承
  1. 画面右下にある[詳細設定]をクリックします。
  2. 必要に応じて、下図のように権限範囲を設定します。