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オブジェクト一括操作時の属性値の優先順位


概要

ADMPでオブジェクトを一括登録または一括変更する場合、複数のデータソースを併用してインポートすることができる。その場合の属性値の優先順位は、以下の順序となる。

  1. 作成/変更テンプレートで「サイレントアクティブ」または「読み取り専用」に設定されている項目の属性値
  2. オペレータ/管理者が直接GUIから入力した属性値(OU選択など)
  3. CSVに記載されている属性値
  4. 作成/変更テンプレートで、上記1.に該当しないもの

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admp_data_priority

注意点

オブジェクト作成時にテンプレートの値が適用される場合(上図では「表示名」と「メール」)、命名フォーマットが採用されている場合は、それぞれの属性値に使用できる文字で構成されていること。

たとえば姓が「山田」で名が「太郎」の場合、メールアドレスに命名フォーマット「姓+ . + 名」を使用すると、「太郎.山田@zoho.local」という日本語を含めたメールアドレスを生成しようとするため、オブジェクトの作成に失敗する。

要確認事項

上図のようにユーザー名(姓+名)がCSVに記述されているユーザー名で上書きされている場合、「表示名」が「ユーザー名と同じ」に設定されていたら、CSVのユーザー名に従うのか、それとも上書きされてしまうテンプレート上のユーザー名に従うのか。