ADManager Plus ナレッジベース

Active Directoryとのデータ同期の概要


本ナレッジでは、Active Directoryとのデータ同期の概要を説明します。

本ナレッジは本社が公開しているページ(英語)を参照しています。

 

 

概要

ADManager Plusを使用してActive Directoryを適切に管理するためには、
Active Directoryのデータ(オブジェクトやドメイン情報)を、定期的にADManager Plusへ同期する必要があります。

データ同期の種類(違いの詳細は本ページ下部を参照)や同期タイミングは、データ内容によって異なります。
詳細は以下の表をご確認ください。

 

実施タイミング 同期の種類
同期発生条件 同期されるデータ
基本(ベーシック)同期 10分毎 増分 自動

ユーザー
グループ
OU
コンピューター
連絡先

ドメイン同期 毎日午前2時 完全 自動

ドメイン情報
GPO
メールボックス関連オブジェクト

フルデータ同期 30日毎
(ビジネス時間外)
完全 自動 ユーザー
グループ
OU
コンピューター
連絡先
GPO
ダッシュボードデータ同期 毎日午前6時 増分 自動 ダッシュボードレポート
データ更新同期 手動同期実施時
※手順は本ページ下部を参照
完全 手動

Exchangeサーバー
LCサーバー
ドメインポリシー
メール受信者
ADオブジェクト
ダッシュボード
その他

アクショントリガー同期 ADManager Plusにて
AD操作またはレポート生成時
増分 手動 ユーザー
グループ
OU
コンピューター
連絡先

 

完全同期と増分同期の違い

完全同期

管理対象Active Directoryより同期対象データを取得し、
取得したすべてのデータをADManager Plusのデータベースに同期します。

増分同期

管理対象Active Directoryより同期対象データを取得し、
取得したデータの中から前回の同期時間以降に行われた変更情報のみをADManager Plusのデータベースに同期します。

 

手動同期手順

以下の手順を実施することで、Active Directory上のデータを任意で選択して同期できます(上記表内の「データ更新同期」を参照)。

  1. ADManager Plusにログイン(デフォルト管理者または役割を委任されたユーザーでログインしてください)
  2. 画面右上の「ドメイン設定/テナントの設定」をクリック
  3. 「ドメイン構成」タブのオブジェクト更新アイコンをクリック
  4. 同期したいデータ内容を選択
  5. 「OK」をクリック

 

「OK」をクリック後、メッセージ「リフレッシュ要求の処理中です。しばらくするとデータが更新されます」が表示されます。

同期完了に要する時間は同期する情報量に依存します(30分~1時間ほどの時間を要する場合もあります)。
同期処理中に他画面への遷移や他動作を実施していただけます(同期処理は製品内部で実施されます)。

以上です。