ワークフローのSLA機能
作成日:2023年6月27日 | 更新日:2023年11月21日
本ナレッジでは、ビルド7200で追加されたワークフローのSLA機能についてご案内いたします。
概要
ワークフローのSLA機能により、人的ミスや不正な承認/実行などを防止することができます。
・機能の目的
・ワークフローのSLAとは
機能の目的
次のような目的があります。
- ワークフローでの人的のミス防止
- ワークフロー上の不正な承認/実行の防止
- ワークフローの効率化
ワークフローの効率化の例:
・ワークフローに割り当てているオペレーター(レビュー担当者、承認者、実行者)が不在時の対策
・長期間保留中のワークフロー対策 など
ワークフローのSLAとは
管理者/ワークフローのオペレーターに対して期待するワークフローのサービスレベルです。
SLA違反時のフローとして、次のような内容を設定できます。
- ワークフローリクエストの優先度変更
- 管理者/ワークフローへのSLA違反通知
- 管理者/ワークフローへのリマインダー
- ワークフローリクエストの再割り当て(管理者/ワークフローのオペレーターの変更)
- ワークフローリクエストのクローズ/キャンセルの自動化
設定方法
次のようにSLAを設定できます。
- [ワークフロー]タブ-->[設定]-->[サービス品質保証制度(SLA)]-->[新規SLA(サービス品質保証制度)の追加]をクリック
- 各項目を入力
- SLA名:SLA名を入力
- SLAルール:SLA任意の条件
- 応答時間:ワークフローリクエストをクローズするまでの期間を選択
- エスカレーション:SLA違反時のフローとして、「レベル1」~「レベル3」から任意のレベルを設定
・~後にエスカレート:ワークフローリクエスト作成からSLA違反を通知するまでの期間を選択
・通知テンプレート:SLA違反の通知テンプレートを選択(作成/編集)
・通知頻度:SLA違反の通知頻度を選択
※「通知頻度」の下にある[処理]オプションをクリック後に設定可能な項目は次のとおりです。
・要求の割当先:SLA違反時のワークフローリクエストの割当先を選択
・変更優先度:SLA違反時のワークフローリクエストの優先度を選択
・変更リクエストの状態:SLA違反時のワークフローリクエストのステータスを選択
- [作成]をクリック
補足
エスカレーション
「レベル1のエスカレーションを有効にする」では、どのレベルでも最短1日から設定できます。
通知テンプレートを作成/編集する方法
各手順をご参照ください。
通知テンプレートを作成する方法
[テンプレートの選択]画面の右上にある[新しいテンプレートを作成する]より新規作成できます。通知テンプレートを編集する手順
[テンプレートの選択]画面にて、選択したテンプレートの鉛筆マークをクリックしてください。表示された画面で通知内容を編集できます。<鉛筆マークの画面>
<編集画面>
SLAの優先度を設定する場合
次のように、SLAの優先順位を設定できます。