インストールフォルダーのコピー&ペーストによる移行手順
作成日:2022年4月14日 | 更新日:2023年10月31日
本ナレッジでは、ADSelfService Plusフォルダーのコピー&ペーストにより、
ADSelfService Plusを移行する手順をご案内いたします。
【目次】
ライセンスに関する注意事項
製品のアップグレード時およびサーバー移行時のライセンスの取り扱いの「サーバー移行における並行稼働」をご参照ください。
移行方法
- 移行後、ADSelfService Plusが正常に動作することを確認するまで、
移行前のADSelfServiceのインストールフォルダーを削除しないでください。 - データベースのみを別のドライブへ移動することは推奨しておりません。
バックアップ手順
- [services.msc]にてADSelfService Plusを停止
1-1. [スタート]-->[ファイル名を指定して実行]にて[services.msc]を入力
1-2. [ManageEngine ADSelfService Plus]-->[サービスの停止]をクリック - 管理者としてコマンドプロンプトを開き、ADSelfService Plusのインストールフォルダー配下にあるbinフォルダーへ移動
パス例:C:\ManageEngine\ADSelfService Plus\bin
- 次のコマンドを順に実行(製品を完全に停止させるためです)
stopDB.bat
shutdown.bat - タスクマネージャーにて、ADSelfService Plusに関連するプロセスが停止していることを確認
- java.exe
- wrapper.exe
- postgres.exe
- 既存のインストールフォルダー全体をコピー&圧縮し、インストールフォルダー外へペースト(別の場所へ保存したフォルダーは、ADSelfService Plusのバックアップと見なせます)
リストア手順
- バックアップ手順5で取得したバックアップを解凍後、リストアするサーバー上のバックアップ取得時と同じパスにペースト
- ペーストする先のパス例:C:\ManageEngine\ADSelfService Plus
- ペースト後、ペースト前のフォルダーサイズと同じであることをご確認ください。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開き、
ADSelfService Plusのインストールフォルダー配下にあるbinフォルダーへ移動パス例:C:\ManageEngine\ADSelfService Plus\bin
- 次のコマンドを実行
initPgsql.bat
- 次のコマンドを実行
wrapper.exe -i ..\conf\wrapper.conf
※リストアするサーバー上に既にサービスがインストールされている場合は、本手順4をスキップできます。
- [services.msc]にて、ADSelfService Plusを開始
5-1. [スタート]-->[ファイル名を指定して実行]にて[services.msc]を入力
5-2. [ManageEngine ADSelfService Plus]-->[サービスの開始]をクリック
トラブルシューティング
リストア後にADSelfService Plusが起動しないなど発生した場合は、次の点をご確認ください。
- ADSelfService Plusの[ドメイン設定]-->[操作]列にある鉛筆マーク-->[認証]に、下記いずれかに該当するユーザーを設定してください。
・ドメイン管理者アカウント(Domain Admins)に属するアカウント
・ドメイン管理者アカウント(Domain Admins)と同等の権限を持つアカウント - [services.msc]-->[ManageEngine ADSelfService Plus]-->[プロパティ]-->「ログオン」タブにて、
「アカウント」を選択し、ドメイン管理者アカウントを設定してください。
※「ログオン」タブに「ローカルシステムアカウント」を選択している場合、
ADSelfService Plusがインストールされているサーバーへログインするユーザーに
ADSelfService Plusのインストールフォルダーに対するフルコントロール権限を付与してください。 - ADSelfService Plusがアンチウイルスソフトの監査対象外であることをご確認ください。