Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

パッチのクリーンアップ設定・パッチ保存場所の変更方法


Endpoint Centralで配布したパッチは、Endpoint Centralサーバーのパッチレポジトリに蓄積されます。不要となったパッチや古いパッチを自動的に削除するには、クリーンアップ設定を構成します。クリーンアップを実行することで、ディスクの空き容量を確保することができます。
また、パッチの保存場所であるパッチレポジトリのパスを変更する方法は以下の通りです。

パッチのクリーンアップ対象

パッチのクリーンアップで削除の対象となるのは、以下の2種類です。クリーンアップポリシーを構成することにより、パッチレポジトリ上の不要なパッチを自動的に削除します。

更新済みパッチ

更新済みパッチとは、さらに新しいバージョンのパッチがリリースされ、最新ではないパッチを指します。新しいバージョンのパッチがリリースされると、古いバージョンのパッチは不要になります。これらのパッチは、最新バージョンのパッチがサポート済みとなったときに削除できます。

古いパッチ

指定した期間より古いパッチです。パッチの保存期間を指定し、それより古いパッチを自動的に削除します。ただし、管理対象のコンピューターで欠落していると判定されたパッチは削除されません。

パッチクリーンアップの設定手順

次の手順に従って、パッチクリーンアップを設定します。

  1. 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 をクリック
  2. クリーンアップ設定 で、削除したいパッチの種類を選択
    • 「更新済みパッチを削除する」にチェックを入れる
    • 「次より古いパッチを削除」にチェックを入れ、パッチの保存期間を選択
  3. 「保存」をクリック
この変更は、配信サーバーにも影響します。パッチがEndpoint Centralサーバーから削除されると、続くレプリケーション間隔で同期され、配信サーバーからも削除されます。
なお、パッチをリポジトリから手動で削除する場合は、パッチをリポジトリから手動で削除する方法をご覧ください。

パッチの保存場所を変更する

パッチレポジトリは、Endpoint Centralサーバーがインストールされているドライブや、別のローカルドライブに変更可能です。そのため、Endpoint Centralサーバーがインストールされているディスクの空き容量を確保したい場合は、保存場所を変更します。
手順は以下の通りです。

  1. 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 をクリック
  2. ダウンロード設定 で、パッチリポジトリの右側の鉛筆アイコンをクリックし編集
    (デフォルトのパッチリポジトリの場所は、 C:Program Files\DesktopCentral_Server\webapps\DesktopCentral\Storeフォルダーとなります)
  3. 必要に応じ、「パッチリポジトリが次で指定した容量以上になった場合に通知」にチェックを入れ、しきい値を入力
  4. パッチリポジトリが指定したサイズを超えた場合に、管理者へメール通知を送信するよう設定できます。なお、このしきい値を超えた場合でも、パッチのダウンロードは制限されません。
  5. 「保存」をクリック
  6. 以前の保存場所にあったすべてのファイルを、新たな保存場所に手動でコピーします。
  7. スタートメニューを開き、Windows 管理ツール > サービス をクリック
  8. ManageEngine Desktop Central Serverを選択し、サービスの再起動をクリック
リポジトリに保存されていたパッチは新たに設定されたリポジトリのフォルダーにコピーされます。Endpoint Centralサービスの再起動後、変更が反映されます。
ディスク容量を確保する他の方法

ディスクの空き容量を確保する場合は、次のナレッジもご参照ください。

他のメンテナンス方法

Desktop Centralサーバーメンテナンスの一環としてパッチのクリーンアップを実行する場合は、以下のナレッジも合わせてご参照ください。