アラート(インベントリアラート/メールアラート)機能
アラート機能(インベントリアラート/メールアラート機能)
Endpoint Centralは、イベントを検知した場合に、管理者へメール通知を送信します。また、Desktop Central 10.0.501以降(Endpoint Central含む)においては、Desktop Central/Endpoint Central Androidアプリに対して、Desktop Central 10.0.547以降(Endpoint Central含む)はSMSに対しても通知が可能です。
アラートの設定可能な項目
Endpoint Central は、次のイベントを通知する電子メールアラートを生成します。
- 管理対象PCにおけるハードウェアの追加/削除
- 入出力デバイス(モニター/キーボード/サウンドデバイス/ポインティングデバイス/プリンター)
- ストレージ(ハードディスク/CD-ROMドライブ)
- 論理デバイス(パーティション/割り当て済みの論理ディスク)
- メモリ(物理メモリ)
- ネットワーク(ネットワークアダプター/モデム)
- コントローラー(USBコントローラー/ビデオコントローラー/IDEコントローラー/PCMCIAコントローラー)
- ポート(シリアルポート/パラレルポート)
- その他(USBハブ/BIOS/プロセッサ/マザーボード/バッテリー)
- 管理対象PCにおけるソフトウェアのインストール/アンインストール
- 許可済みソフトウェアの検出
- 禁止ソフトウェアの検出
- ライセンスの過不足/期限切れ
- ライセンスの有効期限が指定日数以内に迫っている場合
- ライセンスの有効期限が切れた後にソフトウェアが使用された場合
- ソフトウェア数が、所有ライセンス数を超過した場合
- ソフトウェア数が、所有ライセンス数の指定した割合以下である場合
- ディスク/パーティションの空き容量
- ディスク/パーティションの空き容量が指定した割合を下回った場合
- 証明書の期限切れ
- 証明書が有効期限が近づいている場合(あらかじめ証明書の有効期限を設定する必要があります)
アラートの設定方法
電子メールアラートを設定するには、以下の手順に従います。
- メールサーバー設定を完了させます。
- インベントリタブ > アクション 設定 > メールアラート設定 をクリックします。
- 要件に基づいてアラートを設定します。有効化したい項目にチェックを入れます。
- ハードウェア: ハードウェアの変更が検出された場合に通知します。
- ソフトウェア: ソフトウェアの変更やライセンス状況が検出された場合に通知します。
- ディスク容量: ディスクの空き容量/パーティションの空き容量が指定した割合を下回った場合に通知します。
- 証明書: 証明書の有効期限を設定し、有効期限が近づいた場合に通知します。
- 各カテゴリー名にマウスカーソルを合わせると表示される「構成」をクリックして、送信されるメールアラートの内容を入力し、保存します。アラート内容において、いくつかの変数が使用可能です。
- 通知の送信先となる電子メールアドレスを指定します。複数アドレスを指定する場合はカンマ区切りにします。
- 保存をクリックします。
以上で、メールアラートが設定されます。
SMSアラートの構成についてはこちらをご覧ください。
Endpoint Centralの他の機能の多くとは異なり、インベントリアラートの設定内容は、製品ユーザーごとに保存されます。
(例)Endpoint Centralのコンソール画面へのログイン権限をもつ製品ユーザーがAさん、Bさんの計2名いる場合
例えば、AさんがEndpoint Centralにログインして、インベントリアラートの送信先として「c@example.com」「d@example.com」「e@example.com」の3つのアドレスを指定し、一方でBさんがEndpoint Centralにログインして、インベントリアラートの送信先として「f@example.com」「g@example.com」の2つのアドレスを指定したとします。
その後、「e@example.com」や「g@example.com」へのメール送信が不要になったとします。
この場合、「e@example.com」へのメール送信を停止するには、(Bさんではなく)必ずAさんがEndpoint Centralにログインして、設定変更を行う必要があります。「g@example.com」へのメール送信を停止するには、(Aさんではなく)必ずBさんがEndpoint Centralにログインして、設定変更を行う必要があります。
アラート履歴の確認方法
これまでに検出されたアラート履歴を表示できます。なお、アラート履歴の保存期間はデフォルトでは30日です。
- インベントリタブ > ビュー > アラート をクリックします。
- 必要に応じて、右上の「編集(アラートの保持期間)」をクリックし、アラートの保存期間を指定します。
- 条件を指定します。
- 期間: 起点となる日付と期間を指定します。または、「日付範囲」(または「さらに広い期間を指定する」)をクリックして、期間の開始日/終了日を指定します。
- アラートの種類: アラートの種類を指定します。主なアラートの種類は以下の通りです。
- ハードウェアの追加: 各コンピューターに追加されたデバイスを表示します。
- ソフトウェアのインストール: 新たにインストールされたソフトウェアを表示します。
- ネットワーク上の新しいソフトウェア: 管理対象全体において、今までインストールされたことのない新たなソフトウェアの検出を表示します。
- ライセンスの有効期限切れ: ライセンス管理において有効期限を設定したソフトウェアが、有効期限後に使用されたことを表示します。
- アラートレベル: 情報 < 警告 < 重大(Critical) の順にアラートのレベルが高くなり、問題の内容が深刻であることを示します。
- 表示(Show)をクリックします。
以上で、アラートの履歴が表示されます。右上のエクスポートアイコンをクリックし、必要に応じて内容を保存できます。