Local Systemアカウントへのプロキシ設定手順
作成日:2022年9月9日 | 更新日:2022年9月12日
M365 Manager Plusサーバーがプロキシ環境下にあり、サービスのログオンアカウントがLocal Systemアカウントの場合、Local Systemアカウントにプロキシ設定が反映されていないことが原因で一部の機能が利用できない*場合があります。
*例:Exchange Online関連のレポートが生成できない、サービスアカウントの設定が行えない等
本ナレッジでは上記事象の対処方法として、Local Systemアカウントにプロキシ設定を行うための手順について解説いたします。
前提条件
- M365 Manager Plusがサービスとして起動されていること
- M365 Manager Plusサービスのログオンアカウントがローカルシステム(Local System)アカウントであること
- 証明書が必要なプロキシを使用している場合、証明書がM365 Manager Plusにインポートされていること
参考)証明書が必要なプロキシを利用している場合の設定方法 - M365 Manager PlusWebコンソールで[設定] > [管理者] > [接続] > [プロキシ設定]でプロキシ設定が完了していること、及び接続テストが成功すること。
手順
-
- 下記ページより「PsTools」をダウンロードします。
(Microsoft社ドキュメント)https://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/psexec - PSTools.zipを任意の場所に解凍します。
※以降、C:\PSToolsに解凍したと仮定して手順を記載いたします。 - コマンドプロンプトを管理者として実行します。
- 以下のコマンドを実行します。
cd C:\PSTools
- 以下のコマンドを実行します。
PsExec -i -s cmd.exe
- コマンドプロンプトのウィンドウが新しく開きます。
- 新しく開いたウィンドウで以下のコマンドを実行し、ローカルシステムアカウントでコマンドプロンプトが実行されていることを確認します。
whoami
ローカルシステムアカウントで実行されている場合、結果にnt authority\systemと表示されます。
- 以下のコマンドを実行し、インターネットオプションを開きます。
inetcpl.cpl
- [接続]タブ > [LANの設定]でプロキシサーバーの設定を行ってください。
- [OK]をクリックします。
- M365 Manager Plusサービスを再起動します。
- 下記ページより「PsTools」をダウンロードします。