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プロキシを超えた通信はどのように表示されるのか?


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プロキシを超えた通信はどのように表示されるのか?

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    ※以下のイメージのネットワーク構成の例でご説明いたします。

    PCのような端末からインターネット上のWebサーバにある
    Webコンテンツを参照しようとするとき、
    端末でプロキシサーバのIPアドレスを設定している前提で

    上りでは
    「送信元=PC端末、宛先=プロキシサーバ」という通信がまず発生し、それから、
    「送信元=プロキシサーバ、宛先=Webサーバ」という通信が発生し、

    下りでは
    「送信元=宛先=Webサーバ、宛先=プロキシサーバ」という通信がまず発生し、それから、
    「送信元=プロキシサーバ、宛先=PC端末」という通信が発生します。

    このとき、
    (1)PC端末とプロキシサーバとの間にあるスイッチからフローデータをエクスポートするか、
    (2)プロキシサーバとWebサーバとの間にあるルータからフローデータをエクスポートするかで

    送信元や宛先の内容が変わることになります。

    (1)が、プロキシを超えた通信の内容となり、
    (2)が、プロキシを超えない通信の内容となります。

    ※あるWebコンテンツの参照リクエストについて
    (1)と(2)とを直接結びつけて参照されたい場合、
    フローデータには、それを可能とする情報は含まれておりませんので、
    通信発生時間によって目視で判断せざるを得ませんが、
    本製品では、時系列で発生通信をリスト表示する機能がないため、
    非対応となります。

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