Device Expertの制限事項について
対象
Device Expert
概要
本ナレッジでは、Device Expertの制限事項についてご案内します。
制限事項
- Device Expertで、連続したコンフィグバックアップ、認証テストを実施する際、2回目の実行時に失敗する場合があります。
これは、Device Expertが1回目のセッションを終了する前に、続けて2回目のセッションが行われることに起因します。1回目を実施後、最短1分の間隔が必要です。
- PostgreSQLからMSSQLへのデータベース移行はできません。
- 以下のレポートは、CSVファイル形式では生成できません。
-ファームウェアインベントリレポート
-デバイスインベントリレポート
- Device Expertは、IPv6に対応しておりません。
- ビルド5990では、java version6を使用しているため、TLS1.1、1.2に対応しておりません。
- SHA-2の証明書に対応しておりません。
- Cisco Nexusのシリアル番号の取得はできません。また、Processor Board IDの情報は取得できません。
- 同じ装置を含むスケジュールバックアップでは、最短1時間以上の実行間隔が必要です。
1時間以下の場合、スケジュールバックアップが終了しない可能性があります。
- 装置テンプレートのバックアップコマンドに、showコマンドを追加することはできません。
- showコマンドにおいて、引数等を指定することはできません。
例:show route <IP address>
回避策:カスタムスクリプトを使用してください。
- text形式のコンフィグのみをサポートしています。
- コンフィグがhtml形式で、日本語が含まれている場合、コンフィグを正常にバックアップできません。
- バックアップするコンフィグの量により、TFTPのプロトコルを使用する必要がある場合があります。
Cisco ASAなどの膨大なコンフィグ量のバックアップでは、telnetによるバックアップに失敗する事例があります。
- Cisco MDS switchの装置テンプレートは、コンフィグバックアップを取得するプロトコルとして、TFTPに対応していますが、TELNETに対応しておりません。
回避策としてCisco IOS Switchの装置テンプレートを使用します。
- IPアドレスのみを指定したCSVファイルのインポートによる装置ディスカバリでは、1回あたり500台が目安となります。
- Juniper SRXにおけるコンフィグのバックアップはset形式のみサポートしております。
- 認証プロファイルを数千台の装置に対して一括で適用する場合、タイムアウトが発生し適用できないことがあります。
以下の設定を実施後も、適用ができずロールバックされてしまう場合には、適用対象の装置数を減らす必要があります。
推奨は500台への一括適用となります。
インストールフォルダー[.../Device Expert/conf/Persistence\persistence-configurations.xml]にて、
<configuration name="TransactionTimeOut" value="300"/>の数字を「300」から「600」に変更してファイルを保存
- BIG-IP機器では装置テンプレート"F5 BIG-IP"以外は、「リアルタイム変更検出」機能に対応しておりません。
- スケジュール機能を使用する場合、各スケジュールは30分の間隔をおいて実行されるよう、設定することを推奨します。