PAM360 ナレッジベース

HA構成環境のアップグレード用サービスパックの適用方法(Windows用)


本ページではWindows Sever上に構成されA構成環境における、PAM360のアップグレード用サービスパックの適用方法について説明します。

Linux版の手順についてはサポートにお問い合わせください。

本ページの内容はアップグレード手順の内容を確認していることを前提としています。アップグレード手順をまだ確認していない場合は、アップグレード手順を確認してください。

前提:3つの構成モデル

PAM360のHA構成(PostgreSQLを使用したセカンダリサーバーモデル)は以下の3種類の構成モデルを提供しています。
以下の【B】、【C】の構成を使用している場合、本ページの一部の手順、説明はスキップしてください。

構成 構成の詳細 スキップする手順、説明
【A】プライマリ+セカンダリ+RO※構成 詳細 なし
【B】プライマリ+RO※構成 詳細 セカンダリ、共有データベースに関する内容
【C】プライマリ+セカンダリ構成 詳細 RO※に関する内容

※RO…読み取り専用/リードオンリー(以降、ROと記載します)

使用している構成が不明な場合はサポートにお問い合わせください。

注意事項

アップグレード前に必ず本注意事項を確認してください。
  1. アップグレード実行前に、必ずすべてのサーバー(プライマリ、セカンダリ、RO)のPAM360のインストールディレクトリのフルバックアップを取得してください。
    バックアップの取得手順は下記のページをご参照ください。
  2. プライマリ、セカンダリ、ROのPAM360は同じビルド番号になるようにアップグレードしてください。
  3. プライマリ、セカンダリ、ROのPAM360には同じサービスパックを適用し、アップグレードを実施します。
  4. 複数のサービスパックを適用する場合は、サービスパックの適用を段階的に全サーバーに対して行ってください。
    このとき、1台のサーバーだけを連続して最後のビルドまでアップグレードするのではなく、全サーバーを同じビルドにそろえてから、次のビルドへのアップグレードにへ進みます。
    例)ビルド8300→8400→8500の順にアップグレードする場合は以下の順番でアップグレードしてください

    1. プライマリ、セカンダリ、ROを8300→8400にアップグレード
    2. プライマリ、セカンダリ、ROを8400→8500にアップグレード
  5. 手順内で指示がある場合を除き、すべてのサーバーのPAM360のアップグレードが完了するまで、ログイン画面の表示を含め、各サーバーのPAM360へのアクセスや操作は一切行わないでください。

アップグレード用サービスパックの適用方法

再掲:3つの構成モデル
【B】、【C】の構成モデルを使用している場合、本ページの一部の手順をスキップしてください。

構成 構成の詳細 スキップする手順、説明
【A】プライマリ+セカンダリ+RO構成 詳細 なし
【B】プライマリ+RO構成 詳細 セカンダリ、共有データベースに関する内容
【C】プライマリ+セカンダリ構成 詳細 ROに関する内容
  1. 以下の全てのサービスが起動していることを確認します。
    バックアップの取得のためにサービスを停止した状態となっている場合は、以下の表に記載の順にすべてのサービスを起動してください。
    サービスの起動方法はPAM360の起動、停止方法の「起動方法」参照してください。

    No. サーバー サービス表示名
    (services.msc上の表示名)
    説明 備考
    1 プライマリ ManageEngine PAM360 PostgreSQL プライマリ、セカンダリの共有データベースのサービス 【B】プライマリ+RO構成の場合はスキップ
    2 プライマリ ManageEngine PAM360 プライマリのPAM360サービス
    3 セカンダリ ManageEngine PAM360 セカンダリのPAM360サービス 【B】プライマリ+RO構成の場合はスキップ
    4 RO ManageEngine PAM360 ROのPAM360サービス 【C】プライマリ+セカンダリ構成の場合はスキップ
  2. プライマリサーバーの「PAM360サービス」を停止します。
    手順はPAM360の起動、停止方法の「停止方法」参照してください。

    • 【A】プライマリ+セカンダリ+RO構成 または
      【C】プライマリ+セカンダリ構成の場合:

      プライマリとセカンダリの共有データベース(ManageEngine PAM360 PostgreSQL)は停止しないでください。
    • 【B】プライマリ+RO構成の場合:
      プライマリとセカンダリの共有データベース(ManageEngine PAM360 PostgreSQL)は存在しません。
  3. プライマリサーバーで関連プロセスが停止していることを確認します。
    手順はPAM360の関連プロセスの「プロセスの確認方法」を参照してください。

    【A】プライマリ+セカンダリ+RO構成、または【C】プライマリ+セカンダリ構成の場合、プライマリサーバーの「postgres.exe」は起動状態が正です。
  4. (【B】プライマリ+RO構成の場合スキップ)
    セカンダリサーバーの「PAM360サービス」を停止します。
    手順はPAM360の起動、停止方法の「停止方法」参照してください。
  5. (【B】プライマリ+RO構成の場合スキップ)
    セカンダリサーバーで関連プロセスが停止していることを確認します。
    手順はPAM360の関連プロセスの「プロセスの確認方法」を参照してください。
  6. プライマリサーバーのPAM360にサービスパックを適用し、アップグレードします。
    サービスパックの適用手順は単体運用の場合の手順と同様です。詳細な手順はこちらをご参照ください。
  7. プライマリサーバーのPAM360サービスを起動します。
  8. (【B】プライマリ+RO構成の場合スキップ)
    セカンダリサーバーのPAM360にサービスパックを適用し、アップグレードします。

    サービスパックの適用手順は単体運用の場合の手順と同様です。詳細な手順はこちらをご参照ください。
  9. (【B】プライマリ+RO構成の場合スキップ)
    セカンダリサーバーのPAM360サービスを起動します。
  10. プライマリサーバーのPAM360にログインし、アップグレード後のビルド番号が表示されることを確認します。
    ビルド番号の確認方法はこちらをご参照ください。

    プライマリとROのデータベース間のデータ不整合を防止するためリソースへのアクセスやパスワードの変更等、ビルド番号の確認以外の作業は行わないでください。
  11. (【B】プライマリ+RO構成の場合スキップ)
    セカンダリのPAM360にログインし、アップグレード後のビルド番号が表示されることを確認します。
    ビルド番号の確認方法はこちらをご参照ください。

    プライマリとROのデータベース間のデータ不整合を防止するためリソースへのアクセスやパスワードの変更等、ビルド番号の確認以外の作業は行わないでください。

  12. 【A】プライマリ+セカンダリ+RO構成 または
    【B】プライマリ+RO構成の場合:

    次の手順に進みます。
    【C】プライマリ+セカンダリ構成の場合:
    アップグレードは以上で完了です。
  13. プライマリとセカンダリのビルド番号を確認後、ROサーバーのPAM360サービスを停止します。
  14. ROサーバーのPAM360にサービスパックを適用し、アップグレードします。
    サービスパックの適用手順は単体運用の場合の手順と同様です。詳細な手順はこちらをご参照ください。
  15. ROサーバーのPAM360サービスを起動します。
  16. ROサーバーのPAM360にログインし、アップグレード後のビルド番号が表示されることを確認します。
    ビルド番号の確認方法はこちらをご参照ください。