Patch Manager Plus オンプレミス版 ナレッジベース

配布ウィンドウ外のパッチ強制適用


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このナレッジでは、配布ポリシーで指定した期間(配布ウィンドウ)ずっとオフライン環境にあった管理対象に対して、強制的にパッチを適用する「配布ウィンドウ外のパッチ強制適用」機能について説明しています。

配布ウィンドウ外のパッチ強制適用機能

パッチの手動配布/自動配布(パッチ配布の自動化)においては、パッチの配布時間帯を「配布ポリシー」で定義します。この定義した時間帯を配布ウィンドウと呼びます。
配布ウィンドウで指定した期間中ずっと電源が入っていないコンピューターやオフライン環境にあったコンピューターがある場合、これらのコンピューターには指定した日時を過ぎてもパッチが配布されない可能性が考えられます。

こうした場合に、配布ウィンドウ外のパッチ強制適用を有効化することで、配布ウィンドウで指定した時間帯でなくとも強制的にパッチを適用します。

「配布ウィンドウ外のパッチ強制適用」の設定方法
手動配布における配布ウィンドウ外のパッチ強制適用

パッチ配布の構成において、配布設定 > 「配布ウィンドウ外のパッチ配布」にチェックを入れ、続いて「パッチ配布が実行されていないシステムに次の後に強制的に配布:」の後に期限日時を入力します。

自動配布における配布ウィンドウ外のパッチ強制適用

パッチ自動配布タスクの作成画面において「配布設定を選択」 > 「配布ウィンドウ外のパッチ配布」にチェックを入れ、続いて強制配布が実行されるまでの日数を指定します(詳細は挙動をご確認ください)。

 


「配布ウィンドウ外のパッチ強制適用」の挙動
注意
この機能を有効化すると、指定期日以降においては、配布ウィンドウで指定した曜日/時間帯とは関係なく配布を実行します。
手動配布の場合: 日時指定

最終的な適用期限となる日時を指定します。指定日時までに適用が開始されていないパッチは、指定日時を過ぎて最初にPatch Manager Plusサーバーと通信したタイミング(コンピューターの起動時など)で強制的に適用されます。

自動配布の場合: 日数指定

欠落パッチが検出されてから自動配布が実行された日数を指定します。
欠落パッチが検出されると、配布ポリシーで定義された期日に配布タスクが実行されます。配布タスクが指定日数実行されても未適用の欠落パッチがある場合、強制適用されます。

(例)
配布タスクで定義された曜日と時刻(配布ウィンドウ): 第3火曜日、第3水曜日、第4火曜日、第4水曜日 の 6:00 ~ 19:00
日数の指定: 4日
第2水曜日に新しいパッチがリリースされ、欠落パッチとして検出された場合、第3火曜日(1日目)、第3水曜日(2日目)、第4火曜日(3日目)、第4水曜日(4日目)に配布タスクが実行されます。 日数指定を 4日 に設定しているため、4日目となる第4水曜日の19:01を過ぎてもパッチが配布されていない場合、強制配布が実行されます。

この記事は、こちらのページ(英語)を参考にしています。