Patch Manager Plus オンプレミス版 ナレッジベース

レポート機能について


定義済みレポート

デフォルトで利用できるパッチレポートの詳細について説明しています。なお、各ページ右上の表アイコンをクリックして、表示されるカラムの追加や除外、並び替えが可能です。また、各ページ上部の[フィルター]からフィルターを設定できます。
クエリレポートを使用すると、カスタマイズしたレポートを利用できます。詳細はこちらをご覧ください。
各カラムについては、こちらの説明をご覧ください。


パッチレポート
  • 欠落パッチ
    デフォルトでは、「欠落パッチ」および「適用済みパッチ」の一覧が表示されます。「欠落システム」の数や期間などでフィルター条件を適宜設定し、表示します。
     
  • サポート済みパッチ
    デフォルトでは、Patch Manager Plusがサポートするパッチの一覧が表示されます(※表示される全てのパッチがご利用できるわけではありません。詳細はこちらをご覧ください)。
     
  • 未承認のパッチ
    ステータスが「未承認」となっているパッチの一覧が表示されます。パッチのステータスについては、パッチテストと承認設定およびパッチの拒否をご確認ください。
     
  • リモートオフィスごとの概要
    Patch Manager Plusのリモートオフィスごとにパッチの適用状況およびシステムステータスを表示します。
     

 


システムレポート
  • システムステータスレポート
    システムステータスポリシーに基づき、管理対象PCのステータスおよび欠落パッチの種類(OS/サードパーティ製品/ドライバー/BIOS)ごとの数を確認可能です。
     
  • 再起動が必要なシステム
    再起動が必要なパッチの適用が完了する等で、再起動待ちの状態になっている管理対象PC一覧を表示します。
     

 


構成レポート

パッチの手動配布や、自動更新の停止などの設定の配布は、各配布が「構成」という単位になります。構成レポートでは、これまで実行された構成について表示します。

  • コンピューター構成
    これまで配布した構成をコンピューターごとに表示します。
     
  • 種類ごとの構成
    これまで配布した構成を種類ごと(パッチ配布/レジストリ)に表示します。

 

スケジュールレポート機能

スケジュールレポートは、レポートを定期的に出力する機能です。テンプレートとして用意されているレポートに加えて、クエリレポートも利用可能です。

レポート形式

PDF / XLS / CSV 形式で出力可能です。

送信方法

メール添付 / メール添付(zip) / Patch Manager Plusサーバー内に保存しリンクを送信 から選択できます。(※Desktop Central → Patch Manager Plusと読み替えてご利用ください)

  • 各レポートをアタッチメントとして送信する: レポートをメールに添付します。ただし、「選択したレポートの合計サイズが次の値を超えた場合」で指定したファイルサイズ(MB)よりレポートが大きい場合は、レポートをPatch Manager Plusサーバー内に保存し、リンクがメールで送信されます(レポートを閲覧するには、ログインが必要です)。
     
  • レポートをzipファイルとして送信する: レポートをzip形式に圧縮してメールに添付します。ただし、「選択したレポートの合計サイズが次の値を超えた場合」で指定したファイルサイズ(MB)よりレポートが大きい場合は、レポートをDesktop Centralサーバー内に保存し、リンクがメールで送信されます(レポートを閲覧するには、ログインが必要です)。
     
  • Desktop Centralサーバーのディレクトリ上にレポートを保存し、URLを送信する: レポートをPatch Manager Plusサーバー内に保存し、リンクがメールで送信されます(レポートを閲覧するには、ログインが必要です)。
     
Patch Manager Plusサーバーに保存されたレポートは以下の場所に保存されます。
<インストールディレクトリ>\UEMS_Server\webapps\DesktopCentral\server-data\schedulereport\
 
サーバーに保存されたレポートは、レポート保有期間に指定された期間保存され、保有期間を過ぎると自動的に削除されます。レポート保有期間は、レポートタブ > スケジュールレポート を開き、ページ中央の「レポート保有期間の設定」をクリックして設定します。
 
スケジュールレポートの設定方法
前提条件
  1. クエリレポートを出力する場合は、先にレポートを作成し保存します。
  2. 初めてレポートを作成する場合は、管理タブ > セキュリティ設定 > エクスポート設定 を完了させます。エクスポート設定では、個人識別可能情報に該当する項目の出力について設定します。
  3. 管理タブ > サーバー設定 > メールサーバー設定を完了させます。(参考: メールサーバー設定)
設定方法
  1. レポートタブ > スケジュールレポート > スケジュールレポートの追加 をクリックします。
  2. 任意のスケジュール名、説明を入力します。
  3. 出力するレポートを選択します。
  4. レポート形式を選択します。
  5. 送信形式と受信者を選択します。
  6. スケジューラーを設定します。間隔は、1回ごと/1日ごと/週ごと/月ごと から選択します。
    • 1回ごと: 指定時刻に1回のみ実行します。
    • 1日ごと: 開始日時を指定し、毎日/平日のみ/隔日実行します。
    • 週ごと: 開始時刻と曜日を指定します。
    • 月ごと: 開始時刻と曜日または日付を指定します。
  7. 保存をクリックします。

 
以上でスケジュールレポートの設定が完了します。

Patch Manager Plus のアップグレードによって、それ以前に作成されたスケジュールレポートの一部が正常に動作しなくなる可能性があります。これは、アップグレード後のビルドで使用できない文字がスケジュールレポートの件名や本文に含まれている場合に発生します。
Patch Manager Plus のアップグレード後は、スケジュールレポートが正常に出力されるかをご確認ください。

 

クエリレポート

クエリレポートは、クエリを実行し、データベースからデータを直接出力する機能です。クエリを直接実行可能なため、要件に沿った柔軟なレポートを作成可能です。

クエリレポートの実行方法
  1. レポートタブ > クエリレポート > [新規クエリレポート] をクリックします。
  2. 名前と実行したいクエリを入力し[実行&保存]をクリックします。
  3. 保存されたクエリレポートは、スケジュールレポートからも実行可能です。作成したクエリレポートをスケジュールレポートに設定し、定期的に出力することが可能です。
クエリで使用する日時について
Patch Manager Plusでは、日時をLong形式でデータベースに保存しています。日付をそのままLong形式で表示しても日時として読めません。そのため、これを読み取り可能な日付形式に変換します。2つの標準関数を利用します。

  • LONG_TO_DATE() :結果に日付を表示する場合
    この関数を使用して、日付をLong値からdate形式に変換できます。

    (例)
    SELECT DISTINCT cps.PATCH_ID AS "Patch Id", Patch.PATCHNAME AS "Patch Name", LONG_TO_DATE(ips.INSTALLED_TIME ,"Downloaded Time")
    FROM CustomerPatchStatus cps
    INNER JOIN Patch ON Patch.PATCHID=cps.PATCH_ID
    INNER JOIN InstallPatchStatus ips ON ips.PATCH_ID=cps.PATCH_ID;

  • DATE_TO_LONG() : クエリー内で日付を使用する場合
    この関数を使用して、Date形式をLong値に変換できます。日時はmm/dd/yyyy hh:mm:ss形式で指定する必要があります。

ER図

Patch Manager Plusのデータベース構造は、Desktop Centralのパッチ管理機能で使用するデータベース構造と同一です。そのため、Endpoint Central(旧称Desktop Central)のER図を活用できます。
詳細は Endpoint Central(Desktop Central)のナレッジをご覧ください。