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Desktop Centralのポート番号を変更する方法


確認ビルド: Desktop Central 10.1.2138.11

Desktop Centralのポート番号を変更する方法

このナレッジでは、Desktop Centralが使用するポート番号を変更する手順およびそれに関連するナレッジについて説明しています。なおデフォルトで使用するポート番号はこちらをご覧ください。


コンソール画面へアクセスする際のポート

サーバー・エージェント間の通信に使用するポートと同一のポートを使用します。変更する場合は、サーバー・エージェント間の通信(通常)のポート番号を変更します。

 


サーバー・エージェント間の通信(通常)

サーバー・エージェント間の通信(および サーバー・配信サーバー間の通信)で使用するポート番号を変更するには、エージェントや配信サーバーをインストールする前にサーバー側のポートを変更します。
Desktop Centralサーバーのポート番号を変更する手順は以下の通りです。

  1. Desktop Centralサーバーの スタート > サービス > ManageEngine Desktop Central Server を選択し、Desktop Centralサーバーを停止します。
  2. Desktop Centralサーバーにアクセスし、<Desktop Centralサーバーフォルダー>\conf\websettings.conf をメモ帳などのテキストエディタで開きます。
  3. ポートの値を変更します。http.portおよびhttps.portの値を変更します。(例)

    (例)http.port=8080
    https.port=8282

  4. ファイルを保存し、閉じます。
  5. Desktop Centralサーバーの スタート > サービス > ManageEngine Desktop Central Server を選択し、Desktop Centralサーバーを開始します。
  6. Webブラウザーを開いてコンソール画面にアクセスし、新しいポート番号が使用されることを確認します。
  • Desktop Centralサーバーでポート番号を変更する場合、すでにエージェントや配信サーバーをインストール済みであれば既にインストールされているDesktop Centralエージェントのポート番号を変更する必要があります。
  • フェイルオーバーサーバーをご使用の場合は、プライマリ、セカンダリとも同一の設定になっていることを確認します。
  • 変更後、Desktop Centralサーバーのファイアウォールで新たに使用するポート番号を開放します。
サーバー側のポート変更後にエージェント側のポートを変更する場合

エージェントや配信サーバーを既にインストール済みの場合、各エージェントや配信サーバーに対してスクリプトを実行し、サーバーのポート変更を反映させる必要があります。
詳細はこちらのナレッジをご覧ください。

Desktop Centralサーバーとエージェント間の通信は、エージェントからのアウトバウンド通信です。そのため、サーバーのポート番号(destination)の情報をエージェントがあらかじめ保持している必要があります。
ポート番号の変更後、Desktop Centralサーバーではファイアウォール設定を変更して新たに使用するポートを開放する必要があります。
PsExec による複数コンピューターへのスクリプト実行
複数のコンピューターでスクリプトを同時に実行するには、以下の手順を使用して各リモートオフィスからスクリプトを実行します。なお、各リモートオフィスにおいて、オフィスに所属するすべてのPCが起動している必要があります。

  1. コンピューターにネットワーク共有フォルダーを作成します。
  2. こちらのスクリプトを右クリック > 名前を付けて保存 > 任意のフォルダーに保存します。
  3. ファイル名をconfigureDCAgentServerCommunication_7.vbsに変更します。
  4. 作成したネットワーク共有フォルダーにスクリプトを保存します。
  5. http://technet.microsoft.com/en-us/sysinternals/bb897553.aspxにアクセスし、Download PSToolsをクリックしてPsExecユーティリティをダウンロードします。
  6. エージェントを配布するコンピューターの完全なパスを改行区切りにしたテキストファイルcomputernames.txtを作成します。
  7. スタート>ファイル名を指定して実行をクリックします。
  8. 次のコマンドを使用してスクリプトを実行します。

    C:\for /f %f in (c:\computernames.txt) do psexec \\%f -u <ドメイン> \ administrator -p <パスワード> CSCRIPT \\ MyServer \ MyShare \ configureDCAgentServerCommunication.vbs <サーバー名> <サーバーIPアドレス> <HTTPポート> <HTTPSポート> <プロトコル>

  9. computernames.txtには、先ほどのファイルのパスを指定します。<ドメイン>にはドメイン/ワークグループの名前を、<パスワード>にはドメインまたはワークグループの管理者のパスワードを入力します。<サーバー名>、<サーバーIPアドレス>には、Desktop CentralがインストールされているコンピューターのDNS名およびIPアドレスを指定します。

 


サーバー・エージェント間の通信(Notification Server)

Notification Serverは、Desktop Centralサーバーのコンポーネントの一つです。「今すぐ配布」「手動スキャン」「サーバー・エージェント間の通信状態で緑色表示」などの即時実行操作に必要です。
このポート番号を変更するには、管理タブ > サーバー設定 > サーバー設定 を開きます。詳細はこちらをご覧ください。

 


配信サーバー・エージェント間の通信

配信サーバーの設定(リモートオフィスの設定)においてポート番号を指定します。詳細な手順は以下の通りです。
なお、リモートオフィスに関する詳細はリモートオフィスの追加に関するナレッジをご覧ください。

  1. 配信サーバーがインストールされているコンピューターで、こちらのスクリプトを右クリック > 名前を付けて保存 > 任意のフォルダーに保存します。
  2. ダウンロードしたファイルの名前を configure-dc-distributionserver-communication-7.vbs に変更します。
  3. ファイル名を configureDCAgentServerCommunication_7.vbs に変更します。
  4. スクリプトを保存したディレクトリ上で次のコマンドを実行します。なお、<サーバー名>はDesktop Central がインストールされているコンピューターのDNS名、<サーバーIPアドレス>はDesktop CentralがインストールされているコンピューターのIPアドレスを指します。 <HTTPポート>および<HTTPSポート>には先ほど指定したポート番号を指定します。<Protocol>では、HTTPまたはHTTPSのいずれかを指定します。

    cscript configure-dc-distributionserver-communication-7.vbs <サーバー名> <サーバーIPアドレス> <HTTPポート> <HTTPSポート> <Protocol>
    (例)cscript configure-dc-distributionserver-communication-7.vbs test.domain.local 192.168.1.100 8080 8282 https

  5. スタート > Services.msc > ManageEngine Desktop Central - Distribution Server をクリック > サービスを再起動します。

 


リモート制御機能の通信

リモート制御機能に使用するポート番号を変更するには、以下の手順を実行します。

  1. AdministratorとしてDesktop Centralコンソール画面にアクセスします。
  2. 管理タブ > ツールの設定 > ポート設定 を開きます。
  3. プロトコルおよびポート番号を指定します。
    • コミュニケーション: HTTP または HTTPS を選択します(HTTPSの使用を推奨します)。
    • ポートの詳細 - リモートコントロール、システムマネージャー、チャット: リモート制御(画面を共有した遠隔操作)、システムマネージャー、チャットツールで使用するポート番号を指定します。デフォルトは 8443(HTTPS) です。
    • ポートの詳細 - ファイル転送: リモート制御中に使用できるファイル転送のポートを番号を指定します。デフォルトは 8031(HTTPS) です。
  4. [保存]をクリックします。
  5. Desktop Centralサーバーのファイアウォール設定を開き、変更したポート番号を開放します。

以上で変更が完了します。